【感想・ネタバレ】子規365日のレビュー

あらすじ

こんなにも愉快な子規がいたなんて! テレビで大人気の著者が、実作者の目で選びぬいた正岡子規の365句。颯爽とした名句も、飄々とした凡句も、比類なき精神の明るさと優しさが見えてくる。一日一句、すべて違う季語で味わえる、あなたの子規がここに!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いくたびも雪の深さを尋ねけり

寒椿力を入れて赤を咲く

蜜柑剝いて皮を投げ込む冬田かな

藤の花長うして雨ふらんとす

とんねるに水踏む音や五月闇

六月を奇麗な風の吹くことよ

舟一つ虹をくぐつて帰りけり

短夜(みじかよ)やほろほろもゆる馬の骨

田の中の墓原(はかはら)いくつ曼珠沙華

凩(こがらし)や燃えてころがる鉋屑

恋にうとき身は冬枯るる許(ばか)りなり


子規の歌とともに、夏井いつきさんによる鑑賞が加えられている。鑑賞といっても、同じ俳人としてのもので、読みやすい。

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2020年11月04日

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