【感想・ネタバレ】読書論のレビュー

ユーザーレビュー

Posted by ブクログ 2019年01月04日

読書をするにあたり知っておくと良い心構え。

多読から始める。
それは量質転換する。

時間には限りがあり、本は無限大ゆえにいかに読まないかが重要となってくる。
古典的名著を読む。

それは、目先の損得や有用でなく、
長い目で見て効いてくるような選書をすることだ。


読書には、
読む進めることでわ...続きを読むかることがある。
読み通すということも一つの読書の手法である。


読書会などによって読みっぱなしで終わるのでなく、それについて語り、または書くことで脳髄に刻み込まれる。
また、話すことを前提に読むことでより一層自身の記憶に残る。


読書会をし始めてから、
いかに自分の読みが浅かったか、自分の理解が浅かったか、理解していることとそれを伝えることの間に乖離があるのかがよくわかった。
そして、その問題意識を持って読書をすることで読書の質が高まっているのは個人的体験からしても間違いない。

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Posted by ブクログ 2012年10月17日

どうのような本を如何にして読めば良いのかというテーマから始まって、読書の注意点や利益、文章論や翻訳に関する事、さらには書斎や蔵書に関する見解まで書いてあります。

一つ一つは奇をてらったものではなく、答えだけを聞けば「知ってるよ」と言いたくなるようなものばかりです。
ただその理由付けの中にこそこの本...続きを読むの面目があります。

例えば「どのような本を読むのか」というテーマに関しては「古典的名著で、さらに大部であるとなお良い」という答え。
これだけだとこの本を買ってまで読む価値はなさそうです。
ですがその後に森鴎外や福沢諭吉などを例に出したり体験談を交えてその理由を書いていくのですが、この理由付けの中にこそこの本の面白みが詰まっています。
そしてその理由があるからこそ、読んでいてスッと頭に入ってくる感覚があります。

この本に書かれているような事を実践せずに、徒に奇をてらった読書法や速読法などに振り回されて乱読するだけの読書家にはなりたくないものだと痛感しました。

そうかと言ってこの本の内容を鵜呑みにする事は禁物です。
それはこの本の中でも著者自身が戒めている読書の弊害の一つなんですから。

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Posted by ブクログ 2015年05月04日

熟読はしてないのだけれど、なんとまぁ麗しい文章なのだと感動した。読んでて気持ちの良い、古式ゆかしい文章だ。1950年初版。本をめぐる時代・環境の違いはもちろんだけど、書物に対してのこういう真摯な姿勢、っていいよなぁと改めて思った。
今って、書籍も消費の対象だもんね。

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Posted by ブクログ 2014年12月02日

最終章は筆者が書きたいことをありのままに書き連ねた物の集成のように感じられた。読書のハウツー本であり、筆者の体験や主観がたっぷり盛り込まれている。読書の指針を見失ったり、あるいはそれを現在形成中な人には特に読む価値がある。

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ネタバレ

Posted by ブクログ 2011年04月26日

[ 内容 ]


[ 目次 ]


[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時...続きを読む間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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Posted by ブクログ 2009年10月04日

昔の本なので、少し文体が違うけれど、結構読みやすかった。古典を読む、自分の専門分野の外国語のものを読む、忘れないように書き込みなどをする、読むだけで満足せず考えることが大事、学者は昔から読書好きが多いなど。

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Posted by ブクログ 2016年05月21日

著者の小泉信三氏(1888~1966年)は、1933~1946年に第7代慶應義塾塾長を務め、東宮御教育常時参与として皇太子明仁親王(今上天皇)の教育の責任者ともなった経済学者。本書は1950年に発刊された。
福沢諭吉、森鴎外、夏目漱石、ゲーテ、ショーペンハウアーなどの古今東西の知性の作品や考えを縦横...続きを読むに引用しつつ示された読書についての心構えは、60年以上を経た最近の読書論・読書術の書籍でも繰り返されていることが少なくなく、古さは感じさせない。また、渡部昇一氏の大ベストセラー『知的生活の方法』(1976年)は、本書を意識して書かれたとも言われているように、本書には(知的)生活論と言い得る部分もある。
「(リンカーンは)40歳以上の人間は自分の顔に責任がある、といったということである。・・・偉大なる作家思想家の大著を潜心熟読することは、人を別人たらしめる。それが人の顔に現れることは当然であろう」
「(皇太子明仁親王の英語の師として招聘されたヴァイニング夫人は)minor ecstasiesは平凡なる日常生活の間に、誰もが心して拾えば拾い得らるる「星の屑」に譬えらるべきものであるという。「美と真理の断片はすべての径に横たわる。」これを取ってminor ecstasiesの素材たらしむるに待つべきものは、ただ物を見る目と感受性ある精神とのみであるという。・・・このminor ecstasiesの幸福も、人の平生の心がけ如何により、豊かにも貧しくもなることを説くのである」
まさに日本の読書論・読書術の先駆けと言える作品である。

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Posted by ブクログ 2015年01月08日

著者が若い人に向けて、読書の仕方を語った本です。外国の本への取り組み方や文章術、著者自身の読書体験についての回想などを織り込んでいます。

慶応大学の塾長を務め、福沢諭吉を深く敬愛する著者らしく、合理的でありつつ啓蒙精神に裏打ちされた教養主義的読書術が披瀝されています。

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Posted by ブクログ 2012年09月05日

至極真っ当ストレートな読書論.目次をざっと眺めるだけでも主張はわかる.多読,古典のすすめ,大著を読め,難しい本はとばしながら読め,再読せよ,外国語の必要性,書き込みをせよなど.よき教養主義が生きていた時代を感じさせる(本書の発行は1950年).
しかし中身は個性的.たくさん引用されるのは福沢諭吉,森...続きを読む鴎外,夏目漱石である.とくに福沢諭吉については身近に生きた人ならではのエピソードや,評がでてきておもしろい.小泉信三は明治20年生まれ.当たり前だが,明治の精神を濃厚に持っていることがいろいろな部分から感じられる.

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Posted by ブクログ 2009年10月07日

読書論の草分け的な本。何を如何に読むべきかを小泉氏が明確に方向性を示している。古典本が難しいからと言って安易に入門書などでごまかすことがないようにしないといけない。

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