あらすじ
本の感想を複数人で語り合う「読書会」は、一人の読書よりも格段にメリットが多い。誰かの意外な感想が、自分に足りない視座を教えてくれ、理解できなかった箇所は、他の参加者が補ってくれる。課題本は、ビジネス書、小説、哲学書なんでもいい。感想を自分の言葉で表現する行為は、新しい自分の発見へもつながる。参加の仕方、会の開き方からトラブル対処法まで、日本最大規模の読書会主催者がその醍醐味を伝授。
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Posted by ブクログ
私は毎日仕事から帰宅し、家事やら育児やらを終えて…自分の本棚を眺め、ソファに座って読書始める時間のために生きていると言ってもいいくらい本が好き。読書会については興味もなかった。本が好きと言える人達の中では1番本を読んでいない自信があるから。
だけど山本先生が言うように、予定調和な人生における良質なノイズを自らそろそろ受け入れて行かなきゃなあと思う次第。
毎日に暮らしから溢れ出る自分自身を救ってくれるのは読書。という文章に、『そういう事ー!
それだー!』と心の中で叫んでしまいました。
後書きの最後の文章、ガン闘病中の親友且つ副代表への言葉が不意を突かれて胸を締め付けられ、泣きました。
Posted by ブクログ
【感想】
会則を明文化しない、入口も出口も全開にしておく、コミュニティにヒエラルキーを作らない、など、読書会運営に限らず組織論として面白く読めた。
読書会の派生として、ドレスコードありの読書会、アンダーグラウンド性癖の告白会、DJイベントなども企画されているとのことで、読書を通じたコミュニティ形成を、自由な発想でされていると感じた。
ただ、課題本を決める権限を他のメンバーに与えると、権限を委任されたメンバーを上位とするヒエラルキーができてしまうため、課題本を決められるのは著者だけにしているという点には首を傾げた。著者を絶対権力者としてカルト化する危険をはらんでいるようにも感じた。
また、古参ネトウヨのN氏が読書会に参加し、SNSでレイシズム発言をしていたため当事者メンバーから除名を求める声が上がったが、それも多様性と考えて除名しなかった、というエピソードも疑問だ。多様性を積極的に是認する著者の考えには賛同するが、それでも暴力の行使者には加担してはいけない。
【今後の行動変容】
猫町倶楽部の読書会に何度か参加してみたい。
カルトの組織論についての本を読みたい。
Posted by ブクログ
小さな読書会を何度か主催したので読んでみようと思った。
まずこんな大規模な読書会グループ?があるのに驚き。
そしてこの猫町倶楽部の進化、成長物語も面白かった。
組織とは常に移ろいゆくもの。
「あり方を伝える」というフレーズが出てきたが、
それって考える上で、自分の考えを持つ上で大事だなと思った。
「こうしてください」と指示を出してしまえば
「そうするか、しないか」の二択になる。
しかし、あり方を伝える場合には
「こういう運営をしてきました。あなたはどう思いますか?」と
自然と問いかけることになる。
なぜ問いかけるのか。
それは一人一人の考えを知るためでもあり、考えを持つためでもある。
問いかけることで、あなたは考えがあるんだよね、とこちらの
相手を大事にしよう、一人の人間として尊重しようという
あり方も伝わる。
相手をいかに尊重して行動できるか。
常に問い直さないとなぁ。