【感想・ネタバレ】読書会入門 人が本で交わる場所のレビュー

あらすじ

本の感想を複数人で語り合う「読書会」は、一人の読書よりも格段にメリットが多い。誰かの意外な感想が、自分に足りない視座を教えてくれ、理解できなかった箇所は、他の参加者が補ってくれる。課題本は、ビジネス書、小説、哲学書なんでもいい。感想を自分の言葉で表現する行為は、新しい自分の発見へもつながる。参加の仕方、会の開き方からトラブル対処法まで、日本最大規模の読書会主催者がその醍醐味を伝授。

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Posted by ブクログ

読書会は、学びを実行し継続するための仲間づくりの場。課題本は、脳が汗かくような名著を選択する。

何が面白かったのか整理され言語化、腹落ちしていなければ、他者に伝えることはできない。

たくさんの足場を持つことにより、自分の可能性に気づく。書を持って広い世界を目指す。

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2025年09月22日

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日本最大級の読書会「猫町倶楽部」の主催者による,読書会の運営方法についての本。ワンマンによる経営のメリットは考えさせさせる点が多い。

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2024年11月17日

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本を読む理由を、「自分では生きられない人生を生き、視野をひろげるため」とし、読書会に参加する理由を、「一冊の本の感想を複数の人と持ち寄り、より多面的な視座を得るため」とする。共感。

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2023年03月04日

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読んだきっかけは単純に読書会に参加してみたいけど読書会ってどんなん?っていう興味から。
でも、「アウトプット」「言語化」が最近の自分の課題で
そのことに関する記述が多くて個人的に大変参考になりました。
ますます読書会に興味津々。

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2021年01月03日

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職場でも読書会を始めたので参考に読んでみました。まず著者が語る読書会の目的は「学びを実行し継続するための仲間作り」であり、これはうちの職場のメンバーが考える読書会の目的と同じです。その他には継続するための、いろんな仕掛けやコミュニティの考え方など具体的に紹介されていて参考になります。

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2025年05月21日

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著者は日本最大規模の読書会を開催されていて、読書会の雰囲気がよく伝わってきてわくわくした!
本について話すだけと思いきや、同じ本を読んだという共通点が新たな居場所や仲間作りに繋がるというのが面白い。読書で繋がるコミュニティって素敵だなと思った。

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2025年04月21日

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(2025/03/03 1h)
読書会を主催する上で、事前知識を取り入れたくて読みました。
合議制にしないという方法論に勇気づけられました。猫町倶楽部、今年中に一度参加してみようと思います。
巻末の課題図書リストもありがたい。

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2025年03月03日

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ネタバレ

私は毎日仕事から帰宅し、家事やら育児やらを終えて…自分の本棚を眺め、ソファに座って読書始める時間のために生きていると言ってもいいくらい本が好き。読書会については興味もなかった。本が好きと言える人達の中では1番本を読んでいない自信があるから。
だけど山本先生が言うように、予定調和な人生における良質なノイズを自らそろそろ受け入れて行かなきゃなあと思う次第。

毎日に暮らしから溢れ出る自分自身を救ってくれるのは読書。という文章に、『そういう事ー!
それだー!』と心の中で叫んでしまいました。

後書きの最後の文章、ガン闘病中の親友且つ副代表への言葉が不意を突かれて胸を締め付けられ、泣きました。

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2024年09月24日

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山本多津也(1965年~)氏は、名古屋市の住宅リフォーム会社・山本ハウジングの社長であり、読書会コミュニティ「猫町俱楽部」の主宰者。
「猫町倶楽部」は、2006年に、山本氏が読書やスキルアップに意欲的な友人と4人で作った読書サークルとしてスタートし、口コミで参加者を増やし、更に、SNSのmixi上のコミュニティの立ち上げにより約2年で参加者は1,000人を超え、その後、中日新聞やNHKニュースでも紹介された。現在は、名古屋、東京、大阪、金沢、福岡の5都市で、年間約200回の読書会を開催し、10代から70代まで、延べ9,000人が参加する、日本最大規模の読書会コミュニティとなっている。
本書は、山本氏が、「猫町倶楽部」の歩みと活動内容、読書会の効果、山本氏の「猫町倶楽部」にかける思いとそれ故の運営方針等を綴ったもの。
私は習慣として読書はするものの、これまで読書会に参加したことはなく、「猫町倶楽部」のことも本書で初めて知ったのだが、このような興味深いコミュニティがあることに少々驚いたし、ネットの「猫町倶楽部」を、少し時間をかけて覗いてみようと思った。
尚、読書会の効果については、概ね想像される内容だが、「予定調和な人生における良質なノイズ」という表現は極めて的確だと感じたし、「日常の延長線上には決して発生し得なかったであろう偶然の出会いを求めて、書を持って街へ出ましょう。家の中で一人で本を読むのでなく、家の外で、みんなで読んでみましょう。知らない誰かに指定された課題本を読み、それについて知らない人と話してみる。その場には日頃あなたが読まないような本を読む人がいて、日頃接することのないような分野で働いている人がいる、日頃訪れることのないような場所で開催されている・・・そんな会に身を置いている瞬間のあなたは少なくとも、日頃あなたを包んでいるフィルターバブルの、一歩外側に出ているだろうと思うのです」というくだりは、「読書」という行為に留まらず、改めて心に留めておくべきものだと思った。
加えて、本書の大きな読みどころは、「読書会」をコミュニティとして運営するための、山本氏の様々な心掛けや工夫であり、インターネットの普及により誰もが24時間他者と繋がっていられる環境にありながら、同時に孤独を抱える人が増えている現代社会において、コミュニティとはどうあるべきかを考える上でのヒントとなることも多い。(無論、集団の性格によって、取り入れられるものも取り入れられないものもあるが)
読書会について語りながら、読書について、また、コミュニティについて考えさせてくれる、なかなかの良書である。
(2023年4月了)

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2023年04月07日

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人生で一度も読書会に参加したことがなく、雰囲気を掴むために読んだが面白かった。
色んな人達と意見を交換する機会というのは日常的にはそうそうないので、視野を広げるために読書会に顔を出すのはアリかもしれないと思った。

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2023年03月15日

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元旦からオープンダイアローグの本を続けて読んだけど、読書会のルールにも通じるところがあるな、と感じました。オープンダイアローグよりは読書会の方が参加のハードルは低そう。参加してみたいな。

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2023年01月06日

Posted by ブクログ

自分のコミュニティ広げたいなーと漠然と考えるに至っている30代半ばの私ですが、やはり自分の趣味である読書で繋がりがあれば良いな、むしろ自分の日常には読書内容を共有できる人いないのが寂しいのさ。

猫町倶楽部という日本最大級の読書会サークルの主催者が著者。読書といえば内向的な人格が想起されるが、六本木でブイブイ言わせてたなんて真逆のパーソナリティ。だからこそ、広がりのある門戸の広い、ドレスコートやクラブなんてやんちゃな発想を組み込めるんだろうなと。ダイバーシティですね。

読書会の課題図書形式にする理由、弱い繋がりの重要性と運営上における理念。どれも首肯です。
コロナ禍でどういった活動されてるのかなーとホームページ拝見したところやはりオンライン開催されてます。あとは、株式会社化で収益を上げる形態に変容してます。時代と規模と展望などで色々成長されてってるのでしょう。あとは参加する勇気と時間の捻出だな。

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2022年09月19日

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【内容紹介】
本の感想を複数人で語り合う「読書会」は、一人でする読書よりも格段にメリットが多い。誰かの意外な感想が、自分にない視点を与えてくれ、理解できなかった箇所は、他の参加者が補ってくれる。課題本は、ビジネス書、小説、哲学書、なんでもいい。感想を自分の言葉で表現する行為は、新しい自分の発見へもつながる。参加の仕方、会の開き方からトラブル対処法まで、日本最大規模の読書会主宰者がその醍醐味を伝授。

・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆

私が主宰している読書会をさらに盛り上げるヒントを探るために手に取りました。正直、読書会としての根本的なスタンスが異なるためあまり参考にはなりませんでしたが、一方で、すごく共感できる内容も沢山ありました。ここでは、2つ触れようと思います。
1つは、コミュニティを長く継続させるためには、新しい人が気軽に出入りできるようにすることが重要、という考え方です。この本の著者は日本最大の読書会「猫町倶楽部」を長年運営されているのですが、猫町倶楽部の目的の一つが「継続学習の場」であることから、続けることに重点を置いて運営をされています。そのためには、古参メンバーが権力を持ったりヒエラルキーを形成したりすることがなく、新しい人が入ってきやすい環境を維持することが大切と考えているとのこと。私自身、過去に運営していたバレーボールのサークルが新メンバーを取り込めずに解散した苦い経験を持っているので、この考えの重要性と苦労が痛いほど伝わってきました。
もう1つは、「読書の目的は、それを通じて自分自身の可能性に気づくこと」という考え方です。私は、本に書いてある結論だけを表面的に理解すること自体にはあまり意味がなく、その結論に至る過程において、自分自身で試行錯誤して苦労することにこそ意味があると考えています。そのため、読書をしただけで何かを得た気になるのは浅はかだと思います。著者のおっしゃるとおり、読書というのは、自分自身が知らなかった世界に触れることにより、何かにつなげるためのキッカケを得る行為として存在すべきであって、あまり気負わずにどんどん取り組めばよいのだと思います。

ここ数年、モヤモヤが常に心の中にあります。この本を読み、著者が身を置いている世界に触れることで、そのモヤモヤの正体が少し実体になったような気がしました。モヤモヤしているのは、世間の常識やフィルターバブルの中に留まっていることにより、「自分で何かをした」という経験ができていないことへの鬱憤・悔しさ、それができている人へのやっかみ、つまり「充実感の欠如」なんだなぁ…と。なんでもネットの検索機能に頼って答えを求めるのではなく、自分で考えて自分で行動し、模索しながら良いものを構築することを心がけたいと思いました。

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2022年08月25日

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読書会への誘い。参加資格は課題の本を読み終えていること、そして他人の意見を否定しないというシンプルな決まり。
知的で刺激的でとても楽しそうで、興味が湧いてきます。

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2022年08月17日

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読書会コミュニティ「猫町倶楽部」の読書会運営方針の指南書。

猫町倶楽部は課題型と言って、参加者が指定されている同じ本を事前に読み会場で感想を話し合うスタイルをとっている。読書会というある種の強制力は背伸びを必要とする本を読み進める原動力となる。そして、多様な価値観が認められる現代の中で、広く価値を持つとされるのが時の篩を掛けられた古典である。そのため、課題図書は古典文学作品が用いられている。

読書会運営にとって大切なのは居場所と思える空間を作ることである。ヒエラルキーを作らず、マウンティングを取らず、読書の感想を安心して開示できるような場所。読書会コミュニティを作るならば、そんな風に本を読んで「自分はこう感じた」を見つけることができる空間にしたいと思った。

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2022年04月20日

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 このご時世もあり、読書をする時間が増えました。本も映画もドラマも、感想を話せる相手がいると、覚えてる度?が違う気がします。一度も読書会に参加したことはないので、参加してみたくなりました。有名どころのザ・文学をあまり読んでいないので、そこから始めるのも良いですね。

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2021年05月12日

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ちょっと読書会参加してみたくなった。
というのも、読書は好きだが、それを何気なく話せる友達が多くないことと、読んだけどやっぱり自分の血肉にはなってないなぁ(あんまり内容覚えてない)と思うのです。

本は一人で読むものだと思ってたけどなんでも同じで、誰かと読めばより一層楽しめる気がする。

最初はビブリオバトルとか考えてたけどこの本の著者が主催しているぐらいのゆる〜い感じの読書会から行ってみたいな。

ただ過去の読書会の課題本なかなかハードル高い笑

結構本好きなんだけどこうも知らない本(読んだことない)がたくさんあるのか、、、

やっぱ本はええね。

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2021年03月21日

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p44 古典文学 直接引用されたり、何らかの形で示唆的に用いられたりすることも決して珍しくありません。その際、当然ながら、”この部分の描写は●●という作品のオマージュです”といった注釈がご丁寧に入ることはほぼありませんから、知っている人は、気づいた人だけがほくそ笑み、作者がその作品に込めたより深いメッセージを受け取ることができるのです。そういうことを考えてみると古典文学というのは、、過去の人と現代の人を繋ぐ、言うなれば共通語のようなものであり、今私達の触れる文化の背骨としてあるものなのです。

p47 カレンジョイファウラー ジェインオースティンの読書会、プリズンブッククラブ

p55 思考のクセは、生まれてからその時に至るまでの様々な経験や、その人の持って生まれた個性や、そのほかたくさんの要素が複雑に絡み合って、偶然に出来上がったもの、自分で自分が持っているクセに気づくのは、とても難しいそうです。だからこそ、読書会という場を活用してください

p59 読書会を通じ、私が常々重要だと感じるのは、白や黒をはっきりさせることではなく、むしろその中間、グレーに自分を留め置くということなのです

私達が学校や社会で経験する多くの、”話し合い”とは違って、読書会には白黒つける必要がありません。そういうタイプの話し合いは、一見易しいようで、慣れていない人には案外難しいものでもあります。なぜかというと、会話が建設的である必要もないし、生産的である必要もない。誰かに勝つ必要もない。つまり日頃、社会の中で良い評価を得るために身につけた技術を、一度すっかり手放さなければならないからです

p60 難しいのは、この側面からいえばこういう良さもあるけれど、この側面から見ればこういう難点もある、というように一つの物事の判断を中間地点に保つことなんです。なぜ難しいかというと、中間地点に自分を留め置く、というのは絶えずバランスを取り続けていなければならず、常にどこが中心かを考え続けなければならないからです

「これはこうだ!」「こうれはこうでない」と言い切るスタンスをとれば、切り捨てた方についてはその後、一切考えないことになります。また、一見そちらの方が潔くも感じられます。「これはこうだが、こうでない場合もある」では、自分がどうも煮え切らない奴に思えてしまいます。けれどもつまるところこの”煮え切らなさ”こそが、私達の知り得る最大の真実なのではないかと私は思うのです

曖昧さを抱え続けることが知性

p63 広大で無秩序なインターネット上の世界では、眩しいほどの白か、あるいはぞっとするほどの黒でなければ人目を集めることができず、「いいね!」やシェアの数が増えません。より多くの人の注目を集め、承認欲求を満たすには、極端な意見を発することがもっとも手軽な方法になってしまいます。

p67 読書会の時間で行う読解は、正解のないものでなければなりません。感想が違って当然、という前提で、自分の抱いた感想を臆せず、言語化する。このような経験を日常で数多く積ませることによって、子ども達は人間の本来の多様性を学ぶことができます。読書会に慣れ親しむことで、同じでなければならない、同じ言葉しか使えないといった極端な同調圧力も軽減されるのではないかと思うのです

写真家 杉本博司 写真家として駆け出しだった頃、なんとか実力を示さねばと考え、作品をMoMAへもちこんだら、その場で買取が決まって、華々しいキャリアをスタート

後白河法皇 遊びをせんとや生まれけむ 戯れせんとや生まれけん 遊ぶ子どもの声聞き場、我が身さえこそ揺るがるれ
遊ぶために生まれてきたのかと思うような、戯れるために生まれてきたのかと思うような、子ども達の声を聞けば、大人である私の体もまた、自然と動き出してしまう

p92 フィルターバブル イーライパリサー 
ターゲティング広告や個人の嗜好に最適化された検索結果によって、その人が知らず知らずのうちに自分の関心のある事柄以外に、目を向けられなくなってしまっている状態、自分の嗜好の外側に出られなくなっている状態のことです


p115 なしにろ、合議制や多数決が面白い結果を導くことなんてまずないからです。複数人の意見が決定に反映されるということは、全員に少しづつ責任があるということです。そしてそのたった少しの責任を取ることを恐れ、多数決では多くの人が、よりリスクの少ない、より無難な選択肢を支持します。

p118 私は、猫町倶楽部のコミュニティを維持する上で、ヒエラルキーを作らないことを重視しています。

p121 運営ポリシーは明文化しない

p135 メラビアンの法則人の行動が他人にどのような影響を及ぼすかについて アルバートメラビアン 1971
相手の口調や話す速さなど、聴覚情報から38%,見た目や仕草などの視覚情報から55%の情報を受け取っており、一方で話の内容や言葉そのものの意味などの言語情報からはというと、実に7%しか受け取っていないというのんです

p137 ですから私は、自分が古いタイプの人間だと自覚しつつも、コミュニケーションの基本はやっぱり、顔と顔を付き合わせたリアルな場にあると思っています。

p142 ドラッカー マネジメント
同じ事実を違ったように見ていることをお互いに知ること自体が、コミュニケーションである

p146 知識披露型はモテない
自分がどう感じたかを話し合えると、グッと濃い時間になります。
自分はこう感じたと、潔く自己開示できる人の方が魅力的に見えるのです

栗本慎一郎パンツをはいたサル ヒトと動物はどう違うか
過剰と蕩尽

p163 生きるとは問われ続けるということ

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2020年09月25日

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 読書会入門と銘打ってはいるが、いわゆるハウツー本を期待して読むと大きな肩透かしを食うことになる。一般的な読書会にも応用可能な当日の運営方法について直接的に触れられているのは数ページのみで、紙数の多くは著者の運営している「猫町倶楽部」のこれまでの歩みに割かれている。
 それはそれで興味深く、本書を読む当初の目的であった「自分で読書会を運営するときのヒント」についても得られる部分があったためこの評価としているが、ややタイトルに騙された感はある

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2020年07月13日

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2025年5月8日、吉祥寺・百年にあった。
鉛筆線引あり、帯つき、275円?

オンラインで開くのに興味があるので情報収集にいいかもと思い、チェックした。

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2025年05月08日

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読書会に興味があって、手に取って読んだ。読書会とは何ぞやというところから詳しく解説があって、面白そうだなと思った。一人で読書するのも、読書記録を取るのもいい勉強になるが、読んだ本の感想を人と語り合うというのもまたいい刺激になりそうだと思った。

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2024年12月26日

Posted by ブクログ

 読書会には2つの型がある。一つは課題本型でもう一つは紹介型である。著者は実際に課題本型の読書会を主催しており、その効用を読者に伝える。昨今、インターネットで、極端な意見や白黒はっきりした意見を言うことで、「いいね」を稼いで承認欲求を満たす者がみられる。しかし著者は上記のような意見、風潮に惑わされないためにも、また読書に限らず未知のジャンルに対する辛抱強さを身につけるためにも、他人と語り合う読書会は重要だと唱える。

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2024年12月01日

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26.読書会を主宰している側なので勉強の為に拝読
日本における読書会の歴史
課題本に古典や名著から選書することによる普遍的メッセージの継承
フィルターバブルに取り込まれぬよう最適化された情報の外に出て良質なノイズに触れる
街の書店で本を手に取るときの偶然の出会い

P66
ヤバいという言葉 KY空気を読む時代
喜・悲・驚・怒いずれにも感情を表す際に広く使われる
調和を乱さぬよう
自分の考えより先に、マジョリティの意見に同調

読書会という居場所をもってコミュニティ作り、コミュニティビジネスと言った範囲にも及ぶ

・なぜ本を読む?
自分では生きられない人生を生き、視野を広げる
・なぜ読書会に参加する?
一冊の本の感想を複数の人と持ち寄り、より多面的な視座を得る為

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2024年03月29日

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興味はある。あるが、一歩踏み出せてない…
読書を趣味にしているからには“本の理解”を深めたい事は確か。

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2023年07月17日

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読書会に参加しようかなと思う人へのお誘い本。
参加してみたいと思いつつも、中々行動に移せない人の
背中を押してくれます。
重い腰をあげて、ポチッと参加を決めてみました。

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2023年01月03日

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読書会に興味があって、読んでみました。読書会と言っても、いろんなタイプがあることがわかりました。そして、自然と自分でも読書会とはこういうもの、という固定観念があることに驚きました。参加したことも見学したこともないのに!だから、主催者の大変さが少し想像できました。

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2021年09月11日

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ネタバレ

小さな読書会を何度か主催したので読んでみようと思った。

まずこんな大規模な読書会グループ?があるのに驚き。
そしてこの猫町倶楽部の進化、成長物語も面白かった。
組織とは常に移ろいゆくもの。

「あり方を伝える」というフレーズが出てきたが、
それって考える上で、自分の考えを持つ上で大事だなと思った。
「こうしてください」と指示を出してしまえば
「そうするか、しないか」の二択になる。

しかし、あり方を伝える場合には
「こういう運営をしてきました。あなたはどう思いますか?」と
自然と問いかけることになる。

なぜ問いかけるのか。
それは一人一人の考えを知るためでもあり、考えを持つためでもある。
問いかけることで、あなたは考えがあるんだよね、とこちらの
相手を大事にしよう、一人の人間として尊重しようという
あり方も伝わる。

相手をいかに尊重して行動できるか。
常に問い直さないとなぁ。

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2021年03月30日

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☆楽しい学びに出会う読書会

読書会を始めてみたが、手本や参考にすべき読書会や読書会の在り方がわからない状態でいる。そこで古本屋で見つけたのがこの本。2019年に初版が出されたのは驚きだった。課題図書にするか紹介本にするかという所から始まって、運営側や参加者側両方に対するアドバイスが書かれていた。さらに読書会の文化や歴史も割と古いということがわかった。コミュニティとしての読書会を作っていくには人間関係の構築と同じように考えることが多くあるが、参加者に自由を与える事が何より居心地の良いコミュニティ作りに欠かせないとわかった。猫町倶楽部に1度参加してみて、雰囲気や運営について少しでもヒントを貰えるようにしたい。人間関係と同じで、様々なシチュエーションを経験して成長出来るコミュニティにしたいので、試行錯誤を繰り返し、試せることは直ぐに試していける柔軟性と勇気を持っていきたい。

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2021年02月14日

Posted by ブクログ

ネタバレ

少しネタバレします。

読書をキーにして、読み深めるコミュニティ作りを、ここまで発展させたのは、本当にすごいの一言に尽きます。

本を読むという、かなりベーシックな事がキーなので、参加の間口が広いので、多様な皆さんが参加されていたようです。

私がすごいと感じたのは、意見や考え方が合わない方が参加していたとしても、尊重して受け入れていた事。多様性の尊重は短期的には大変でも、時が経つほどに価値が高まる。

読書のコミュニティの可能性を感じました。

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2020年10月28日

Posted by ブクログ

読書会に興味持っていたのですが、どういったものか知りたくて読みました。著者は、猫町倶楽部の主催者です。
本を読むことのハードルを下げるというのにとても共感しました。
まだ、読書会には参加した事がないので 、何処かで参加してみたい、そんなことを読んだ後に思いました。
そんなに厚くないし、読みやすいので手に取りやすいと思います。

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2020年05月05日

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