【感想・ネタバレ】秋山善吉工務店のレビュー

あらすじ

父・秋山史親を火災で失った雅彦と太一、母・景子。止むを得ず史親の実家の工務店に身を寄せるが、彼らは昔気質の祖父・善吉が苦手。それでも新生活を始めた3人は、数々の思いがけない問題に直面する。しかも、刑事・宮藤は火災事故の真相を探るべく秋山家に接近中。だが、どんな困難が迫ろうと、善吉が敢然と立ちはだかる! 家族愛と人情味溢れるミステリー!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

*父・秋山史親を火災で失った雅彦と太一、母・景子。止むを得ず史親の実家の工務店に身を寄せるが、彼らは昔気質の祖父・善吉が苦手。それでも新生活を始めた三人は、数々の思いがけない問題に直面する。しかも、刑事・宮藤は火災事故の真相を探るべく秋山家に接近中。だが、どんな困難が迫ろうと、善吉が敢然と立ちはだかる!家族愛と人情味溢れるミステリー!*

最初は、豪傑で男気溢れる昭和の男・善吉の痛快な活躍ぶりにスカッとしながら楽しく読み進めていましたが、徐々に不安要素が顔を出し、物語の空気感がガラッと変わり始めてもうドキドキ。
警察の尋問に今にも陥落してしまいそうな景子のシーンは、もう恐ろし過ぎて半目で飛ばし読みしてしまったほど。

が、それ以降の怒涛の心理戦には瞬きするのも惜しいくらい夢中になって、一気読み。
最後は、善吉らしい勝ち逃げっぷりと残した言葉に滂沱の涙。素晴らしい物語でした。

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2024年09月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

善吉おじいちゃん格好いい!
毎度著者のどんでん返しには驚かされますが、今回もそうで、なおかつ爽やかなエンディングでした。

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2024年02月22日

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ネタバレ

あらすじからはあまりどんな話か想像できなかったのですが職人気質のおじいちゃんの活躍がとてもかっこ良いです。これだけでもストーリーとして成り立つのにきちんとミステリー要素もあるところがすごいですね。

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2023年09月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最初は母子それぞれが祖父母に救われるエピソードが順番に出てくる家族モノと思いきやミステリ要素あり。
ラストシーンの『負けるじゃねえぞ』は太一の終わりのない責任に対してのものだと思った。
善吉はなんてすごい人なのか。

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2023年08月20日

Posted by ブクログ

ネタバレ

事件だ犯人は誰だと考えながら読み進めていると、ただの事故でそれを善吉、景子が隠蔽しようと動いていた。ただの事故だった。いやいや流石に予想だにしなかった。犯人の予想は何となくついていたが、意図したものでなく本人が原因に気づいていなかったのが衝撃。

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2024年09月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

表紙から頑固者の爺さんが織りなす日常事件ものと予想。家族1人1人の問題を解決しつつ善吉の頑固者ながら1本芯の入った優しさが染み入る。 同居のきっかけとなった火事の真相も探りつつ、最後には残念な結末、シリーズ化して欲しかった。
それにしても中山七里作品には高齢の主人公がよく出てきて、その全ての人物が凛とした温かな人たちである。そしてしっかり謎解き要素も忘れないのは流石である

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2020年09月30日

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