あらすじ
ふだん離れて暮らす母親を喜ばせようと、お邸のアフタヌーンティーにお呼ばれした凪子。新緑の庭に、英国風のお菓子とおいしい紅茶を運んできたのは、想像を超えた、とてもユニークな人物(?)だった――(「アフタヌーンティーは庭園で」)。中身は中年男性、見た目はキュートな、ぶたのぬいぐるみ。おなじみ山崎ぶたぶたが、周囲に温かい気持ちを広げていくファンタジー!
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Posted by ブクログ
アフタヌーンティーって、あまり馴染みのない言葉だったのですが、この本を読んだら早速楽しんでみたい!と思いました!
アフタヌーンティーを通して、悩みが解消していくのも素敵でした!
Posted by ブクログ
目次
・アフタヌーンティーは庭園で
・知らないケーキ
・幸せでいてほしい
・カラスとキャロットケーキ
・心からの
紅茶は好きですが甘いものをあまり食べられない。
お洒落な場所が苦手。
というわけで、アフタヌーンティーというものを体験したことはありません。
だから基本的なルールをこの本で知ることができてよかったです。
そのうえで、「好きなように召し上がってください」と言ってくれるぶたぶたさんがありがたい。
本当はサンドイッチから食べて、スコーン、スイーツと食べていくものだそうだけど、「ぶたぶたさんなら、どう召し上がるんですか?」って聞かれ、すべてを味見(半分食べる)して、どれで締めるか決めるって答えるぶたぶたさん。
是非、ご一緒させていただきたい。
キュウリのサンドイッチで締めたいなあ。
「幸せでいてほしい」
勉強もスポーツも芸術関係も難なくこなし、しかも美貌の姉の好美。
なんでも簡単に手に入るので、何に対しても執着心がない。
というよりも拠り所がない。
ところがぶたぶたさんに出会って、姉の様子がおかしい。
明らかに挙動不審。
もしかして、恋?
いやいや、恋じゃなくたってこういう思いはありますよ。
ただ相手が笑っていてくれたら、幸せでいてくれたらそれでいい。
もちろん健康であってくれなくてはダメだ。
私はいつも、髙木くんのこと、そう思っていますよ。
Posted by ブクログ
眠れぬ夜のぶたぶた。ぶたぶたの周りには少しだけ生きづらさを抱える人がいる。ぶたぶたの料理やら人柄…ぬいぐるみ柄?に癒されて、また前を向いて歩き出す。あたたかくて、ほっとする作品。