【感想・ネタバレ】ミッドナイト 2（少年チャンピオン・コミックス）のレビュー

手塚治虫

深夜のみ営業の個人タクシー運転手・ミッドナイト。さまざまな事情を抱えた乗車客との、悲喜こもごもの連作短編！ やっと貯めた金を持って、事故で脳死となった女友達・マリが入院する労済病院を訪れたミッドナイトだが、医者の言葉は冷たいものだった。マリの脳死は治療不可能だというのだ。そこでミッドナイトは、「金次第でなんでも直してくれる医者もいる」と、ブラック・ジャックのもとにマリを連れて行く。（ACT.2）他、9編を収録。

[ブクログ · ★★★★★]

１巻を読んだ時に、何だかブラックジャックと雰囲気が似てるなあなんて思っていたら本当にブラックジャック先生が出てきて驚いた。
ミッドナイトはクロスオーバー作品でもあったんだなぁ。
しかしブラックジャック先生が「手塚治虫なんていうバカ」なんてメタ発言をしているのには笑わせてもらった。

捨て子の赤ちゃんの話が一番心に残るものがあった。
捨てられた命（赤ちゃん）がミッドナイトの命を二度も救い、子供を無くして絶望の淵にあったとある夫婦に引き取られるという流れがベタかもしれないけども良い。
運命の巡りあわせを信じてみてもいいかなと思わせてくれる。