あらすじ
日本人だった前世の記憶を持ったままある国の王女に転生したルチア。複雑な環境で人形同然に育ってきた彼女は、訳あって兄王暗殺計画に加担し、流刑に処されてしまう。流された先――ヴォアラ島で一人生き抜く覚悟を決めていたルチアだが、すぐにフィンという青年に拾われる。なんと、ヴォアラ島には文明的な集落がありフィンはその長なのだとか。そうして始まった島での新生活。ルチアは前世の記憶や知識を活かしつつ少しずつ島民に溶け込んでいく。その中で、周囲に流されるばかりだったルチア自身や、フィンとの関係にも大きな変化が……? ※電子版は単行本をもとに編集しています。
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自己犠牲で流刑になった王女
ヒロインの王女様の自己犠牲精神が半端ない。
次期王様である兄王子の毒殺未遂(毒を入れたのがバレバレになるように行動)の犯人として、自分の婚約者が不遇されぬよう、婚約者が自分を告発するようにまで考えて。
流刑地での出逢いがトントン拍子で、テンポいい。
続く?
何もかもハッピーに片付いてのハッピーエンドは出来すぎだし、メインの二人がくっつきそうで、くっつかないまま終わったのは、ちょっと消化不良。
でも、まあ楽しめました。