【感想・ネタバレ】11月に去りし者のレビュー

あらすじ

1963年、世紀の暗殺事件の秘密に近づきすぎた悪党(ギャング)がいた――
ハメット賞受賞作。

1963年11月、ニューオーリンズ。暗黒街で生きる男ギドリーは、ケネディ大統領暗殺の報に嫌な予感を覚える。数日前に依頼された仕事はこの暗殺絡みに違いない。ならば次に死ぬのは自分だ、と。仇敵を頼って西へ向かう道中、夫から逃れてきた訳ありの母娘と出会ったギドリーは家族連れを装いともに旅するようになる。だが組織が放った殺し屋はすぐそこに迫っていた――MWA賞受賞作家の話題作。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

面白い。

単なるギャングモノの小説ではありません。逃げるもの、追うもの、巻き込まれたもの。三者三様の思いを胸に逃避行・追跡行が繰り広げられます。

追われるものは、これまでの経験を下に巧妙に他人に成りすまして追跡を振り切ろうとするわけですが、その途中で心境に変化が・・・

巻き込まれたものは、自分の元々の生活から逃げ出そうとしていたところに、逃げているものと出会います。そして、最後の最後に・・・

追うものは、淡々と追われるものを追い詰めていくのですが・・・

映画にすると面白そうです。

0
2020年09月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ギドリーはマフィアの幹部、ケネディ暗殺の実行犯に逃走用の車を、それと知らずに用意した。
口封じを恐れての逃避行。
追う殺し屋、途中で一緒になる女性と、その娘達。
次々と読者の思いを裏切る展開、読み出すと止まらない。

シャーロットの決断は見事。
殺し屋は、とりあえず結果的に仕事を達成出来た。
ギドリー、あれしか選択肢は無かったのか?

どうせ死ぬなら、カルロスとセラフィーヌを撃ち殺すとかすれば良いのに。

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2020年03月17日

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