【感想・ネタバレ】CHOOSE CIVILITY (チューズ シビリティ) 結局うまくいくのは、礼儀正しい人であるのレビュー

あらすじ

全米の「礼節」ブームはここから始まった!

米国の名門ジョンズ・ホプキンス大学で礼節の理論と歴史を教える著者によれば、
成果や効率を重視し、競争が激しい現代社会こそ、「礼儀正しく、人と協調して生きて
いかねばならない」。本書はそのための原則25を紹介する。
2002年に原著「Choosing Civility」が発売、10万部を越すベストセラーとなった、
「礼節」本の元祖と言える一冊。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

本屋で気になり、一度素通り。
数か月後この本を探して本屋うろうろ。

放任主義で育ち、協調性がないので正直知らなかったことが多くあった。

ルール11 身だしなみとしぐさに気を配る。
身だしなみは自分メンテ。人前ですることではない。

これは大阪環状線の23時台の優先席前で体感していた。
優先席に20代だろうかミニスカートの女性が足を開き座っていた。髪を整え、マスカラをいじり、グロスを塗っていた。隣の身内と思われる女性が、態度を改めるように言っていたが、反抗するように足をさらに広げ笑っていた。
同じ駅で降りたので、さすがに声をかけた、座られていたのは優先座席で、座られる方には自慰行為が自分でできない方もいらっしゃいます。もう少しご配慮いただけないでしょうか?と。女性は顔を真っ赤にされて、身内の方は顔が引きつっていた。恥ずかしかったのは自分だと思った。

なんか別もことも思い出した。関ケ原を過ぎた新幹線内で、ぐでんぐでんに酔っぱらったふらふらの女性が前から歩いてきた。通路を譲ったときに、彼女のスカート後ろが汚れていた。
トイレまでついていき、出てこられたところで、自分の着ていた黒の上着を腰に巻いてあげた。後ろが汚れているので、これでかくしてくださいねと。しっかり水を飲んで休んでくださいとも。
正直、今でも心残りだ。あのPatagoniaの黒フリース。恩師おすすめのブランドで、神戸で買った2つ目のPatagonia・・・あぁ1、あの時の彼女は元気だろうか。フリース返してくださぃ泣

女性で髪をかき上げたり、前髪を整えたりする人が気になった。自分も前髪が気になるときに、手でササッと整える。手櫛をいつも持つべきか・・・ムムム

いつも次に会う人に備えてふさわしい恰好を。

口、耳、鼻などやたらに触らない。
目や顔がかゆくなったらどうしよう?
鼻頭がかゆくなったら、トイレに行こう。

読んでいてへこんだなぁ。
新入社員の時のマナー講習で、「マナーとは相手に対する思いやり」って教えてもらった。
ずっと引っかかっていて、相手を傷つけないように心情を想像しシドロモドロに対応することが多かった。
わかってない人的なこともよく言われていたのだが、腑に落ちた。
そうか、私は一般的に何が不快と思われるのか分かっていなかったのだ。

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2025年10月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

年末年始に自分を振り返るために・見つめなおすために読みました戒めの本でした。本のリードに以下の表現あり、引き込まれて購入に至りました。
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礼儀正しくするのは自分らしさを捨てることではないか、と言う人もいますが、私はそうは思いません。
礼儀正しくすることは、ある面の自分らしさを抑えながら、別の面の自分を出すことではないでしょうか。
礼節は人生のクオリティを高める手助けとなるものなのです。
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2019年9月に発行された本ですが、内容そのものについては新刊とか鮮度とかそういうものでなくて、もともとは2002年にアメリカで刊行された『Choosing Civility』の日本語翻訳版です。 Civility=礼節 について。

僕は、小さなころからBe Unique と育てられたことを自分で拡大解釈しすぎて礼節を失している行動に出てしまっていることが多いと自分でも感じていて、言っていることは正しいんだけど、相手が動こうと思うようなものの言い方ができないよね、と言われることも多数ある。本書の中には、以下の記述もある。
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「シビリティ=礼節、礼儀正しさ」を実践することは、ビジネスパーソンにとって、信頼され、相手から選ばれるためのセルフマーケティングであり、自分の価値を高めるセルフブランディングなのです。ビジネスを前進させるプラットフォームであり、すべてのビジネスの基盤であるといってもよいでしょう。
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おっしゃるとおり、ごもっともである。。

また、なるほどと思うところ多数あり、本当に自分のことを言われているようである。
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「人はみな平等である」という理念は価値観の基盤になりましたが、そう考えながらも、自分だけのアイデンティティを確立すべく、成果への衝動に突き動かされています。平等であることを受け入れつつ、同時に、他人とは異なる存在になりたがっているのです。
 それゆえに私たちは先を争って走り続け、「あまりにも忙しく、ゴールに向かって集中」することになります。成果を目指して発奮し、途中をすっ飛ばしていこうとするために、礼節を軽視してしまうのです。
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ガーーン、まさに自分の思うところビンゴである。

しかしながら2019年を締めくくるうえでも、こういう文言もあった。(W杯決勝を振り返り)
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 最終的な成果が納得のいくものにならなくても、「心と頭をはたらかせていい試合をした」という事実は、決して他人に奪われることはありません。そうなれば敗北にも耐えられますし、失敗は痛みではなく、学びの機会として受け止めることができます。ある意味では、より大事なものを勝ち取ることになるのです。 
 最終的な得点より、たたかい方のほうが大切だと考えられる力、それが礼節でもあるのです。
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ノーサイドの精神、Integrity&Respect、自分でも礼節を意識することはできるはずだ、と。


ぐるっと戻って「はじめに」より
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 読書の中には、「考えるための読書」もあれば、「頭をからっぽにするための読書」もあります。(中略)「考えるための読書」は努力が必要ですが、成長を促してくれます。本書も、ぜひ考えながら読んで、よい変化をもたらすためにお役立ていただきたいと思っています。 (中略)
 ルネッサンス期の絵画で本を読む人の絵がありますが、あんなふうにしおりがわりに指をはさんだまま読書を中断して思いを馳せ、人生を新しい視点で見つめ直す、そんな読み方をしていただくのが理想です。
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ということを意識しつつ、また、今後の人生で何度も何度もこの本に戻ってくるんだろうなぁ(またやっちまったなぁ、ということを意識しながら)という気がしています。

 来年は、少しは成長できるように「Civility」意識して行動を変えていきたい。

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2019年12月31日

Posted by ブクログ

ネタバレ

第3章の「人はなぜ礼節を見失うのか」が有益だった。
権威の消失によって礼節が失われていく、文化リテラシーが高まり知性が育ち、人の見解が鋭くなり批判的になった、都市の無名性が礼儀正しさのモチベーションを薄めたという指摘には大いに共感。

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2022年04月11日

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