【感想・ネタバレ】「人生の勝率」の高め方 成功を約束する「選択」のレッスンのレビュー

あらすじ

『確率思考の戦略論』著者 森岡毅氏
『人生がときめく片づけの魔法』著者 近藤麻理恵氏、大絶賛!

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控え室前で主催者側に止められそうになった時、D氏が彼ら彼女らに声を掛けてきた。
「まだ、質問がありますか?
いいですよ、今日は特別に『選ぶ力』の身に付け方をお話しましょう」
不敵な笑顔を浮かべ、20人を部屋に招き入れた。

この20人の人生を変える授業が始まった―。
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元アマゾンカリスマバイヤーにして、数多くの著名人を輩出し続けるプロデューサーが
現代を「生きる力」「稼ぐ力」「夢をかなえる力」を手に入れるアンテナの張り方を一挙公開。

あのコンマリも実際に受けた「伝説の授業」をついに書籍化!

あなたは自分が「勝率何%のところで戦っているか」を知っていますか?
【仕事】【お金】【人間関係】【恋愛】【健康】【成功】など、
すべては「ゲーム」であり、その「成功のツボ」には共通項がある!
人生の勝算を高める「半歩先を読み続ける」技術とは?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

とにかく、元気をなくした、失敗した、悩んでいる人に読んでほしい!!
いい意味で何にフォーカスすべきなのかが明確になり、めちゃくちゃ元気が出る本。

以下要点、印象に残っている部分の抜粋。
第一章:結果の9割は「選択」で決まる。
勝負の大半は「何を選択したか」「試行回数を増やせるか」で決まる。
なぜ成功したかといえば、最初からポテンシャルの高い人物、商品を選んでいるから。
人生で勝利したいのならば、確率の高い集団の中にいて、センターピン(KPI)を見極め、適切なものを選択することに尽きる。仕事も投資も結婚も。
また勝率をあげたのであれば、「独占状態を構築できるビジネス」を選択し、プライスメーカーになる。(ある意味高校とか大学研究室内ってそういう状況だったんだなって…って思う。)
また試行機会を増やして、何回かチャレンジして、最終的に成功すればいい。その考え方はだめでもチャレンジすればいいと今の私に言ってくれている気がする。(例:LVMHはとにかく成功確率高いブランドをたくさん持っている。)

ただ選択するのにはエネルギーが必要だし、「間違うと自信を喪失する」。その「自信」というのは生きる上で一番大事なエネルギーなので、自信を失うことが一番怖い。自信があれば失敗しても次また頑張れるが、自信を失うと、人は意欲を失ってしまう。
また選択において大事なのは、正しさよりも早さ。正しいかわからなくてもひとまず選択をする、間違えたと気づけばすぐにやり直せばいい。即断即決、即行動が大事といわれる理由のひとつは「自信を失わないため」
「選択肢は過剰に増やさない」
「選ばなかったことによる自信喪失を防ぐ」は覚えておいた方がいい。

第二章:「選択基準」を明確にする
「魅力的じゃないもの」「難易度が高いもの」こそ最良の選択肢
・ビジネス書は「価値があるのに安い投資先」であったから。「バリュー(割安株)投資」と考え方は一緒で価値は高いのに値段が安くなっているものに投資したほうが勝率は上がる。
「自分の適性に合う選択」をした方が成功しやすい。
「失敗は成功の母」とは限らない。失敗してもいいし、苦労してもいいのだけど、曲がったままではだめ。まっすぐ育つ必要がある。修正が早いことがカギ。

利益を上げる源泉は「交渉力」にある
どうして下請けの人は立場が弱いかと言うと、交渉力がないから。相手に対して交渉力があるなら利益率は高くなる。どうして従業員が労働組合を作るかと言うと、交渉力を増すため。
ビジネスの世界では、「目利き」や「選択」が済んだら次は、売買交渉が待っている。
後上で大切なのは、「都合の良い相手」とだけ交渉できる状態を作ること。
それをどうやって可能にするかと言うと、「情報発信」によってってある。自分から相手を探しに行くのではなくこの指とまれの発想で見込み客を集めることが大切。
①ターゲットが誰か宣言する②価格帯を提示する③しないことできないことを明確にする。(交渉の例:「わらしべ長者」)

第3章:キーパーソンを味方につける
成功確率の高い戦闘集団と付き合う
一流の人が持っている成果をあげるための資質
①事実をありのままに受け入れる勇気がある
②合理的に大胆な策を採用できる
③関係者を動かすだけの情熱と説得力を持っている
作り手であるあなたが熱くなれないものを、周囲の人たちが熱心に売ってくれるはずがない。人を巻き込む力を身に付けたいと思うなら、情熱を持つこと。
④しつこい。簡単にあきらめない

中でも難しいのはキーパーソン落とす作業。問題なのはキーパーソンと言われる人は気難しい人が多い。なぜなら「守っているものがあるから」
相手の背負ってるものを理解しそれに合わせた提案力を身に付けることが必要だ。
気難しい人を落とした時の果実はそうでない人の10倍なので苦労する価値はある。

ひとりを恐れたら「オリジナル」にはなれない
なぜなら「社会性の原理」が働いているからみんながやっているから自分もやらないといけないみんながいいと言っているから良いに違いないと考えて世の中の意見に同調すること。

正しい選択がしたいなら、これまでの「相対」と言う軸に加え「絶対」と言う軸を持ったほうがいい。絶対基準であるべきでその他大勢が気にしていることなど捨てた方が良い。
増や不安や寂しさがないわけではないが、1人でも平気なのは、突き詰めて考えると「親に愛された自信があるから」
「今の自分には価値がある」「今の自分に価値はなくても未来の自分には価値がある」と思えたら人間は強くなれる。成功する人は自分に固執していなくて、どんどん変更加え、自己修正ができる。けれど、誰からも信じてもらえない人は、自分しか自分を信じる人がいない。だから自分を絶対視してしまい、自分に固執して、自分を変えることができない。
・人間は信じてもらえると頑張る生き物であり期待されたらがんばる生き物だから親の責任は重大だと思う。気持ちが揺らぐときは、こんなに優秀な人に囲まれている僕がうまくいかないわけがない、最悪この人たちにお願いしたら何とかできそうだよねと思っている。

・一度も失敗したくないとか、一度失敗したからやりたくないとか、おこがましい。そんな簡単に成功するものなんて、世の中にないから。
・何度も失敗してもメンター、師匠のところに行き、追い込めばいい。彼らも必死で動いてくれる。
・選択肢が割れた時は前提を共有することが重要。全体のコントロールは意外とケンカにならず建設的な議論になる。

第5章:「運は戦略的に呼び込める」
①自分の「変わる力」を信じる②自分の「ルーツ」を大切にする③貢献できる武器を磨く(本業を磨く)
④感謝の気持ちを忘れない、好きでは辞めれるが、感謝や恩返しがあると辞められない。
⑦「お金」と「時間」に余裕を持つ=暇ですと言っておいた方が誘われる⑧「流れ」に逆らわない=人が何で幸せになってるのか等は理解しておく
・幸せはひとから教わることでも、人に基準を与えられるものでもなくて、「自分が決めること」。
・「成功とは望んだものを手に入れることで、幸福とはそれを楽しむこと。」今持っているもので楽しめるのであれば。今すぐ幸せになれる。今幸せを感じられないとしたら、今自分が持っているもの、今自分が生きているものに感謝していないから。
ナンパの望み時は96人に断られてもいいから、4人の美女と付き合うこと、それができれば成功。これがどう転んでも不幸にならない考え方。

成功は過去。過去になった瞬間当たり前になる。よって、大事なのは「成功を未来に置くこと」「今に感謝して未来に成功をセットして走り続けること」が人生を豊かにする最大最良の秘訣である。

また人生を豊かにする秘訣は、「5W1H」の頭に「好きな」という言葉を付けて好きな人と、好きな時に、好きな場所で、好きなことを、好きなやり方ですることである。それってほんとうにそうだな――――と思った。そのために自分の好きな場所を用意して暮らして、すきなことを好きなやり方ですること、そんな環境を整えることがとっても重要なんだなって思った。

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2020年12月21日

ネタバレ 購入済み

成功の確率をあげるための本

筋の良い選択肢を選ぶこと、試行回数を増やすこと、が人生の成功のための選択にあたってのポイントだと主張され、筋の良い選択肢を選ぶための技術論と試行回数を増やすためのマインドセットの持ち方についてうまくまとめられている。対話形式で読みやすいこと、著者の実体験が豊富に例として使われていること、理論とノウハウのバランスが良いこともあり、分かりやすく腹落ちした。著者も筋の良い選択肢を見極めるための目利き力を培うまでに失敗もしているだろうが、選択肢の期待値を見極め繰り返し挑戦をしてきたからこそ、目利き力が向上し成功に結び付いたのだろう。他の自己啓発書にもいえるが、あとは粘り強く実行あるのみ。

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2020年05月19日

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