【感想・ネタバレ】春のいそぎのレビュー

あらすじ

昭和20年、終戦の日に父が自決。それは6歳の数馬(かずま)に大きな傷を与えた。成人しても信ずるものは、屏風に張る金箔の美のみ。だが、傷を負ったのは、数馬だけではなかった。姉・篤子、保江もそれぞれ不倫関係を重ね、不毛な愛に溺れてゆく。鎌倉を舞台に、滅びというテーマを、愛憎を通して描いた不朽の名作。美しくも哀しくもある純愛のかたち!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

84年前、1926年1月6日韓国生まれの小説家。1980年にこれからというのに志半ばで食道癌で死去。享年54歳。

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2011年07月19日

Posted by ブクログ

よしもとばななさん経由で初めての立原正秋。なんとも言えない気持ち。文体?登場人物の話し方?何かは分からないけど、根底に美しい流れがある。だけど、表面的ではなくて人間の欲がしっかり描かれている感じ。滅びという若干中二病感があるものに取りつかれているところは正直現代人になりすぎてしまっているのか、共感はできない部分もある。
大衆向けのようであり、純文学のようで、なんだか不思議な小説だった。他の作品も読んでみたい。

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2025年06月01日

Posted by ブクログ

私が読んだのは妹の本棚にあった古い頃の春のいそぎでした。
最近新装版で刊行されたようですね
二人の姉妹と弟の恋愛を描いた名作が復刻!終戦の翌日に自決した父。心に傷を負った篤子、保江姉妹と、その弟・数馬は成人した後、それぞれが恋愛に悩みを抱えるようになる。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

父親が自決したことで心に傷を負った姉2人と弟が、
それぞれ大人になってからの不毛な恋愛関係に悩み溺れてゆく話。
内容自体はドロドロ感満載のようでいて、
主人公の数馬の立ち居振る舞いが思いの外サラッとドライな感じなので、
愛憎劇と言うにはちょっと拍子抜け。

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2013年02月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

三人兄弟それぞれが厄介な恋愛関係を持っており、最後は深みにはまって底まで落ちるのかなと思ったけど、そうはならなさそうだ。末の弟が快活な性格で飄々とした感じがなかなか気持ちが良い。

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2012年06月19日

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