【感想・ネタバレ】決定版 消費税のカラクリのレビュー

あらすじ

選挙のたびに、嘘をつかれている。膨れ上がる社会保障費の財源のためにというお題目で増税が繰り返されても社会保障はむしろ削減されてきた。そして、またさらなる増税が迫っている。軽減税率適用という“ニンジン”をぶら下げられたマスコミはダンマリを決め込んでいる。弱者の富を強者に移転することで格差を拡大する消費税のカラクリを明らかにしよう。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

私の子供時代(平成元年だったかな?)に急遽導入され、現在まで世間に自然に溶け込んでいる税金である消費税。

個人が何かを買ったときに課される税金の側面が強いが、法人や事業を営む者にとってはとんでもなく悪質な性質をもった税金と化す。

大企業などの強い者には輸出還付金などの優遇制度があり、下請けのような弱い者には資本主義の競争原理が働き、消費税負担を弱い者が強いられる仕組みになっている。

また、払えない企業に対する税務署の執拗な追い込みにより自殺者まで出しているが、国は消費税滞納者に対し、税金を払わず溜め込んでいる悪人のようなプロパガンダ広告を打ち出していたり、昨今の消費税増税も大企業の法人税減税などの強者に対する負担を下げる目的で決定されている。

実態が見えにくいのでなかなか分かりにくいのだが、これは確実に人を殺すために存在している税金であり、物を購入したときに払わされる罰金、下請けの負担を大きくして苦しめる罰金、ただそれだけの税金。

消費税の実態を知るためにも多くの人に読んでほしい一冊。

0
2020年12月18日

「ビジネス・経済」ランキング