あらすじ
始まる前に終わってしまった沙和の恋。消せない気持ちから逃げだしたくて、偶然目に留まったいけばな教室に入ることに。美しく生きるヒントがつまった花を生ける5つのストーリー。
始まる前に終わってしまった沙和の恋。消せない気持ちから逃げ出したくて、偶然目に留まったいけばな教室に入ることに。そこには移りゆく季節と向き合い、心を華に映しだす、心地よい時間が流れていて――。沙和の心は四季の移ろいとともに変化していく。そして、家族のカタチ、教え、学ぶということなど、生きる上で大切なことを花を通じて見つめ直し学んでいく。美しく生きるヒントがつまった、花を生ける5つのストーリー。
感情タグBEST3
あたたかくなる作品
華道の心得はありません。なので、正しいのかは判断できませんが、作品全体を通して「お花っていいな」「ちょっと興味あるな」という人には向いていると思います。それだけでなく、なんとなく気持ちがじんわりと温かくなる作品でした。
いけばなが新しい
失恋といけばな、その繋がりが新しい感じがしました。
何かを表現する、創り上げることで、癒しがあったり、発見があったり、新しい興味に夢中になっていく経験があったことを思い出してうれしくなりました。
Posted by ブクログ
いけばなを習い始めてから、「華道」のココロに毎回勉強させられます。
いけばなって畏まったり、気合を入れてやるものじゃないな…と。日常生活に当たり前のように採り入れられるようになりたいです。
そんなココロを改めて気づかせてくれる漫画でした。
Posted by ブクログ
まあまあ。生け花を題材にしているのはすごく良い。花の絵は、独特のカサカサした画風とあいまって、非常に華がある。ただ、そのモチーフの料理の仕方がちょっと。まず、主人公のキャラが弱い。おそらく普通のOL像をイメージしているのだろうが、学生気分が抜けていないというか、まじめに働いている人間にしては影がなさすぎる。あまりに軽やかで感情が見えにくい(おそらく表情が上手く描けてないせいもある)。おかげで全く共感できない。ストーリーは良いものとそうでないものの差が大きかった。ただ、演出がわかりやすくしたいんだか、さりげなくやりたいのかが中途半端だった。万年青の回なんかは演出次第では化けた気がする。もったいない。他の作家の華道マンガが読んでみたい。