あらすじ
戦国末期の激動の時代を、己の天賦の才能を駆使しながらしたたかに生き抜いた藤堂高虎。浅井長政の下で初陣を飾った後、阿閉淡路守、羽柴秀長、豊臣秀吉と次々と主君を替え、関ヶ原の戦では家康に属し、ついに伊勢・伊賀22万石の主となった。その後も豊臣恩顧の外様大名でありながら、家康から親藩以上の厚遇を受け、10万石を加増されるに至る。乱世にあって、何を信じて生きるのか? 自己の生を忠実にまっとうする以外ない。“ゴマスリ大名”藤堂高虎像を真っ向から打ち破った野心作。
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Posted by ブクログ
関ヶ原西軍視点で書かれてる高虎はイメージがあまりよくなかったのですが偏った視点でイメージを作っちゃいかんと大反省。この本で高虎入門です。何にせよ生き残って行く事はすごく大変な事だと…!表裏、興味がそそられました。
Posted by ブクログ
soutenkoroです。
☆4!!!!
好きな武将の一人です。
The 戦国武将です。
己の力で成り上がっていく、姿に共感を覚えます。
現世でも、通用します、実力主義者です。
関ヶ原では、大谷刑部、大坂の陣では、長宗我部盛親と
ぶつかります。
Posted by ブクログ
藤堂高虎の生涯。戦国末期の激動の時代を、己の天賦の才能を駆使しながらしたたかに生き抜いた藤堂高虎。浅井長政の下で初陣を飾った後、阿閉淡路守、羽柴秀長、豊臣秀吉と次々と主君を替え、関ヶ原の戦では家康に属し、ついに伊勢・伊賀22万石の主となった。その後も豊臣恩顧の外様大名でありながら、家康から親藩以上の厚遇を受け、10万石を加増されるに至る。乱世にあって、何を信じて生きるのか?自己の生を忠実にまっとうする以外ない。“ゴマスリ大名”藤堂高虎像を真っ向から打ち破った野心作。
2003年10月15日再読
Posted by ブクログ
従来のゴマすり大名像を打ち破ったと銘打つだけあって良い描かれ方をしております。関ヶ原後の三成さんとの再会シーンは必見です。一豊さんの掛川城献上発言まで描かれているのには驚きました。高虎さんくらいのビッグネームだと省かれてしまう場面ですので。うれしい限りです。ただ残念なのは秀長との時間が非常に短いところ。私はその辺りを期待してたのですが…あ、高虎さんと関係ないですが、関ヶ原敗戦が決定的になったときの三成主従のやりとりが私的にお勧めポインツ。