【感想・ネタバレ】南洋通信 増補新版のレビュー

あらすじ

二十八日ノ船デ暑イ所ヘ行ツテ来マス――。一九四一年に南洋庁の官吏としてパラオに赴任した中島敦。その目に映った「南洋」とは。小品『南島譚』『環礁』に加え、南洋群島(ミクロネシア)から妻子に宛てて毎日のように綴られた多くの書簡を収録。

〈巻末エッセイ〉土方久功



【目次】

南島譚

幸福

夫婦





環礁――ミクロネシヤ巡島記抄――

寂しい島

夾竹桃の家の女

ナポレオン

真昼

マリヤン

風物抄



書簡 昭和十六年六月―昭和十七年三月



巻末エッセイ

トン 土方久功

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

日本統治下での南洋での暮らしの様子が興味深い。内地との明らかな差異を感覚的に感じることができて面白かった。

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2020年11月07日

Posted by ブクログ

中島敦が、戦前の日本統治下のパラオに官吏として勤務していたとは知らなかった。中島敦がパラオに題材をとった小説と、パラオ時代の書簡を収録。日本の統治下の南洋について、知ることはあまりに少ないが、この作品集がそれを少し浮かび上がらせてくれる。

0
2020年09月20日

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