あらすじ
とある弁護士事務所に勤める花織は、先生に寄せられる依頼を盗み聞きしては、“おしゃべりする猫”のスコティと噂話に花を咲かせていた。ある日、愛らしく気高くちょっと生意気なスコティが、推理合戦を仕掛けてくる。「もしいま先生が殺されて、金庫の中身が盗まれたら、犯人は誰だと思う?」。金庫に入っているのは、5カラットのダイヤ、資産家の遺言書、失踪人の詫び状、12通の不渡り手形。怪しい依頼人たちを容疑者に、あれこれと妄想を膨らますふたり(1人と1匹)だったが、なぜか事件が本当に起きてしまい―。現実の事件と、謎解きに興じる“しゃべる猫”の真実は?ミステリ界注目の気鋭による、猫愛あふれる本格推理。
解説 我孫子武丸
帯推薦文 有栖川有栖
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
法律事務所で働く主人公と喋る猫がミステリーについて語り合う話。
個人的にはスコティは謎の喋る猫のままであって欲しかった。
統失の影響で〜はまあ現実的だし一番しっくりくるオチのはずなんだけどね…。
急に事件起きたと思ったら妄想だったしそれも全部妄想だったという入れ子構造。面白かった。
最後はちょっと失速ぎみ?
犯人とか真相もあくまで仮定なわけでもっと詳しく知りたかった。
猫好きに読んで欲しい。途中キツイかもだけど…笑