感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2021年12月27日
私自身はプロダクトデザイナーですが、
近年、感覚的には感じていたが、言語化できていなかった事柄について、非常に理解し易い端的な言葉や章立てで説明されていて、これからの活動の参考に出来る一冊だった。
Posted by ブクログ 2020年07月25日
デザインとは何か、を理解できる良い本
これからBTC ビジネス、テクノロジー、クリエイティブの越境人材が必要。
デザインセンスは、ジャッジを繰り返すことで磨かれる。ふせんで赤青黄色で振り分けてみよう。まずは己の好みを知るところから。
Posted by ブクログ 2020年02月16日
現代のビジネスマンに必要とされるスキルについて記された名著。
メモ
・テクノロジーの気配を消して、ユーザーの生活空間と自然に共存できるプロダクトに仕上げること。
・デザイン思考の本質は人のリアルな課題や振る舞い、感情の動きなどを高い解像度で捉え、それを構造化した上で、プロトタイピングを通して課題...続きを読む解決の方法を模索すること
・一方でもともとのアイデアやwhyの部分については個人的な体験によるものが多く、デザイン思考で生まれるものではない
また、ブランドやスタイルを作るデザインでもない。これはクラシカルデザインが提供するもの
・ヨーロッパ主導、クラシカルデザインのI派とアメリカ西海岸主導のwe派が存在する。それぞれ物理世界のデザインとデジタル世界のデザインに概ね対応する。
・プロトタイピングの種類
考えるために作るもの
改善するために作るもの
人に物事を伝えるために作るもの
・プロトタイピングにより、提案を抽象的な結論と具体的な結論である体験の二つの組み合わせで提示することが可能に。
・アイデア出しを常に並行して行う。具体かを考える日数を増やす。
・成功するプロジェクト共通のポイント
ユーザーについての高解像度の理解を獲得すると同時にアイデアも出す
単発のアイデアは機能しない。アイデアは群として考える
プロトタイピングを通して仮説検証アラ取りを行う
デザインには課題解決のためのデザインとブランドやスタイルを作るデザインがあることを知り、活用法を意識する
・
Posted by ブクログ 2020年01月27日
BTC型人材の提唱や経済産業省の『デザイン経営宣言』の中心人物として有名なTakramの田川欣哉さんの書籍。デザインに関して、わかりやすく、とても濃い内容が書かれていた。 特にBTC型人材、デザイン思考については今まで読んだ書籍の中でも1番わかりやすかった。
"デザイン"ってそ...続きを読むもそもどういう意味なのか、ヨーロッパ/シリコンバレーでのデザイン、I派/We派について説明し、ぼんやりとした輪郭をはっきりさせ、現在求められているデザインについて解説しています。
デザインだけでなくテクノロジーやビジネスを身に着けたいデザイナー、デザインを事業に取り入れたい経営者/組織にオススメです。とりあえずチームの必読書リストに即採用ですね。
Posted by ブクログ 2019年09月19日
BTC型人材が重宝される世の中。単なるデザインシンキングとかの話ではなくて、デザインエンジニアの田川さんが書くイノベーションを生む人材とは何かを深く掘り下げた本。
Posted by ブクログ 2019年09月03日
超良書。デザインの重要性が日に日に増す昨今、キャリアの構築方法として参考にしようと手に取ったが
参考になる部分が多い上に、著者の親切心か参考図書も豊富に書いてあり、わかりやすい論理が言語化されている
イノベーションの歴史も要素にきちんと分解されていて
腑に落ちる内容となっている
クラシカルデザインの...続きを読むスキルの伸ばし方、特にセンスと呼ばれる非言語な領域も
誰でもできる手法を紹介してくれている
やるやらないは本人次第、自分はビジネス、エンジニアリングの両方を経験しているので
本書でいうBTC人材になれるよう日々精進したいし
その背中を少し押してくれる内容になっていた
本からのアイデアを行動として実践していく予定
Posted by ブクログ 2020年09月06日
非常に良かった。
- インタビュー記事など色々読んだあとだったので、新しい情報があるわけではなかったけど、簡潔にまとまっており良かった。
- フツウのサラリーマンとかマーケターは、ビジネスデザイン力をつけて小さく始めたり観察から始めるようなことができないと、これから厳しいかも、という感覚がある中で、...続きを読むデザイン思考を簡単なところから取り入れていこう、というアイディアまで入ってて、良かった。
Posted by ブクログ 2020年01月27日
■論点
破壊的変化をどう生き抜くか?
時代の加速度的変化にともない、イノベーションを起こせるBTC人材が必要であること、BTC人材になるための方法を伝える本。
■答え
デザインの力(課題解決のためのデザイン、スタイルやブランドをつくるデザイン)を身につける
■根拠
・オペレーション人材が増え...続きを読むすぎて、変化ができない。(未来は変化の積分値)
・時代が4P+経験が必要になってきた。
■答え(how)
・イノベーション人材(BTC人材)になる
■根拠(具体策)
・デザインリテラシーを鍛える
・センスを鍛えるふせんトレーニング
A:自分が良いと思うものに「青」
B:ダメと思うものに「赤」
C:よく分からないものに「黄」←これが無くなるようにする
・「モノとモノサシ」の思考で客観的にアイディアを膨らませる
A:モノを考える
B:モノサシを考える
C:モノサシ上にモノを増やす
ステップで客観的に具体と抽象を行き来しアイディアの幅を広げる。
Posted by ブクログ 2019年12月14日
旦那が買っていて家にあったので読んでみた。
「ビジネス(B)」「テクノロジー(T)」「クリエイティビティ(C)」を統合するスキルセット=BTCスキル
BTCスキルを組織でやるか、個人でやるか、的なこと書かれていたと思う。
自分はデザイナー。ビジネスもテクノロジーも弱い。
この本をBTC人材になる...続きを読むぞ!とはならないが、組織で彼らと仕事をするときに何を言ってるのか理解できるスキルは大切だと思った。
Posted by ブクログ 2019年12月02日
デザイン思考ができる人材に興味があって(になりたくて)、手に取った本。
「これからはビジネスとクリエイティブ(≒デザイン)とテクノロジーの
3領域が分かっている人材が必要」という
著者の主張は、シンプルで、とても分かりやすいです。
(実際、育てるのはとても大変だろうと思うけれど。)
この本の立て付...続きを読むけは、入門書の立ち位置になっていて、
(著者も言う通り)もっと学びたい人は他の書籍やスクールに行ったり、
実践で鍛える必要性があります。
もうすこしその点のガイダンスが巻末などにまとまっていれば、
よりネクストプランが明確でよかったかと思います。
それにしても、著者がデザイナーだけあって、
この本自体がよくデザインされていると思われる。
(自分は素人だから、本当のところはよく分からないけれど。)
読みやすい文章だけでなく、文字の大きさや行間、表紙や挿絵に至るまで、
デザイン初心者が挫折しないようなデザインになっている(ような気がする)。
一点、素人には「??」だったのが、たった200ページほどの本なのに、
なぜかハードカバーになっている点。
(安っぽい本にしたくなかったのかな!?)
(合っているかどうかは別にして)こんな感じで、
本の中身だけでなく、読書体験全体を考えてみると、
よりデザインの面白さが際立つ一冊になりそうです。
Posted by ブクログ 2023年12月26日
デザインの大切さを学べる
BTC人材と言われる、ビジネス、テクノロジー、クリエイティビティーの3つを理解することの大切さを実感できる
付箋トレーニングと言われる、
よい、悪い、わからない
というのを付箋で貼りつけて、理由付けするのは、デザインセンスを身につける上で有用だと感じた
Posted by ブクログ 2023年08月24日
著者が東京大学出身でRCA卒業という優秀な経歴を持つ方がどんな考えを持ってデザイン分野の仕事をしているのかが気になって購入した。
主な内容はビジネス・テクノロジー・クリエイティブ(=BTC)の結びつきからイノベーションを生み出していくためのスキルについて書かれていた。
全体的にそれぞれの結びつきの...続きを読む部分に対してフォーカスが当たっている印象で、どの領域に軸があると言うわけではないので、これを読んで実践するのか知識という点では効用が薄いように思えるが、著者含めTakramの企業文化として大事にしていることとして読むには面白いかなと思う。
複数の領域を横断して新たな価値を生み出したい人やTakramのようなイノベーティブな企業文化を構築したい人にとって参考になる本だと思った。
Posted by ブクログ 2021年08月21日
2章 イノベーションを加速する人材像
・「たす人」「みがく人」「ひく人」という説明が分かりやすく、普段から意識をして観点の不足を意識したい。
・“越境人材を育てるシンプルなルール”の中で不得意領域の学習と得意領域の指導を半々に仕事として与えるナレッジチェーンが紹介されており、プロジェクトを通じた人材...続きを読む育成の考え方のヒントになる。
Posted by ブクログ 2021年05月23日
イノベーションのお勉強。
BTC=ビジネス×テクノロジー×クリエイティビティ
4Pから5Pの時代へ
BTC型人材の頭の中でも、このような越境的新結合が起こりやすい状態が生まれます。これは、方法論としてのデザインの中に、ビジネスやエンジニアリングと全く異なるアプローチが豊富に含まれるから...続きを読むです。そして、そのデザインのアプローチの大半は「ユーザー視点」と「美意識」に立脚しています。B型やT型のロジカル思考と、それに相反するようなC型のユーザー視点や美意識のあいだを振り子のように行ったり来たりすることで、異種交配、つまり価値創造の打率が自然と高まります。
「エッジエフェクト」
海にも陸にもフィットしないといけない両生類は体の部品も多く、エネルギーも使うし、さぞかし不快な思いをしながら生きていたはずです。しかし、生物の進化の歴史を紐解くと、様々なバリエーションの種が多数発生したのがこの海と陸の境界線だったそうで、これをエッジ・エフェクトといいます。
デザインといえば長年、クラシカルデザインのことを指していました。第1次産業革命によって大量生産が可能となり、世の中に安価で粗悪な商品があふれました。その反動として起きたのがイギリスを機とするアーツアンドクラフツ運動。その過程で生まれたのがデザインという領域です。
アーツアンドクラフツ運動を牽引した「デザイナー」の出自は、アーティスト、工芸職人、建築家などでした。そこでは、これらの作家とも呼べるクリエイター達が、氾濫する低品質の大量生産品のデザイン改善に取り組みました。この運動を起点に、プロダクトデザイン、インテリアデザイン、カーデザイン、グラフィックデザインなど多様なデザイン分野が生み出されました。
これらクラシカルデザインの各領域が共通して重んじるのは、デザイナーの作家性、完成品の「作品」とも呼べる審美性です。つまり、重きがおかれるのはデザイナーが提示するオリジナルで完成度の高い世界観であり、作品には個人名が紐づいています。こうした個人の力に強く依存するクラシカルデザインの成り立ちを、ここでは「I派(私派)」と呼ぶことにします。
それがコンピュータの時代に入り、それまで「I」だけだったデザインの主語に「We」が加わりました。作り手の個性よりもユーザー視点や客観性を重視して、「We派(組織派)」として、よりよいデザインをしようという潮流のことです。
かくしてヨーロッパ主導の「I派」と、アメリカ西海岸主導の「We派」が併存する状況が生まれました。
俯瞰してみれば、「I派」と「We派」は、それぞれ、物理世界のデザイン(建築、プロダクトデザイン、グラフィックデザインなど)と、デジタル世界のデザイン(UIデザイン、UXデザイン)に対応するために生まれたものです。
先ほどの議論になぞらえるなら、「I派」のクラシカルデザインと、「We派」のデザインエンジニアリングとビジネスデザイン、ということになります。これは「ブランドやスタイルをつくるデザイン」と「課題解決のためのデザイン」の分類と符合します。この整理を頭に入れておくことで、一言でデザイナーといっても2種類の人種が存在しているということが理解できるようになります。つまり、デザイナーと接する際には、その人間が、どちらの側のデザイナーなのかを見極め、コミュニケーション作法を作り替える必要があるということになります。
デザイン界の中でも、このふたつの流派は、あまり混じり合うことがありません。そればかりか、互いの欠点に指を指すような論争もさかんに行われています。
Posted by ブクログ 2019年12月14日
経済産業省の低減「デザイン経営」の立役者が著したBTC(Business, Technology, Creativity)人材の定義とその要件を示した本である。非常に読みやすい。
情報流通のコストが下がったことによる一種の弊害は差がつきにくくなったことである。電球を発明したのはエジソンではない彼...続きを読むが発明したのは電力システムである。(結局「直流」にこだわったため敗北しているのだが。)ここで大切なのはタッチポイントに対して明確に答えを持って顧客体験全体を考えたのがエジソンだったということである。(ちなみに書籍にはこの話はない。)
この本ではデザインを「課題解決」としてその課題として「顧客体験」を利用することを説いている。これが経営に直結する時代であるというのが底流にある。
くせがなく分かりやすく。顧客体験を知り尽くしているからこそのスムーズさが清々しい。
Posted by ブクログ 2019年10月15日
企業活動の一貫性を成すものがデザインなんだと理解したのが一番の収穫。そして、僕が傾倒しているデザイン思考がビジネスデザインに分類され、(ものづくりの根幹ではあるものの)それだけでは価値を最大限に提供しきれない、と気付かされた。
感性と理性、抽象と具体の往復の重要性については、様々な書籍で語られている...続きを読むので新鮮味はなかった。
とはいえ、僕自身は分析偏重タイプななで、ふせんトーニングを毎朝のルーティンとしてさっそくやってみたい。