あらすじ
『手を触れた者の運命の相手が見える』という不思議な力を持つナザリオは、第一王子の花嫁を占ってほしいという大国からの依頼を受けた。
ようやく着いた目的の国で最初に出会ったのは、偶然にも第一王子のレオンハルトだった。
レオンハルトは、ナザリオが自分の花嫁を占うためにやってきたと知ると態度を硬化させ、すぐさま帰国するよう促した。
だが、なんとか占う許可を得たナザリオが見た、王子の運命の相手は──。
※こちらの作品には、紙版に収録の口絵・挿絵等のイラストは収録されておりません。
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Posted by ブクログ
運命の相手が見える神官ナザリ
大国エスヴァルトへと向かう途中で、エスヴァルト国第一王子レオンハルトに遭遇し冷遇を受ける
ナザリオの清らかさとレオンハルトの生い立ちによる苦悩や不器用な求愛、王の甥クラウスの恋慕など流れも良く面白いです。
祖国の大司教による過酷な仕置きなどナザリオとティモの辛い過去
レオンハルトが動物の言葉がわかる能力により厭われた過去と父王との溝
寄り添う二人の心が癒やされるのが善きでした。
ピーノとロッコが無茶苦茶可愛
溺愛もの
ふんわり溺愛ものかと思いきや、ラブなシーンもちゃんとあって面白かったです。
2匹の天使がとっても可愛い。
これはぜひイラストを入れてほしかった!
大司教はトンズラこいてそのままなのかしら?
スピンオフがあるようなので、そっちも読んでみたいです。