あらすじ
ひょんなことから、スコティッシュフォールドのミアンを飼うことになった売れない小説家の綾瀬律志。住んでいた下宿を追い出され、大阪で祖父が経営していた骨董屋に住むことになった律志は、ミアンとともに、奇妙な事件に遭遇するが――動物大好きの心優しい青年と、猫や亀、オウムとのちょっと奇妙な日々を描く!
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Posted by ブクログ
聴覚と嗅覚に刺激のある描写があった。まず聴覚ではオウムのキバタンが人語を話すのだが口が悪い。ちょっとイライラ。音量注意!と言いたくなるほどのやかましさ。
そして嗅覚。古い定食屋の焼き魚の匂い。とくに詳しく描写されてるわけでもないのだけど、香ばしい匂いが漂ってくる文章だった。
主人公の律志くんはデビュー作を発表してからなかなか次の本を出せないでいる。担当編集の水野さんが律志くん(ペンネーム「綾野リツ」)の作品にほれこんでいる。次の作品を世に出そうと親身になってくれる。これはぜいたくなことだと思う。それなのに律志くんは自分の作品に自信がない。プロットが面白いのに五百ページ近い原稿をゴミ箱に捨ててしまう。ちょっと待って!捨てる前に読ませてー!と思った。
にゃんこ店長ミアンは律志くんにとっても、読者にとっても癒しの存在(*´ー`*)
表紙イラストの萌えポイントは仔猫ミアンの前足♪足の運びがキュート♡
p130に京都月乃井の松華堂弁当が登場!ふふふ。ってなった( *´艸)※浅海先生の他の作品に出てくるお店です。