あらすじ
30年後、どこで、何をしていますか?
毎日、どのように過ごしていますか?
仕事に真摯に向き合うビジネスパーソンほど、将来への悩みはつきません。
そんな悩みや不安を払拭するために、この本でみなさんに「プロティアン・キャリア(PROTEAN CAREER)」という考え方を紹介します。
PROTEAN(プロティアン)には「変化し続ける」「変幻自在な」「一人数役を演じる」という意味があります。
そしてプロティアン・キャリアとは変幻自在に形成するキャリアのことです。
人生100年時代。
私たちに求められるのはキャリアを組織に預けるのではなく、自分でデザインしていくことです。
それを理解し、目の前の悩みに拘泥するのではなく、行動して人生を自分の力で豊かにしていくことです。
本書は、次のような悩みを抱えるビジネスパーソンに読んでいただきたいと思っています。
働きながら生計を立てているものの、いまの稼ぎでは十分だと感じられず、今後のキャリアに不安を抱く人
社会変化に適応するために、何らかのキャリア形成の必要性を感じている人
無限に広がる選択肢の中で、自分らしい働き方や生き方を見失っている人
どうしたら自分らしく、幸せを感じながら生きることができるのかと悩んでいる人
もう、一つの会社で勤め続けて、一生を終えられる時代ではありません。
終身雇用や年功序列は、昭和と平成の“遺産”です。
会社が、私たちの一生の面倒を見てくれることはもうないのです。
キャリアは組織から個人へと手渡されました。
本書を通じて、自分のキャリアを変幻自在に磨き上げ、プロティアンな日々をスタートさせましょう。
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今までのキャリア論とは違う印象
キャリア論は色々あれど、キャリアに関わる自分の資産を3つに整理して考え、その無形資産を経済力に変えていく視点が織り込まれているところがよかった。
ただ、キャリアの考え方をアップデートするのではなく、プロティアンキャリアの考え方にそってどんな行動が有効かまで書かれているので、日々の生活にアクションがとりいれやすい。
一方で理論と行動が合わせて書かれているように感じ、そのためプロティアンキャリアがどんな考え方なのかが、わかるような、わからないようなともやもや感が残った。魅力的な考え方なのでもっとプロティアンキャリアへの理解を深めたいと思った。
Posted by ブクログ
昇格や昇進よりも心理的な成功が大切
→成長を実感するときに感じる事ができる
本やニュースで社会の状況を把握する
読む本
①売れている本→どんな本が書かれているか
どんな感想を伝えるか
なぜ売れているのか
②専門書を読む→自分の経験を客観的に理解する
③自分の環境と離れた歴史書や海外書籍を読む
入社後 他社が欲しがるような仕事の強みを伸ばす
趣味から複業に変える→生産側にまわる
趣味や副業を本業に繋げる
Posted by ブクログ
ダグラスホール『プロティアンキャリア』
会社の外では何もできない、人にならないために。
1,同じ企業で長く働き続ける、2,転職を重ねながら働き続ける、3,個人で稼ぐ
プロティアンとは、変化し続ける、変幻自在、の意。ギリシャ神話のプロテウス(変身できる神)から。
自律型キャリア。組織型キャリアから個人のキャリアへの変化。プロティアンキャリア診断。
バウンダリネスアプローチ=境界がないキャリア=組織や起業の枠組みがない。
大企業が終身雇用を守るのは難しいといっている+70歳まで働き続ける必要=プロティアンキャリアの必要性。
昇進や昇格よりも、自らのやりがいや目的を達成した心理的な成功を求めるべき。
計画的偶発性を引き起こす行動特性を保つ=好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険性。
お金よりも無形資産を大事にする=継続的に学び続ける(語学能力など)、健康な状態を維持する、友達家族を大事にする。
ビジネス資本、社会関係資本、経済資本の総体がプロティアンキャリア。
目の前の仕事に没頭する。
本を読む=新書なら1時間で一冊。制限時間を設けて読書をする。
70歳まで働き続けるには、転職は不可避。ラットレースを回避した内的動機付けによって働き続ける。
変わり続けることで人生が豊かになる。生き方そのものがキャリア=ワークライフバランスではなく、ワークアズライフ。仕事もプライベートも区別がない状態を目指す。
ラットレースに勝っても所詮はネズミのまま。
副業を認める会社が出てきた=副業も本業に生きる。
長続きする副業は、自己実現や他者貢献になる仕事。副収入を得るための副業では本業がおろそかになる。厚生労働省のモデル就業規則では副業が原則許可に変わった。