あらすじ
30年後、どこで、何をしていますか?
毎日、どのように過ごしていますか?
仕事に真摯に向き合うビジネスパーソンほど、将来への悩みはつきません。
そんな悩みや不安を払拭するために、この本でみなさんに「プロティアン・キャリア(PROTEAN CAREER)」という考え方を紹介します。
PROTEAN(プロティアン)には「変化し続ける」「変幻自在な」「一人数役を演じる」という意味があります。
そしてプロティアン・キャリアとは変幻自在に形成するキャリアのことです。
人生100年時代。
私たちに求められるのはキャリアを組織に預けるのではなく、自分でデザインしていくことです。
それを理解し、目の前の悩みに拘泥するのではなく、行動して人生を自分の力で豊かにしていくことです。
本書は、次のような悩みを抱えるビジネスパーソンに読んでいただきたいと思っています。
働きながら生計を立てているものの、いまの稼ぎでは十分だと感じられず、今後のキャリアに不安を抱く人
社会変化に適応するために、何らかのキャリア形成の必要性を感じている人
無限に広がる選択肢の中で、自分らしい働き方や生き方を見失っている人
どうしたら自分らしく、幸せを感じながら生きることができるのかと悩んでいる人
もう、一つの会社で勤め続けて、一生を終えられる時代ではありません。
終身雇用や年功序列は、昭和と平成の“遺産”です。
会社が、私たちの一生の面倒を見てくれることはもうないのです。
キャリアは組織から個人へと手渡されました。
本書を通じて、自分のキャリアを変幻自在に磨き上げ、プロティアンな日々をスタートさせましょう。
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Posted by ブクログ
人生も半ばを過ぎ、自身のこれまでのキャリアを見渡してみると、現職のシステム関連にほぼ限られるものの、ITという技術分野が無限大の世界に居たせいか、様々な経験をしてきた事に気づく。それこそ業務システムの開発から、サーバなどのシステムインフラの構築、誰もが使う様なポータルやログイン認証などの共通機能としてのシステム整備。それだけではなく、社員が利用するOA環境の整備に、J-SOXなどのシステムに深く影響を及ぼす法制度対応、基幹システムのリプレイスも企画から構築まで2度も経験した。今では当たり前となったクラウドの活用も、当時はそうした文化の無い中で手探りでやってきたし、センター設備の移転で、自らの車に機材を載せて運ぶなんて経験もあった。振り返れば何十ページに及ぶ職務経歴書が書けそうだが、そうした過去の経験から学んだ事を、この先まだ何十年と働く時間が待ち構えている中で、どう活かしていくのか、活かせるのか、そもそも5年後の自分は何をしたくて、どの様に過ごしているのか。幸い忙しい日常の中で敢えて触れずに過ごせた時期が続いたから、浮かんだ不安は直ぐに消えたりもしてきた。
会社で新しい働き方としてIT関連の業務と並行でジョブ型の研究・試行を社長より直々に指示されたのが四年前。新しい部内の働き方として、キャリア思考と保有能力のマッチングをベースとしたボトムアップ型のプロジェクト起案制度を作り、自らも様々なシステム化経験から興味を持っていた品質管理のプロジェクトなどを立ち上げて、部内だけでなく、上位組織の本部まで拡大して取り組みを拡げてきた(結果的にはまた、部内制度に留まっているが)。その活動の中で、ライフプランとキャリアをマッチさせるべく、勉強している中で知ったのが本書の「プロティアン・キャリア」だ。他社の人事の仕事を担いながらも、私の所属する会社への考え方の浸透を目指して何度も提案いただき、その中で本書筆者である「タナケン」先生の動画も何度も見させて頂いた。
古い体質の会社では、前述した私のように過去の経験をベースとした線形キャリア、要するに会社の中で上のポジションを目指す働き方が未だ未だ残っているだろう。私も昇進試験や研修などを経て、今現在もその上を歩いている(走っているのかもしれない)。中ではキャリアの重要性を叫びながらも、自身がそうなれていない、自分に対する不満と、将来に対する不安に苛まれる自分がいる。果たして私はキャリアを将来に向けて考えていただろうか。
少子化に終わりが見えず、いよいよ直近の採用業務でも、中々応募が来ず、これはという人材は他社にとられてしまう。自組織の中にも労働時間が増えメンタルに不調をきたす者、雇用のミスマッチから他社に転職する者、残された人員への負担が更に増して、組織崩壊のスパイラルも現実味を帯びてくる。このままではいけないと、社会の潮流を上手く捉え、自社の存在意義に深く共鳴し、またその中で、自身のライフプランに応じたキャリア形成できる様な(スーパー)人財、またはその候補たるべき人財を確保しなければ、事業の先細りに繋がってしまう。
先ずは自分自身がどう在りたいか、残りの人生を何を目指して生きていくか、それも幸せに。そこから改めて考える必要性を強く感じる。これまでの人生ではある程度のスキルと人間関係と経済的な資産は確保した。さあ、次のステージを目指す為には、自分自身のプランが必要である。
Posted by ブクログ
人生という未知の旅を自分の意のままに続け、その過程で資本を蓄積していく。さらに培った資本を状況に応じて、柔軟に自分を変化させながら戦略的に投資して別の資本へ転換させていくプロティアン・キャリア。
ひとことで言うと「変幻自在なキャリア」、私が愛してやまないブルース・リーの言葉で翻訳すると“Be water”か。すっと腹落ちした、自画自賛のいい翻訳。
Posted by ブクログ
転職の際、マインドセットを変えるのに、一番役立った本。この本を読んでなければ、転職も、大企業からベンチャーへの参画も、意思決定できていなかったかもしれない。
キャリア形成のかじ取りが、組織から個人へと変わる。そのために、「どんなキャリア資本の蓄積が、人生の幸福につながるのか」を考えるという観点は、転職したタイミングに限らず、日々のワークライフのなかで大事にしている。
同時に、次のテーマとして、個が舵取りするプロティアン・キャリア時代に、組織として求められるサポートとは、どのようなものであるべきか、という観点。
3つの無形資産、「生産性資産(スキル、知識)」「活力資産(健康、友人、パートナー、家族)」「変身資産(自己理解、人的ネットワーク(外部))」を社員が蓄積する、ことを優先した、会社の運営になっているか、という観点で、企業文化づくりを考えてみたい。
Posted by ブクログ
キャリアプラトー(停滞)から脱出するきっかけをくれた。
個人を主たる対象として捉え、組織は個人が求める機会の提供するプラットフォームという関係性。
Posted by ブクログ
人生100年時代に突入。
そのなかでも如何にいきていくか。
大手企業が軒並み終身雇用はできないといっている世の中で、どうやって生きていくかのヒントがのってます。
30代、40代もちろんのこと、20代、管理職もよんだらいいと思う。
Posted by ブクログ
今の自分に刺さりました。
本書が言っているように、一つの会社に所属してその中での昇進だけをキャリアと考えていると、一部の人を除いて必ず「停滞状態」に直面します。私も何年かこの憂鬱状況にありましたが、今回、プロティアン・キャリアの考え方を知ってハッとしました。この気づきをきっかけに将来のことをもう一度考えてみようと思っています。
Posted by ブクログ
ギリシャ神話の神「プロテウス」は、何にでも変身できたらしい。これをなぞって、変幻自在なキャリアを自律的に形成する人の事を「プロティアン」と呼称。
会社の昇進や昇格に一喜一憂するのではなく、組織に依存することなく、自らの満足感のために、戦略的にキャリアを蓄積していこうぜ、とのメッセージ。
大切なことは「自らのやりがいや目的を達成したことで得る心理的な成功」(not 特定組織での昇進・昇格等の成功)。
これを得るためには、ビジネスパーソンとしての私らしさを表す「identity」と組織の変化に順応する力を表す「adaptabiltiy」。両方のバランスが重要。
主張している事は全く新しいものでは無く、昔から言われている事だと思うけど、終身雇用制度の崩壊、転職市場の活況、長寿命化といった足元の環境下、読者の心にすっと入りやすい内容と思いました!
今までのキャリア論とは違う印象
キャリア論は色々あれど、キャリアに関わる自分の資産を3つに整理して考え、その無形資産を経済力に変えていく視点が織り込まれているところがよかった。
ただ、キャリアの考え方をアップデートするのではなく、プロティアンキャリアの考え方にそってどんな行動が有効かまで書かれているので、日々の生活にアクションがとりいれやすい。
一方で理論と行動が合わせて書かれているように感じ、そのためプロティアンキャリアがどんな考え方なのかが、わかるような、わからないようなともやもや感が残った。魅力的な考え方なのでもっとプロティアンキャリアへの理解を深めたいと思った。
Posted by ブクログ
キャリアにおける考え方の変化がわかりやすく記載されている。
肌感でも色々と自らが選択していく必要があると思えていたものの、どういった軸で今を生きるべきか判断が難しかったため、非常に参考になった。
まずは今後どうなりたいのか、その点をきちんと考えていきたい。
Posted by ブクログ
「資本を形成し続けなくてはいけない」「学び続けなくてはいけない」感は個人的には苦手だった。
けれど、「資本の蓄積と転換」という観点で見ると、ブルデューぽく見ることもできて、面白かった。資本の転換レートを理解して乗っかっていくために社会の動向を不断に見つめ続けてみたいな
Posted by ブクログ
いま、あなたは何が不満なのですか、と聞くようにしています。給料なのか、職場の上司なのか、生活環境なのか、仕事のマンネリ化なのか。不満の幹にあるものを突き止めていくのです。なぜなら、不満とはアイデンティティかアダプタビリティが足りないときに生じるものだからです。自分らしくない環境で働いていているとか、環境にフィットできていないと感じたときに、人は不満を感じるのです。
スキルのモジュール化から着手する。細かくスキルを部品化した上で、そのどれに長けているのかを特定したら、それが自分の売れるものの候補になります。
プロティアンキャリアで大切にするのは、「自らのやりがいや目的を達成したことで得る心理的な成功」だと述べています。
Posted by ブクログ
面白かった。月5冊本を読もうと思ったのはこの本のおかげ。でも、高橋俊介さんのキャリア論でいいのではないかとも思わなくもない。若手のキャリア権威の世代交代か?
Posted by ブクログ
人生100年時代にどう生きていくのか
すでに、60代に突入したひとも、50代の人も
これからの若い世代の人にも
役に立つ基本的なエッセンスがわかりやすく書いてある。
キャリア論を学んだ人にとっては
ある意味当たり前なことかもしれないが
みんながその分野に詳しいわけでもない
それに、その考え方をとったとして
どうやって、生活を作っていくのか
収入を確保して生きていけるのか
というところが、これからの課題なのかもしれないt
思った。
Posted by ブクログ
読みやすい。
けどカタカナ語使いすぎて胡散臭い印象を受けた笑
LIFE SHIFTの考え方をもとに、キャリアについてもう一方踏み込んで書いてある本。
フロー状態という言葉を知れた。
Posted by ブクログ
感想
著田中さんの頭の中が示された入門書。
読みやすく、意識しやすい。
特に、今までの自分の生き方を少しでも変えたいと
思うものの何をしたらいいのか、、、とか、
自分がやってきたことはなんだったのか。、と
悩む人は適切。
評価
日常を、生きる人には必要。
自分が欲しかったのは学術論でもあるので、
4点とした。ただし、これはキャリアを学んでいない人に向けては
とてもわかりやすいのであると思う。
内容
プロティアンキャリア診断で、
どれだけ適応的かを知る。
自分のことをキャリアの状態として外と比較して
どうか知る。
伝統的なキャリアとプロテイアンキャリアの違いを
知る。
個人のキャリアを個人が承認する。
キャリア資本論を捉える。
ビジネス、ライフキャリア。
初期、中期、後期、ポストの各形成期を知る
3つの資産を持つ。
生産ー所得に効くスキル
活力ー精神肉体、健康
変身ー意思と能力
資本を将来にわたってどうするのか、
どうやって身につけるのかを考えることが、
現在から未来を考えるこれからのキャリアである。
今までの蓄積物ではない。
Posted by ブクログ
ライフシフトの補足。3つの資本
①ビジネス資本
スキル、語学、プログラミング、資格、学歴、職歴
②社会関係資本
職場、友人、地域のネットワーク
③経済資本
金銭、資産、財産、株式、不動産
Posted by ブクログ
☑︎キャリアを自分でデザインする
☑︎アイデンティティとアダプタビリティ
☑︎ビジネス資本・社会関係資本・経済資本
変化を楽しめる人でいようと心から思いました!
Posted by ブクログ
昇格や昇進よりも心理的な成功が大切
→成長を実感するときに感じる事ができる
本やニュースで社会の状況を把握する
読む本
①売れている本→どんな本が書かれているか
どんな感想を伝えるか
なぜ売れているのか
②専門書を読む→自分の経験を客観的に理解する
③自分の環境と離れた歴史書や海外書籍を読む
入社後 他社が欲しがるような仕事の強みを伸ばす
趣味から複業に変える→生産側にまわる
趣味や副業を本業に繋げる
Posted by ブクログ
ダグラスホールの理論では、アダプタビリティーとアイデンティティーの両建て強化に重きが置かれているが、この本ではさらに経済的な充実も追い求めるべく理論を拡張しており、より今日の社会における実用性が上がっている印象。
Posted by ブクログ
【プロティアン】
人生100年時代を迎えようとしている今、従来の働き方ではもったいないなと思ったことがあります。
私の会社員人生はその時から変わってきたのかも。
転職を機に様々な気づきがあります。少し踏み出せば新しい世界があることを実感しました。何が自分自身にとって最適な仕事なのかはまだ見つけきれていないと思いますが、迷わず前に進んでいこうと思います。
著書の中で、『プロティアン・キャリアとは、人生100年時代を豊かに過ごすための羅針盤であり、心理的な達成感と内的な幸福度を高める実践的な「生き方の作法」なのです、とあります。まさにそうだと思いました。
Posted by ブクログ
今まで読んだいくつものビジネス書にあった弱いつながり、ライフシフト。
英語の勉強やビジネス書の乱読(売れている本、海外や歴史書籍)、社内外のネットワークづくり、副業。
でも、これって若い時に就職に成功して実績をあげてきた30代~40代向けの本。組織に頼るだけはダメって言ってても、そもそもキャリアは組織で働くことから始まるものだし。よっぽどの才能やお金があって起業したり個人で仕事をして行ける人は別だけど。ダグラス教授は経済資本より心理的な成長ややりがいを幸福基準にとらえたが、筆者は経済的成功も重視するという。けど、そのためにはそこそこ責任のある仕事を数年して実績積んだ人じゃないと副業(複業)なんか難しい。産休中のリスキリングも、子ども産む前に稼いだか、旦那等の経済的支援がある人だけの話で他人事のように感じる。そして、実家や家事代行で子供を預かってくれて時間が取れる人。こうやって、富める人はどんどん自分磨きができて、毎日の生活に必死な人は日々をこなすことしかできないという格差がどんどん大きくなっていく。
Posted by ブクログ
ダグラスホール『プロティアンキャリア』
会社の外では何もできない、人にならないために。
1,同じ企業で長く働き続ける、2,転職を重ねながら働き続ける、3,個人で稼ぐ
プロティアンとは、変化し続ける、変幻自在、の意。ギリシャ神話のプロテウス(変身できる神)から。
自律型キャリア。組織型キャリアから個人のキャリアへの変化。プロティアンキャリア診断。
バウンダリネスアプローチ=境界がないキャリア=組織や起業の枠組みがない。
大企業が終身雇用を守るのは難しいといっている+70歳まで働き続ける必要=プロティアンキャリアの必要性。
昇進や昇格よりも、自らのやりがいや目的を達成した心理的な成功を求めるべき。
計画的偶発性を引き起こす行動特性を保つ=好奇心、持続性、柔軟性、楽観性、冒険性。
お金よりも無形資産を大事にする=継続的に学び続ける(語学能力など)、健康な状態を維持する、友達家族を大事にする。
ビジネス資本、社会関係資本、経済資本の総体がプロティアンキャリア。
目の前の仕事に没頭する。
本を読む=新書なら1時間で一冊。制限時間を設けて読書をする。
70歳まで働き続けるには、転職は不可避。ラットレースを回避した内的動機付けによって働き続ける。
変わり続けることで人生が豊かになる。生き方そのものがキャリア=ワークライフバランスではなく、ワークアズライフ。仕事もプライベートも区別がない状態を目指す。
ラットレースに勝っても所詮はネズミのまま。
副業を認める会社が出てきた=副業も本業に生きる。
長続きする副業は、自己実現や他者貢献になる仕事。副収入を得るための副業では本業がおろそかになる。厚生労働省のモデル就業規則では副業が原則許可に変わった。
Posted by ブクログ
キャリア形成をどうしていくべきか迷いがあり、読んでみたが、解消はしなかった。
自分ができることの棚卸しをする、というのはなるほどと思ったが、自信があまりなく、いくつかの例があればいいのになあと思った。
子育てしながら仕事をしていて、どうしても子どもを大事にしたい思いが強く、仕事に振り切れない。しかし、プロティアン・キャリアは仕事もプライベートも包括したキャリアととらえるわけだから、子育てて振り向ける時間も決して無駄ではないのだと、そこは少し勇気づけられる思いがした。実際、ママ友とのコミュニケーションなど、無形資産が形成されていると、自信を持って言える。
どう変化を起こせばいいのかわからない気持ちもあるが、機会を逃さないように心づもりをしていたいし、まずは今の仕事で成長したといえるよう、取り組みたいと思った。
Posted by ブクログ
キャリアを主体的に形成していくために、
要素に分割して、具体的な行動に落とし込んで解説する本。
で、自分がどうしたいか、が最も大事なんだが、それは自分で考え、ブラッシュアップしていくしかない。
友人関係や家族関係も資産と言い切る感じにちょっと生々しさを感じたり。
Posted by ブクログ
軽く、さくさくっと読める。会社人間を自覚する方、いろんな理論を気軽に学びたい方にはおすすめ。
逆に言うと、以下について簡単にでも説明できる人や、すでにプロティアンキャリアに踏み出している人にとっては、理論のつまみ食いのような感じがして示唆が少なく、少し物足りない。
ダグラス・ホール「プロティアンキャリア」
リンダ・グラットン「ライフシフト」
ミハイ・チクセントミハイ「フロー理論」
ジョン・クランボルツ「ハプンスタンスラーニングセオリー」
マーク・グラノヴェッター「弱い紐帯の強み」
Posted by ブクログ
・キャリアは「結果」ではなく「過程」
・ビジネスキャリアとライフキャリア
・キャリアの所有者は個人(組織ではない)
・表面的な変化や適応ではなく、
経験を蓄積する内面的な変化こそ、本質的。
・プロティアンの本質とは、
現在の環境、限られた資本のなかで、自分を変化させること。その上で、成果をだすこと。
〈気付き〉
出世すること
→新しい役割を得ることができる
→機会を、チャンスを得ることができる
→フォローを1on1と認識する
「計画的偶発性理論」や「LIFE SHIFT」に共通項が多い一冊。
Posted by ブクログ
30〜40代の会社員向け。
読みやすさは普通(学者の論説の引用も節々に見られるため、「ビジネス書を年間で5冊も読まない」というような方には向かない)だが、文体は優しい。
キャリア論としては最新の情報が記載されているので広く浅く網羅するには最適。
分析用のワークシートが付いており、読み進めながら自己理解を深めることも可能。
内容も既知のものが多かったためななめ読みしてしまったので、所要時間は2時間半程度。
ワークシートもやりながらきっちり読むなら4時間半くらいかな…?
前半で提示された「鵜飼いの鵜」という比喩にどきっとした。
終身雇用・年功序列がスタンダードな日本社会では、特にキャリア形成を自律的に行うための教育をしてくれない。
それは会社にとって都合が悪いからだ。
ぼーっと仕事していると、社会人人生を会社・組織に喰われてしまう。
キャリア資本をBSに落とし込む考え方は納得できるものだった。
少し高次な分析になると思うので、若手よりはキャリアプラトーにあるミドルの人材に読んでもらいたい。
Posted by ブクログ
変化に適応していくには、自分のキャリアを棚卸し、弱いところを戦略的に強化する必要があるんだなぁと思った。
とくに、自分の資本を棚卸すること。
私の場合は、社会関係資本を積み上げることは得意だけど、キャリア資本を積み上げることに抵抗がある。自信が持てない。
これまで苦手なことからは逃げてきたけど、30代に突入したことだし、そろそろ向き合わねばと改めて思わせてくれました。
人材業界にいるし、聞いたことある考え方・内容なのですんなり入ってきました。ただ、実践的なアドバイスがあるのがありがたいです。行動に移しやすい。
この先働いていく上で、何度も読み返すだろうと思った。買ってよかった!
Posted by ブクログ
ビジネスキャリアを貸借対照表などのビジネス諸表に置き換えるなど「働く」の今を見事に表現している。今の自分を振り返れるし、なにより元気をもらえた。田中研之輔教授 @KennosukeTanaka ありがとうございます。
Posted by ブクログ
プロテウスが変幻自在に姿を変えたことに由来する プホティアンキャリアという考え方の本。
キャリアを自分で考え、自分で作って行こう!!ということ。
組織内キャリアから個人のキャリアへ、社会との関係性、アイデンティティとアダプタビリティ。
キャリア資本 ビジネス資本・社会関係資本・経済資本の三つ。ライフシフトの無形資産 生産性資産・活力資産・変身資産。
ビジネス資本 リテラシ・プロダクティビティ・アダプタビリティ。
社会関係資本 異業種交流 外とのつながり。
経済資本 お金に変える。