【感想・ネタバレ】この世界は誰が創造したのか シミュレーション仮説入門のレビュー

あらすじ

気鋭の哲学者ニック・ボストロム、億万長者の起業家イーロン・マスクが声高に主張する「シミュレーション仮説」。VR、AI、コンピューターの進化でみえてくるこの世界の真実とは!?

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Posted by ブクログ

『この世界は誰が創造したのか』です

題名と表紙だけ見ると宗教の本に思われるかもしれませんが、れっきとした科学の本です(宗教や哲学の分野も大いに含んでいますがね)

本書は「シュミレーション仮説」の入門書と銘打っているだけあって非常に分かりやすく書かれていました

「シュミレーション仮説」ってなんぞや?って話よね
はいはい慌てなさんな
書くから、今書くから(書かない流れ)

そう言えば、先日、長嶋茂雄さんがお亡くなりになりましたね
魂の巨人ファンたるわたくしも非常に残念な思いでいっぱいです
さすがに現役時代は知りませんが、監督時代、セコム時代とその言動には(失礼な言い方かもしれませんが)非常に楽しませてもらいました
謹んで御冥福をお祈りいたします

あー、はいはい「シュミレーション仮説」ね
めちゃくちゃ簡単に言うと、この世界は”ポスト・ヒューマン”と名付けられた高位の存在がコンピューターの中に作り出したシュミレーションなのではないか?とする理論です

しかもハーバード大学のボストスロム教授によれば、その確率はほぼ100%なんだそう

マジか!

いやなんかワクワクしちゃったんだけどw
詳しくは各々勝手に調べればいいんだけど、それによって辻褄の合うことがけっこうあるよっていうことなんよね
そしてもしそれが本当なら自分たちもそこに到達する可能性があって

シュミレーション世界の住人たちが、シュミレーション世界を作って、そこの住人たちがシュミレーション内で進化してまた新たなシュミレーション世界を…

うがー!

え、でも待って、そうすると長嶋茂雄さんがお亡くなりなったのもシュミレーションの一環なのか…

やっぱ、うがー!!

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2025年06月07日

Posted by ブクログ

面白かった
今私がいる?世界は実はシュミレーション世界だったなんて思うと、エッ!て感じだけど。
サムシンググレートがこの世界を作り、その叡智の中で我々が存在していると言う村上和雄さんの考えにも近く感じた。
ブラックホールに全てのデータがと言う所も、死後の行き先に繋がり、なんだか辻褄かわあってるような
意図的なシュミレーションも気になるけど、絶妙なバランで地球生命体が今存在している事実をシュミレーターの条件と捉えるか、日本神話の国づくりと同じような偉大なる何かにより作り上げられた考えるか。
後者に想いを致す!
おもしろしーー

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2025年01月21日

Posted by ブクログ

シミュレーション仮説についてわかりやすく解説。
そもそも人間は感覚器官で捉えた情報をもとに脳が再現している仮想世界に生きているということ、水槽の脳やマトリックスの話、ボストロムの論文からこの世界がシミュレーションである確率が限りなく高いことを説明したり、シミュレーションである場合に都合がよいと思われるこの世界のつくり、22世紀半ばには世界全体のシミュレーションが可能になるであろうこと、ゴルディロックス・エニグマについて、進化論だけでは説明できない生物の仕組み、無限後退の問題、などなど。
自分が死ぬまでにもっとこの世界のことがわかるかな。長生きしよう。

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2020年02月03日

Posted by ブクログ

「シンギュラリティ」の次にイマジンの中で熱いバズワードが「シミュレーション仮設」。

「テクノロジー」の分野の対局側にある「スピリチュアル」。この2つの分野が合わさったかのような「シミュレーション仮説」とは「我々はシミュレーションの中で生きている」という解釈。

グランドセフトオートやレッドリデンプション、ウォッチドックスなど最新のゲームをやっていると、本当にその箱庭ゲームエリアの中に人が存在しているのか錯覚するほどの制度なのは身を持って感じている。
ムーアの法則でべき乗的に演算処理やストレージが進化していくと、今ぼくらが住んでいるこの世界も実は高次元な未来人なのか宇宙人、もしくはシンギュラリティ後のコンピュータによって、作られたデジタル世界!という解釈。

矛盾しそうなこともあったが、概ね納得できる説明だったので、なんとなくシミュレーション仮設が真実!と思ってます。

日本ではシミュレーション仮設を題材にした本がまだ無いのでこれからたくさん出版されると良いな。

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2019年09月19日

Posted by ブクログ

意識の自然法則が解明されて、心や意識がデジタルで再現可能であれば、この世の中はほぼ間違いなくシミュレーションである、という論理は納得。自然法則が量子力学的に究極にはデジタルであること、光の速度に限界があること、など、従来はそういうゴルディロックスなところに生命が宿っている、という順番ではない可能性がある、など、思考の幅を広げられた

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2021年08月22日

Posted by ブクログ

シミュレーション仮説とは、この世は何者かが作った「仮想現実」で、私たちはその世界に生きている、とする説である。

そもそも人間は、周囲の情報のうち、ごく一部しかキャッチできない。そのため、私たちが「現実」だと思っているのは、人間の感覚器官で捉えられる限られた情報を元にして脳が再現した、仮想現実世界であるといえる。

シミュレーション仮説の大前提は、「人間の意識はコンピューター上で再現できる」というもの。その論拠は、次の通り。
・人間の意識は、脳内の電気信号のやり取りを通じて“計算”が行われた結果、生じる。従って、その計算を電子的に再現すれば、コンピューターの中に心を生み出せる。
・心を電子的に再現する上では、脳内で起きていることをすべて模倣する必要はない。心を生み出す計算に関わっていない部分を省けば、コンピューターの計算負荷を減らせる。

シミュレーション仮説には、傍証(間接的な証拠)がある。それは、次の2つのタイプに大別される。
①ポストヒューマン(人間を超えた存在)による知的な介入を連想させる傍証:
この世界の物理法則は、誰かに微調整されたかのように、人間や生物にとって「ちょうどよい状態」になっている。
②この世界の仕組みが、コンピューター処理に適したものになっているという傍証:
自然界は連続的(アナログ)に変化しているように見える。が、それは錯覚であり、ミクロなレベルで見れば、自然界は不連続(デジタル)になっている。

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2021年02月16日

Posted by ブクログ

この仮説自体は面白いが、本書に登場する情報は有名なものばかり。
また、各説の説得力が足りない。
巻末の参考文献を後からじっくり読みたくなる。

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2020年08月17日

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