あらすじ
大阪大学が擁する幅広い研究分野を魅力的に紹介し、学問の懐の深さと考える愉しみを伝える出版&新しいスタイルの教育プロジェクト「ショセキカ」。「ドーナツを穴だけ残して食べる方法とは?」という学生たちの素朴な問いに、文理を問わず多彩な研究分野の大阪大学教員たちが挑む。常識を疑い、当たり前を覆すのが学問の醍醐味。ドーナツの穴から広がる奥深い知の世界にふみこんだアカデミックでユニークな回答に乞うご期待。
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Posted by ブクログ
親友(朋友)から借りた、タイトルから惹きつけられる魅力的な本。恥ずかしながら、これがネット上で話題になった有名なコピペであることすら知らなかった。そして冒頭に解答のコピペが掲載されてるけど、これがまた上手いなと。ネット民の言語スキルすごいな。
このタイトルを解決しよう、というより一つの命題について様々な学問に基づくアプローチをしたらどうなるか、という本。美学の章と数学の章が特に好みで、数学の章を執筆した教授の文章はわかりやすいし、興味深かった。4次元ね。対して、精神医学的人間論の章の文章のわかりづらさときたら。
兎にも角にも、物事をミクロ的、マクロ的、そして多角的に考える大切さを学びましたとさ。
Posted by ブクログ
読めば読むほどドーナツが食べたくなるという、ダイエターの敵の本。小難しいこと考えると、甘いものが欲しくなるんですもの。
歴史学みたいに、ドーナツの穴から離れたところで学問の方法を語ってしまった先生もいましたが、大概の先生が自分の学問手法を使ってドーナツの穴を語っています。
考えること論じることが楽しくて仕方がない先生たち。自前の学問手法をドーナツに応用するのは無理かもと思いつつも、力づくで語って行くその様が、面白いのよ~。