【感想・ネタバレ】なぜあの店でもう一度買いたいのかのレビュー

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Posted by ブクログ 2019年10月22日

あるスーパーでの出来事だ。
その日は日曜日の夕方で、夕食を自宅で食べようと、買い物かごをいっぱいにした買い物客でレジはごった返していた。
そこに、ある常連客がチョコレートを一つ片手に現れた。向かったのは専用レジ。さっと電子マネーで支払いを済ませると店を立ち去った。

長蛇の列の買い物客の不満そうな顔...続きを読む。きっと、「お客様は神様だ。」「お客様は誰しも平等に扱われないといけない」と教えられてきた彼らは何かとんでもない不正が行われているのではないかと勘繰っているに違いない。

不正だって?とんでもない。これこそが「ロイヤリティマーケティング」と呼ばれる新サービスである。つまり「ロイヤリティマーケティング」とは「顧客を区別しろ。そして、最も金を払ってくれる顧客をより優遇しろ」ということなのだ。

ロイヤリティマーケティングとは既存顧客向けのサービスだ。既存顧客向けのサービスといって真っ先に思いつくのはポイントサービス。20個たまると500円引きといった、あのすぐにどこかへやってしまうスタンプカード。でもポイントサービスはすべての顧客を一律に扱うが、ロイヤリティマーケティングは違う。顧客の購買額に応じてSilver、Goldといったランクを設けて、新たな付加価値を提供する考え方なのだ。

新たな付加価値としてはもの(5杯買うと1杯無料のコーヒー)、体験(専用のラウンジの利用)、感情(いつものやつで頼める!)の3つが代表的であり、顧客体験価値の創造ってやつだ。

ロイヤリティマーケティングにとって重要なポイントは即時性(誰だってたまったポイントはすぐに使いたい)、個人の特定とOne To One マーケティング(だって個人を特定できないと誰が金を多く払ってくれるのかわからないだろ?)、システム×ロイヤリティプログラムのデザインの融合(ITが関係しないビジネスなんてない)だ。

これからは日本は人口が減る。だとすると新規顧客の獲得に力を注ぐよりも金を払ってくれる上客を優遇して、ますます購買額×購買頻度を上げてもらい、たっぷり利益を上げるほうが得策じゃないかって話。

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Posted by ブクログ 2020年05月30日

ロイヤリティプログラム、ポイントプログラム、会員プログラムなどを実例をもとにその特徴や違いが示されていて参考になった。
アメリカの企業の取り組み事例が多いながらも、自社に置き換えるとどういった強みが発揮できそうか、どこにもっと力を入れていかなければいけないか、といった頭の体操もでき、ためになった。

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