あらすじ
会計はビジネスの共通言語。MQ会計とは、科学的・戦略的・誰でもわかる会計のしくみ。経営の意思決定に役立つツールであり、これにTOCの手法を加えることで、本当に儲かる会社に変わります! ストーリーを読むだけで儲かる会社に変わる秘訣がわかる。
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Posted by ブクログ
父親の逝去で、右も左もわからずに会社経営者となった主人公のストーリーという形で中小企業の事業改革を説明している本。
MQ会計(損益分岐点分析を更に個数×単価=個数×(1単位当たりの損益分岐点分析)という形にまで分解して分析する手法)とTOC(『ザ・ゴール』で有名な制約理論)を武器に、親の七光りと様子見だった社員を味方につけつつ経営を軌道に乗せていくストーリーである。
この本で勉強になるのは、MQ会計やTOCをどうやって経営に結びつけるかというケース・スタディになる点もあるが、他方で、こうした道具を使って如何に社員(組織の末端)を巻き込んでいくかという事例にもなるという点であろう。