あらすじ
中学2年の萩原友人は、伯母の住む札幌を訪れていた。学校での凄絶ないじめで心が折れた友人は、高いところから“青空に飛ぼう”と決意をしていた。そんなとき、伯母の勤務する病院に入院している佐々木友次のことを知る。佐々木は、太平洋戦争時、特攻隊に選ばれ9回も出撃しながら生還したという人物だった。「死ぬのが当然という状況で、どうして“生きよう”と思い続けられたんだろう」佐々木が所属した陸軍万朶隊の物語、そして佐々木自身の言葉を前に、友人の傷ついた心は少しずつ前を向きはじめるが……。
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Posted by ブクログ
勉強が嫌いだった私は、戦争について何も分かっていませんでした。でも、この本をきっかけになぜ戦争が起こったのか、沢山ネットで知らない言葉を検索しました。
分からないところも所々ありましたが、当時の戦争に行った人達の気持ちが本当に様々で、読んでいて辛くて苦しかった。
主人公も、いじめが壮絶すぎて、頭の中で想像するたびに辛くて苦しかった。
でも、知らなかった世界を知れて、この本をきっかけに戦争について、もっともっと知りたいと思いました。
Posted by ブクログ
いじめのくだり‥読むのがつらくてつらくて‥
なので、星一つさげました。
実在の方のことが書かれてて、ましてやその方が自分のよく知ってる地名出身の方で‥
不思議な気持ちで読みました。
Posted by ブクログ
『不死身の特攻兵』のほうがわかりやすかった??
主人公の現在と 本を読んでの歴史が交互に繰り返されるのだが
中学生にも読みやすいよう、主人公がかみ砕いたような特攻の歴史だと もっととっつきやすいだろうか
(イジメものなので とっつきやすくはないのだが)
奇跡なんて起こらなくて
でもラストの 島への転校の選択は こういう方法もあるのか、と。
確かになぜいじめられた方が転校したり、引っ越したり負担が大きいのだろう。。。という問題はあるけれど
また大人数の慣れない環境に 疲弊しきった状況で飛び込むよりは
こういったせめて 負担の少ないであろう新境地への方が
いいのかと。
3月のライオンで まず動物の友達をつくって
大人の友達をつくって。。。 という方法も目からうろこでした。
同世代がきついのならば、周囲が大人な対応をしてくれる大人のいる環境に行ったって、別にいいのか。と。