【感想・ネタバレ】45° ここだけの話のレビュー

あらすじ

カフェで、ファストフードで、教室で、ケアホームで、一見普通の人物が語りはじめる不可思議な物語。一卵性双生児、夢の暗示、記憶の改竄、自殺志願者など、ちりばめられた不穏なモチーフが導く衝撃の結末。読んでいるうちに物語に取り込まれ、世界は曖昧で確かなことなど何もないと気づかされる戦慄の9篇。

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Posted by ブクログ

少年アリスの頃から幻想系だけ読んでいたので、こういう話も書くようになったんだなあとしみじみ。
ほのかな毒が前面に出てきた感じ。わりと好き。

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2022年07月13日

Posted by ブクログ

ネタバレ

最近の長野まゆみ、作風が変わってきてるけどこれめちゃくちゃ面白いやないか。今までは何となくクセが強くてお勧めとかしたことなかったけど、これなら人にも勧められる気がする。

ストンとおちてたり、いろんな人が出てきたり、不思議なことがあったりっていうのは江戸川乱歩とか夢野久作ぽい感じがするようなせんような…モチーフが似とるんやろなあ。
おちてない話もあるし、ややこしくなっただけの話もあるし、おちるとこそこかい!て突っ込みたくなる話もあるけどどれも面白いよ。
双子とか、異性装とか、多重人格とか、そういうのが出てくるのよ。めっちゃ面白いやろ。
あとWCの冒頭はわろた。

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2020年02月12日

Posted by ブクログ

ネタバレ

どのお話も少しずつ違和感があって座り後ごちの悪さを感じながらも読んでいくと、ん、え、どういうこと?と、理解できない展開になって、最後はぞわっとする。
私の思い込みからなのか、想像、想定の状況とは全く違う、もう世界線が変わってしまったような展開がいきなり飛び込んでくる。

印象に残ったのは、双子の話と、郊外に家を買った若い夫婦の話。どちらもぞわっとする感覚がよかったです。

長野まゆみさんの初期作品はほぼ読んでいるのですが、幻想的な初期作品の舞台が現実になるとこんな感じになるのかなと思いました。

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2023年06月29日

Posted by ブクログ

現代が舞台の不可思議な話9編。
タイトルも記号など変わったものばかりで今までの作風とかなり変わっている。

記憶や性が倒錯しているのは健在で、大体ケムに巻かれて終わるのでふわふわした読後感。
人の見方が少々意地が悪い(特に女性に対して)

「●クロボシ」は従来のパターンならナギサとフルサトは双子ではなく同一人物だと思う。

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2021年08月11日

Posted by ブクログ

ゆっくり読む人にオススメ。

「読むエッシャー」というキャッチコピーが付けられていて、なるほど、各話の末尾には、自分の読みがガラリと変わるような「体験」が待っている。

表題作「45°」は、アドバルーンを上げる係の人が、誤って落下してしまい、記憶を失うお話。
そういえば、小さい時、アドバルーン上がってたわあ。でも、なぜか、間近で見た記憶がない。
小説中では風が吹いて45°になると、危険だから降ろすとあったのだけど、想像するとやっぱり不思議な感じがする。

私は割とズンズン読んでいく方なので、話の切り替えには気付くものの、「えっ!?つまりどういうこと!?」と、ひとり恐慌をきたしたオバチャンになってしまった。
一番ありがたかったのは、かなり丁寧に「どういうこと」かを説明してくれている解説なのだけど、いやむしろ、それが必要ってことは、案外私の恐慌も的外れではない、と思いたい。

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2020年04月15日

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