あらすじ
【オリエンタルラジオ 中田敦彦氏 激賞!!】
この本のおかげで、僕の思考力は次のステージへ上がった。
人生で起こることのほとんどは、自分の思い通りにはなりません。
若いときには「若い」という理由で。年をとると「年をとった」という理由で。偉くなると「偉いんだから」という理由で…。
ここに、そんな思い通りにならない環境の最たるものがあります。
それが、地理。
人類は誕生以来、つねに環境との因果応報(=地理)から学び、進化・発展してきました。
つまり、人類と地理の関係を学べば、そしてその地理から授かった環境への知見を人生にフィードバックすれば、あなたの人生の成功のカギを手に入れることになります。
「農業革命」「産業革命」の来歴をたどると
↓
【地理思考】
AI時代を生き抜く「仕事の答え」が見える
交流人口が豊かな都市を観察すると
↓
【地理思考】
自分を伸ばす「個性」や「尖り」が見つかる
などなど。
本書は、学問を通じて、これからの働き方生き方の答えが出る、
まさに現代版【孫氏の兵法】です!
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Posted by ブクログ
筆者独自に編み出した「地理的思考」を駆使して、様々なトピックを読み解いた本。
タイトルの「人生が変わる」は大げさとしても、筆者の思考はかなり洞察力に富む。
1. 日本人とは:海洋国家に帰属するアイデンティティをもった人々というのはオンリーアフター明治時代
2. 「働く」という価値の変化:農業革命から産業革命そして情報革命へ。食べるために働くから働くために食べる
3. 組織の必要性:世界は子供の集まり
4. すべて白黒決めなくていい:パレスチナや北方領土のようにそれぞれの見方に決着をつけないことも大人の対応
5. 競争は本当に大切か:ランキングは何を基準にするかによって変わる。空間は時間軸で俯瞰
6. 逆算する視点をもつ:結果だけを見て判断しない。原因にさかのぼる
7. 縁起:語源と由来の両方が入っている点がより適切
8. 結果に隠された「必然」:人がたくさん往来するから通りができて街ができた。
9. 人と都市:地理的環境とは、自然にどれくらい人が手をいれたか
10. 難しい相手との付き合い方:他者に寛容になること
11. 固定観念のほぐし方:地図にはイデオロギーが入っている。ピーターズの世界地図をみれば一目瞭然
12. 公平と平等:公正という概念が先立つが、本質が一緒なことが公平であり、形式が一緒なことが平等。
13. 横並び対個性:栃木市は、鉄道を嫌ったおかげで今独自の個性を発揮できている。
14. 決まりは誰が作るのか:決まりはいつの間にかつくられる
15. 世界の価値観。「モノ」から「情報」へ:サッカー大会の冠が変わることから読みとれる、日本の衰退と中国の発展
人生のとらえかたとして「ロケとロケハン」というのは、さすがテレビマン。