あらすじ
「何を根拠に『様子を見ましょう』とか『大丈夫』とか言うの?」
「同じ症状でも、医者によって薬の出す量が違うのはなぜ?」
「有名大学の附属病院はやっぱり優秀なの?」
「神の手と呼ばれる外科医には、どうすれば執刀してもらえるの?」
医者や病院に一度は聞いてみたいことって、ありませんか?
大型総合病院から、町の小さな診療所まで勤務し、
10万人以上の患者と接してきて、
患者から多くの「すごく聞いてみたい質問」を聞いて答えてきた現役医師が、
医者や病院の実態を大暴露したのが本書です。
一度は気になったこと、この本に書いてあるはずです。
さらに、医療現場の実情に迫りつつも、
患者や患者の家族はどうすれば、より良い診療を受けることができるのかまでも、
しっかりと提言しています。
病院に行く前に、必ず読んでください。
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Posted by ブクログ
付き添いの人を連れて行くとしっかり説明が聞ける。
他に考えられる病気、必要な検査はないか、聞く。
バランスのよい食事、は解明されていない。
バンパイア効果=吸血鬼の一種。質を低下させて行動すると、ほかもそれに合わせざるを得なくなる現象。
9時から外来、でもその前に入院患者を見ている。
待ち時間は解決されなくても致命傷にはならない。
予約は、時間を分散せせるだけ。歯医者のようにならないのは、医者は患者を断らないから。
日本の医療費の制度「DPC」が関係している。入院中に他の診療を受けても費用は同じだから、他の科にはからせない。診療科を指定して、見てほしいということ。
入院が長引くほど病院は損をする。
医者は症状が悪化させないこと、が目標。
ミスを罰すると、ミスの報告が減る。
医療は経験値が大事。自費診療しかやっていないところはやめたほうがいい。
ジェネリックは、有効成分が同じだけ。元の薬と同じではない。他の成分まで同じなのは、オーソライズド・ジェネリック。
バリウム検査をうける医者は少ない。
大腸内視鏡は医者も受ける人が多い。
眼底カメラは受ける人が多い。健康診断には今はなくなった。
治療方法のガイドラインは、Mindsガイドラインライブラリ、がん診療ガイドライン、がある。
東日本のほうが人口あたりの医師数は少ない。
地方の悪い点は、医療が遅れていて専門医が少ない。たらい回しがないことはよいこと。
地方にいるなら、主治医をつくること。
昔は大学病院に入るのが普通だった。それで地方に派遣された。
今は臨床研修制度で、一般病院に就職する医者が増えた。
病院都合で個室になる場合は、個室料は払わなくていい。
水やお茶をお見舞いにする。本、ハンドクリームもいい。
訪日外国人では7.2%が医療費を払っていない。
診断書には、何を書いてほしいか、伝える。
外科医は手術をしたがる。技術習得のため。
救急車を呼ぶだけでは、最大限の医療を受けることになる。
尊厳死、自分の希望を伝える。
医者はただ延命のための治療をするが、患者の希望はいい人生を送ること。