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Posted by ブクログ 2019年10月22日
吉田秀和による、カラヤンの関する評をあつめたもの。
なんで、コンサート評やレコード(時代ですねww)評や、他の大きいカテゴリーの中でカラヤンについて論じたものとか多岐にわたる。
面白かった。
評って、書き出した時に多分方向性が決まっている。方向性というか、着地点が決まっているのだと思う...続きを読む。
が、どこに、どういう目的で書いたかによって、着地点は様々だ。
その多々の点でばらばらのようなものの中から、カラヤンが確実に浮かび上がってくる。
って、カラヤンがどれだけすごかったか、というところなんだけど。
なんで、改めてカラヤンを聞く。
中高の頃、ものすごく好きでポスター張っていたし、ほぼ毎日聞いていた。
やっぱりカラヤンはいい。
理性と感情のバランスがものすごくいいと思う。
ああ、そうか。
現代人らしいバランス感覚が、カラヤンをカラヤンたらしめ、彼を帝王とさせていたのだな、としみじみ思った。
余談
ブラームスのシンフォニーがものすごくいいと感じるようになったのは、私が年食った証拠なんだろうな。
やれやれ。