【感想・ネタバレ】「言葉がけ」ひとつで子どもが変わる 子育ての50の「困った」に答える本のレビュー

あらすじ

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「人にあいさつができない」「お片づけをしない」「食べるのが遅い」「ありがとうが言えない」「すぐにウソを言う」「脱いだ靴をそろえない」「選ぶとき時間がかかりすぎる」「食事をすぐに残す」「順番に並べない」「朝、グズグズする」「悪い言葉を使う」「ごめんなさいが言えない」「園に行くのを嫌がる」「友達の輪の中に入れない」……。子どもの様々な「困った」ことに対して、親はどう対処すればいいのか悩むことが多い。本書は、保育士歴23年の著者が、その経験から培った対処法や言葉のかけ方をイラストでわかりやすく示した一冊だ。様々な「困った」場面ごとに、子どもはなぜそうするのかを解き明かし、それに対して、親がよくやる対処法や言葉のかけ方を「効果のないNG言葉」「子どもを伸ばすOK言葉」に分け、なぜそうするといけないのかや、そうするのが良いかを簡潔に解説する。子育てに悩むお母さんやお父さん必読の一冊だ。

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

著者の保育士としての経験に裏打ちされた良書です。手許に置いて復習したい一冊。

日々の子育てではつい、苛立った感情に駆られて子供に苦情や文句を言い連ねてしまうもの。それを前向きで建設的な、気持ちに配慮したコミュニケーションに変えないと子供を傷つける。加えて、具体的に説明しないと伝わらないことも多い。日々を振り返って確かにその通り、と納得し、また実感しました。言われる側を自分に置き換えれば、よくわかると思います。■

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2009年10月07日

Posted by ブクログ

子供の「言葉がけを工夫することで、嘘のように変わってくれる」というのを教えてくれる本です。

1. 人に挨拶ができないのは
子供はそもそも挨拶が大切なものだとは思っていない。「〇〇ちゃんもご挨拶ができるかな」「こんにちはって言おうね」と促してあげる。
「声が小さかったけどちゃんと言えたね。でも今度はもう少し大きな声で言えるかな?」

2. お片づけをしない場合
できないことを叱るのではなく、片付けができたときに褒めてあげる。
過去のことで叱らない。カバンの中がぐちゃぐちゃで帰ってきたら、「改めてカバンから出し、整理して入れさせる」ところまで1年の整理をやらせる。

3. 食べるのが遅い場合
子供がすべきことを具体的に言ってあげる。
「お口の中がなくなったら、すぐに次のものを食べてね」

4. 「ありがとう」が言えない場合
「〇〇してもらってよかったね、嬉しいからありがとうって言おうね」どういう時にありがとうと言うのかを教えてあげる。

5. 言うことを聞かない
「〇〇できたら、〜しようね」と子供に期待感を持たせてあげる。

6. すぐに嘘を言う場合
すぐに怒る癖のある親の子は、嘘をつくようになる。
「絶対絶対絶対に起こらないよ」と大げさに言ってあげる。

7. 脱いだ靴を揃えない
その行動をやる前に言えば、言われた通りにやってくれる。しなかった後に叱るのは意味がない。
片付は子供にとっては大人の想像以上に頭と体を使う大変な作業である。「〇つだけ片付けてね。あとはお母さんが片付けるね」と少しずつ量を増やす。

8. 疑問形で叱っても効果がない。
「なんで〜」「どうして〜」はダメ
するべきことを具体的に言ってあげる。「〜しなさい」「〜してはダメだよ」

9. 嫌いなものを食べない、食事をすぐに残す
子供はまず、目の前の量にうんざりしている。
「じゃあ、これだけ食べてね」と目の前でごっそりと減らしてあげる→そうすると「こんなに減った」と喜んで残りを食べてくれる。
「ここまで食べたら、残りの半分は残してもいいよ」と言ってあげる。「食べなさい」ではなく「残していいよ」がポイント。

10. 子供の褒め方
「偉いね」「凄いね」「上手だね」など抽象的な言い方はあまり効果がない。→「ご挨拶ができたね」「全部食べたね」と何気なくやったことをそのまま言葉にして言ってあげる。

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2025年06月29日

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