【感想・ネタバレ】この日のために 下 池田勇人・東京五輪への軌跡のレビュー

あらすじ

首相に就任した池田勇人は、東京オリンピック開催準備の政府責任者として、首都大改造、東海道新幹線の建設などを指揮。しかし開催直前、病魔に倒れてしまう。一方、オリンピック組織委員会事務総長に就任した元朝日新聞記者の田畑政治は、突如湧き起った責任問題で辞任に追い込まれる。「記憶に残る大会に」「経済成長に弾みを」。それぞれの理想を掲げて奔走した二人。そしてついに「この日」は訪れた――!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

自分が敬愛する白洲次郎が推した漢“池田勇人”がメインの話です。
1964年の東京五輪に至るまでの道のりを、池田勇人と田畑政治、それぞれの立場から追っていく展開に胸が躍りました。
華やかな成功の裏にあったものを辿る話かと思っていましたが、読み進めるほどに残るのは祝祭の記憶より、そこに至るまでの執念や焦りのほうでした。
病を抱えながら国を立て直そうとする覚悟や、五輪にすべてを賭ける熱量には引き込まれる一方で、人物や時代背景の説明が重なり、物語としては少し硬さを感じる場面もあります。
それでも、あの一日を支えていたのが無数の決断と意地だったと知ると、五輪の見え方が少し変わりました。
読み終えた後、結果ではなく過程の重さのほうが胸に残りました。

0
2026年07月30日

「小説」ランキング