【感想・ネタバレ】神のデザイン哲学 GOoD DESIGNのレビュー

あらすじ

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世界的建築家によるデザイン哲学、人生論。

著者の鈴木エドワード氏は、ハーバード大学大学院卒業後、バックミンスター・フラー、イサム・ノグチ、丹下健三という 3人の師のもとで学びました。1977年、鈴木エドワード建築設計事務所(ESA)を設立し、建築デザインを生涯の仕事として35年。著者は「人の幸せとは何か、生きる意味は何か…人が暮らす空間設計を通し、繰り返し考える機会に恵まれました。そして物理学は実は人の生き方、在り方そのものにつながる学問であり、追求する真理への異なるアプローチである」ことに気づきました。
本職の建築設計の他に、物理学、化学、生物学を学んだ著者が名付けた「GOoD DESIGN」とは、エネルギー消費を最小限に抑えつつ最大限の効果を得るデザインを追求することであり、それはすなわち「自然(宇宙)の仕組み」そのものです。耐震性などの建築構造の基本から、エネルギーや原子の仕組みに至るまで、建築家・鈴木エドワード氏が提唱する「GOoD DESIGN」(ゴッド デザイン)、神のデザイン哲学についてまとめ上げた本です。

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Posted by ブクログ

鈴木エドワードという格好いい建築家が自らのデザイン哲学の変遷を解説。

すぐれた建築家は建物のデザインを通じて世界のあるべき姿を実現しようとしている、ということがよく分かる。

バックミンスター・フラーへの思慕、現代科学の造詣と独自の解釈、さらにスピリチュアルな世界観、最後の方は突っ走ってして読む人を選ぶが、私は好きな内容。

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2014年04月24日

Posted by ブクログ

建築書というよりは、随筆に近い。建築家でありながら、サイエンスに造詣が深く、バックミンスター・フラーにとても興味を持って来たとの著者の話がとても印象に残った。自分は、化学を専攻し、現在建築分野で仕事をしており、とてもオーバーラップするところがあり、C60の名前の由来が初めて繋がった。

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2013年10月15日

Posted by ブクログ

どちらかというと、ポエム集だった。
建築哲学、物理、スピリチュアルの浅い部分についての著者の感想が書かれている。

「『最小限で最大限の効率を生む』という観点は自然の営みに基づいている。エネルギー消費の最小化と最大効率を追求した自然デザインは、無駄がなく美しい」という主張に共感できた。

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2022年11月29日

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