あらすじ
戦国期、激化する一向一揆衆弾圧のため、信長軍が越前に攻め入る。信仰の名のもと、戦に駆り出される罪なき民と、蹂躙される村々。十六歳の結衣が暮らす長閑な村も、侍に襲われる。村人が逃げ惑う中、平凡な少女だったはずの結衣は、次々と敵を斬り殺していく。圧倒的な強さを秘めた彼女には、封印されたおぞましい過去があった――。波乱の時代を駆け抜けた少女の過酷な運命を描く、傑作歴史長編。
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Posted by ブクログ
一気読み。
次から次へと問題が起こり息つく間もない展開にあっという間に読み終えてしまう。
人として生まれたからには最期まで足掻き続けろ。俺が弥陀なら生きる事を諦めた者など地獄に叩き落す。
この言葉が胸に刺さる。小説で胸に刺さるのは初めてで年齢を重ねて経験を積んだからなのか、それともリンクしたのか。
Posted by ブクログ
史実の出来事とうまく話が絡められており、話に引き込まれていった。また、よくあるように主人公が無双するのではなく、守りたいものを取りこぼしてしまったり、目の前で奪われてしまう場面が多くあり、そこがより話に重みをもたらせていると感じた。