【感想・ネタバレ】皇后雅子さま物語のレビュー

あらすじ

痛みを知るから勁くなれる――令和の新皇后、雅子さま。その皇太子妃としての道のりは決して平坦ではなかった。ご成婚パレードでの笑顔はなぜ失われたのか? お世継ぎ問題、「適応障害」の真相は何だったのか? 長年にわたり雅子さまの実像を追う唯一のジャーナリストが描く、新皇后の素顔とは。半生を網羅した決定版!

【目次より】
序章 幸せの黄色いワンピース
第1章 帰国子女の憂鬱
第2章 「根無し草にはなりたくない」
第3章 新人外交官の悩み お妃候補への戸惑い
第4章 皇太子妃選定「極秘プロジェクト」
第5章 ご成婚──雅子さんのいちばん長い日
第6章 「新皇太子妃」に差す影
第7章 長官が尋ねた「お身体のこと」
第8章 愛子さまご誕生までの全舞台裏
第9章 涙が止まらない
第10章 「人格否定発言」初めて語られる真相
第11章 ようやく治療がはじまった
第12章 悠仁さまご誕生──急転する皇室の運命
第13章 愛子さまが学校に行けなくなった日
第14章 ご成婚二十年──雅子妃はお幸せだったのか
終章 令和の皇后として

※この電子書籍は、2015年1月に文藝春秋より刊行された単行本『ザ・プリンセス 雅子妃物語』を改題、新章を増補した文庫版を底本としています。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

詳細な取材にもとづいて、雅子さまの人となりをできるだけ客観的に書き、なぜ病気(適応障害)になってしまったのか、雅子さまは結婚して幸せだったのか、多くの国民がモヤモヤとしているところを突っ込んで書いたルポ。いや、ルポじゃないかな?取材記録、みたいな感じかな。ほぼ時系列で、事実を書き連ねている感じです。
こういうのを買って読む時点で、私もゴシップ好きな大衆の一人か?と思うけど、つい買ってしまいました。
結論としては、やっぱりマスコミが悪いんじゃないの?著者は偉そうに書いてるけど、そういうマスコミの一人じゃないの?と思った。あと、一般の人にはわかりにくいけど、「宮内庁」と「東宮」との対立みたいなものもある、ということがわかった。
基本的には雅子さまに好意的に書いてあります。私は国民の一人として、そして女性として、雅子さまが心身ともに健康でお幸せでいてほしいと心から願います。
皇位継承について、一人の女性の肩に日本の未来が全部のしかかってしまうような事態は最初から避けなければならなかったと思う。男児を生むことがそんなに大事なら(そのこと自体が間違っているけれども、日本の制度上仕方のないことなら)、最初からもうちょっとオープンに不妊治療について話し合ったり、プライベートなことに首を突っ込んで本当に申し訳ないけど避けては通れないことだから、と、女性の医師なり侍従なりが寄り添って相談に乗るべきだったんだろうなと思う。
一人の女性をここまでの悲しみに陥れたのが、日本の立憲君主制に起因することだと考えると、なんだかなぁと思う。
ただ、書籍としては、結局ゴシップ的な週刊誌記事の延長線以上のものではないと思ったので★3つ。

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2019年08月17日

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