あらすじ
8歳の語彙力&あがり症なのに本場ニューヨークのスピーチ大会を3連覇した、日本育ちの日本人元マッキンゼー戦略コンサルタントが教える、「ロジカル思考×ストーリー」で、プレゼン・会議・営業・面接で“相手が動き出す”伝え方の基本。
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Posted by ブクログ
プレゼンテーションの本質を極めるための素晴らしい指南書に出会えた喜びで胸が躍ります。この本は、単なるテクニックの羅列ではなく、人の心を動かすための深い洞察に満ちています。
私たちは誰もが、自分の想いを相手に届けたいと願っています。この本は、その願いを実現するための明確な道筋を示してくれます。特に心を打たれたのは、プレゼンテーションの核となる「情熱」の重要性です。自分自身が心から感動できる内容でなければ、聴衆の心も動かせないという真理に、深くうなずかされました[6]。
## 心を動かす3つの要素
- 感情に訴える:聴衆の心に響く言葉選び
- 目新しさを出す:知的好奇心を刺激する展開
- 記憶に残す:忘れられない印象づけ[6]
## 効果的な構成の秘訣
1. 20字以内のワンビッグメッセージ
2. KISSの原則による簡潔さ
3. 未来予想図の提示による希望の共有
4. 4つのF(失敗、欲求不満、最初、欠点)の活用
5. 低コンテキストによる明確な伝達[1]
特に感銘を受けたのは、TEDの成功事例から学ぶ「18分ルール」です。短く、かつ印象的なプレゼンテーションこそが、聴衆の心に残るという発見は、目から鱗が落ちる思いでした[3]。
また、エトス(信頼性)、パトス(感情)、ロゴス(論理)の3要素のバランスを取ることの重要性も、説得力のある解説で理解できました。これらの要素が揃って初めて、真の「心の動き」が生まれるのだと実感します[4]。
この本は、プレゼンテーションを通じて人々の心を動かしたいと願う全ての人にとって、まさに道標となる一冊です。読み終えた今、早速次のプレゼンテーションで実践したい手法とアイデアで、心が躍っています。
Posted by ブクログ
スピーチの真骨頂はそぎ落とすこと。その過程において、自分が本当に伝えたいメッセージを見出すという作業。
何が一番伝えたいことなのかを考え抜いて、そのたった一つのメッセージが聞き手に伝わるために必要な情報のみを伝える。
スピーチ後に聴衆全員が「あなたのスピーチはXXだったわね」と同じコメントをするような明確さが必要。
メッセージは相手に解釈の余地を与えてしまうと誤解を招く。
聞き手を主役にしてあげる→聞き手が当事者意識をもつようになる
相手にとって魅力的な未来予想図を見せることができたら、聞き手の態度は変わる(行動に移る)
自分にしか語れないストーリー、体験談、知識はなにか?
自分らしい語り口
話が始まった30秒で話が面白いかどうかを判断する。最初の7秒で第一印象が決まる。その7秒でなにを語るのかがポイント。つまらない自己紹介・挨拶は厳禁。