あらすじ
片岡義男には、珈琲がよく似合う。息子を連れて地元にひとり戻ってきた幼なじみと「結婚」をしないまま、新しい「家族」のかたちを探っていく表題作ほか、小説的企てにみちた「珈琲」をめぐる五つの物語。珈琲にまつわる書き下ろしエッセイも収録。
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Posted by ブクログ
珈琲にまつわる5つの短編。
豆大福を食べたことで離婚して子連れで戻ってきた高校の同級生と同居することを思いついたこと。
喫茶店とコーヒー豆のお店を開いた友人の女性の家が
かつて火事になった夜のこと。
父の喫茶店を手伝い独立させた女性と、それを引き継いだ女性のお店に行き、
さらにたい焼き屋さんを開いた女性のお店を行ったり来たりと出前もしたりの日々。
新人作家としてのデビュー作を2つの喫茶店で書き上げた20年前の記憶をキュウリのサンドイッチを食べながら思い出す人の縁。
喫茶店で同じ空間に居合わせる4つの話に出てきた登場人物たちと、新たな登場人物たちの物語の始まり。
作者はキレイな女性が好きナノネ。
世の中はそんなにスマートにできてるとは思えないけれど
それもいいのかな。