【感想・ネタバレ】NOKIA 復活の軌跡のレビュー

あらすじ

携帯端末事業でAppleやGoogleに敗北し、一時は倒産を囁かれるも通信機器メーカーとして復活を遂げ、今や5G時代の覇者とも目される“北欧の巨人”、ノキア。不屈の起業家精神で老舗企業を改革した現会長が、その一部始終と経営手法をついに明かす!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

【瀕死のNOKIAを救ったのは「パラノイア楽観主義」と「シナリオベース思考」】
 今から10年ほど前、NOKIAは数兆円の売り上げを誇る世界一の携帯電話メーカーだった。しかし、そのころ内外に渦巻く危機は「正常性バイアス」によりすべて見逃されていた。
 スマートフォン化の流れに乗り遅れ、起死回生を狙ったWindows Phoneの賭けも事実上失敗に終わり、企業存続の危機に陥る。
 どん底の状態で指揮を取ることになった著者シラスマ氏は「悪いニュースは良いニュースである。良いニュースはニュースではない。」の精神のもと、ありのままの事実と向き合い、「パラノイア楽観主義」を掲げて立て直しを図る。
 それは「見落としや落とし穴はないか?」と疑うと同時に「必ず解決策が見つかる!」と確信し、全方位的なシナリオを用意することであった。

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2020年02月23日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ノキア会長が振り返る2008~2016年の軌跡。なぜノキアがappleに負けたのか。取締役会がどんな議論をしていたのか。マイクロソフト、アルカテル・ルーセントとの大型M&Aのシナリオや交渉の裏側を知れる。CEO同士の交渉内容が赤裸々に記されており貴重。

以下、ネタバレ。お気に入りの箇所。

「どの企業も前方を見るための指標に注目したほうがいい。将来的に起こることと最も相関性の高い過去データを探すべきなのだ。ただし、財務データは最悪の指標の一つだ。顧客満足度などのほうがはるかにいいだろう。」

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2024年06月08日

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