あらすじ
ハルラント聖王国の最西端“西ノ庄”の少女エヤアルは幼少のとき、魔法を暴走させて災厄を招き、“炎の鳥”に魔法を奪われた。成長した彼女は労働力として砦に連行されるが、そのとき、あらゆる物事を記憶する力に突如目覚める。彼女の力をめぐって動き出す陰謀と過酷な運命。エヤアルがもたらすのは平和か破滅か……。日本ファンタジーの旗手の新境地。
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Posted by ブクログ
過酷な運命に巻き込まれていくエヤアルが、どういう結末に辿り着くのかハラハラしながらも、乾石さんの詩のような美しい言葉で表現される世界観に夢中になりました。
風景や気持ちの動きを描くときの言葉使いが綺麗で、明るいばかりの話ではなかったのに、すっきりと読めます。
以前、『夜の写本師』を読んだ時に感じたドロっとした暗闇の雰囲気と随分違うことにもびっくり。
Posted by ブクログ
今までの中で、1,2を争うおもしろさだった。
もっとこの世界に浸っていたいし、もしシリーズになるのなら読みたい。シリーズが無理でも、別のお話があったら読みたい。
ダンのことも、もっと知りたいし。
すべてがネタバレになりそうで、上手く感想は書けないんだけれど…とにかく、おすすめです。
Posted by ブクログ
優れたファンタジーには、優れた世界感が、必要だ。
あいわからず、その素晴らしいこと。
戦さからラストシーンまでを駆け抜けるように読んだ。
そして、物語の最後の美しさ。
読まれるべき物語である。