【感想・ネタバレ】今こそ上杉鷹山に学べのレビュー

あらすじ

幕末に活躍した西郷隆盛、吉田松陰、二宮尊徳に大きな影響を与えた上杉鷹山。彼は江戸時代中期に不可能といわれた米沢藩の財政再建、農村復興を諦めずやり遂げた。しかも鷹山の思考、行動に奇手奇策があったわけはなく、「当たり前のことを当たり前」に実践しただけである。では「当たり前のこと」とはなにか。それは、贅沢と無駄の修正、合理的な意識改革、実践的な教育、民への親しみ、意見の具体化、諦めない精神などである。本書は混迷の時代に活躍した上杉鷹山の生き方から、危機を乗り越える経営のヒントを学ぶ!

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Posted by ブクログ

見開きで1テーマになっていて、読みやすかったです。
「今こそ」とは言っていますが、ジョン・F・ケネディが「最も尊敬する日本の政治家」として鷹山をあげているし、「してみせて、言って聞かせて、させてみる」や「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の為さぬなりけり」の名言も鷹山のものだというから、名前は知らなくてもその精神は知っている人も多いでしょう。

上杉謙信で有名な上杉家の9代目で、困窮した米沢藩の財政を立て直した名君で、人柄も人格者。自身の生活も質素で衣類はすべて木綿。お年寄りを大切にしていたそう。まわりから慕われるリーダーとして理想的な人物ですね。住まいだけは豪華だったみたいですが。

鷹山がモットーにしていた「足るを知る」ことと、「絶対にあきらめない」こと、そして「人の幸せのために尽力すること」、先を見据えて政策を決めたことなど、見習いたい点がたくさんある人物。小説なども読んでみたいです。

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2024年10月16日

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