あらすじ
「トヨタグループ出身のミニマリスト夫婦が教える、『しくみ』で幸せになれるおうち片づけの技術」
厚生労働省によると、働く女性は2013年時点で2804万人。そのうち96%が仕事と家事の両立で悩んでいます。
そこで、トヨタグループの世界No.1カーナビ企業「アイシンAW」で大活躍した著者が「やりすぎミニマリスト」時代の失敗経験を研究して身につけた、
モノがリバウンドせずに家事を2時間短縮でき、心まで豊かになれる「トヨタ式お片づけメソッド」を初公開します。
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Posted by ブクログ
単なる片付けのレクチャー本ではなく、トヨタの「カイゼン」を元に書かれているので他の片付け本とはその点が違う。
・片付けの前に「なぜなぜ分析」でモノに対する自分の価値を知る(価値観の「見える化ける」)。
・なぜなぜ分析は最低5回繰り返す。
・「何のために片付けるのか」という理由が曖昧ではモチベーションが長続きしない。
Posted by ブクログ
理系女子の片づけ本とのことで興味が湧いたので読んでみました。
元々ミニマリストだったご夫婦が、モノの適正量を考え、家事の時短のためにトヨタ式を活用しながら心地よい暮らしのためのしくみを構築していく方法を紹介した本でした。
ミニマリスト時代のエピソードが強烈でしたが、その後のしくみづくりはなるほどためになりました。
備忘録としてマネしたいこと、書いておきます。
トヨタの成功の基本「5S」
整理……不要なものを見極め、捨てること→普段家の中でしていることを書き出し、その中から止めることを決める
*適正量を見極め、モノは捨ててから買う。冷蔵庫→靴→クローゼット→キッチン→洗面所→薬→文具→写真
整頓……動線を考えながら並べ、必要なものを必要な時に必要なだけとりだせるようにすること→いつでも使えるように準備しておく
*冷凍庫の活用。野菜はほとんど購入時にした処理して冷凍(トマト、ピーマン・パプリカ、キノコ類、大根おろし、人参、青菜)
*食品保存容器は蓋つきのイワタニ一択。大中小そろえる。そのまま食卓に出せる。
*リサイクル品は、スーパーの回収BOXへ捨てに行く
清掃……汚れを取りながら、現状を点検すること→掃除を時短するための工夫
*電気調理なべの活用(ガスコンロが汚れない)
清潔……整理整頓された状態をキープすること→時短家事を楽しんで続けるための工夫
*早寝早起きで一人時間を確保
*毎日ひとつだけ掃除や模様替え等特別なことをする
*一人家事タイムトライアル(ひとつのルーティンを何分で終わらせられるか、毎回時間を計ってカイゼンしていく
しつけ…整った環境を保てるよう、習慣化する、ルールを守る→時短家事を行うために時間の使い方にルールを設ける
*お得に惑わされてまとめ買いしない
しくみのカイゼン→毎日収納の仕方を工夫する。便利な場所は人それぞれ。固定概念なくして。
日々片づけられる体質になる。慣れるまで整った部屋の写真を毎日撮ってキープ。習慣化されたらもっと楽にするには?を考え続ける。
なぜそう思うのか(なぜなぜ分析)を5回繰り返し、たどり着いたキーワードが自分の価値観。それを基準にしくみを考えていくとやりやすい。
Posted by ブクログ
仕事の工数管理を取り込んでるのは、合う、合わない、が分かれるとこではないだろうか。ミニマリストの顛末のような、モノを減らしすぎた結果が書かれているのはよかった。