【感想・ネタバレ】女の子の「自己肯定感」を高める育て方 思春期の接し方が子どもの人生を左右する!のレビュー

あらすじ

「自己肯定感」は
子どもの将来にわたって大きな影響を与える
子育て最大のキーワードです。

世界的にも突出して低い日本の子どもの「自己肯定感」は
10歳をピークに思春期でドンドン下がり続けます。
その時、親として何ができるか? 何をすべきか?

名門女子校で44年間生徒と向き合ってきた校長先生が
親が知っておくべき女の子の接し方とともに
女子特有の「自己肯定感」を育む方法をお伝えします!

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Posted by ブクログ

自己肯定感は私の子育てにおける最大のテーマである。自分が自己肯定感の低さゆえに根っこが弱いというか根本的に何をやっても芯が脆い人間なので、娘にはそうなって欲しくなくてこれまでも色々と調べて取り組んできた。
いよいよ思春期に差し掛かり、一番難しい年頃にどうやってここまで育てた自己肯定感を維持するのかを知りたく本書を読んでみた。

大事なポイントとして、一人の人間として認めること、人(親自身含む)と比べないことや、上から目線をやめることなどが書かれている。これまでの親ー子の縦の関係から、対等な人間としての横の関係へと変わることが、思春期女子を育てる上での大きな転換と捉えた。それと同時にスキンシップの重要さも強調している。
一般論としてだが、女子校で長年勤めた経験からの男子と女子の違い(注意は男子は個別に、女子は全体にする方が効くなど)もあり、面白かった。

特に中学生は学校でのいざこざから自己肯定感を下げやすい時期であるとあり、ここで家庭でどこまで補完できるかが非常に大事だと実感した。
春からの中学生活3年間、どうか今の高い自己肯定感が失われることがないように、この本は度々読み返して自分への戒めとしたい。

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2019年12月31日

Posted by ブクログ

これからやってくる思春期に向けて、今 読めたことは良かったです。
受験受験で目の色を変える今の時代、点数だけじゃなく、感情をさらけ出せることに喜んだり、ヨコの繋がりを大事にする取り組みなど、心を大事にするこの中高女子校で6年間を過ごせたら子供たちは幸せだろうなとも思いました。

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2019年08月18日

Posted by ブクログ

この表紙なので、思春期の女の子がいるお母さんが読んでいても違和感はないでしょうが、お父さんが電車中などで読んでいると少々違和感があるかもしれません。私は、カバーして読みました。

「なぜそこまでして読んだのか」ということですが、キーワードは「女の子の自己肯定感」です。

私の場合は、できれば10年前に本書と出会っていたかったという思いがありますが、これから思春期を迎える女の子をお持ちのお母さんはもちろん、お父さんも読んで頂きたい本だと思います。

家庭では娘さんとお母さんの関係性は特別で、お母さんの影響を大きく受けますが、お父さんの在り方は、その二人に同時に影響を与えると思われます。本書には、そのことについても触れられています。

男の子と女の子の特性の違いも書かれていますが、女子校で長年経験を重ねられてきた著者だからこそ発見された事実であり、そのポイントの扱い方で表紙に書かれているように、「子どもの人生を左右」してしまうと思われます。

本書の最初のほうを読んで「すごいことが書かれている」と感じたら、本書による気付きが多く、確信も深まるだろうと思いますが、「これ大したこと書かれてないな」と感じたとしたら、現在の自分の在り方は「要注意」と意識して、著者の声に真摯に耳を傾けるのがよいだろうと思います。

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2019年04月20日

Posted by ブクログ

本書は、思春期の女子の子育て本だが、前提として母親が自分を主体として生きていること、パートナーシップをよくしておくことを薦めているのが興味深い。この2つは、お子さんのいる女性のみならず、全ての女性に必要なことなのだと改めて思わされた。

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2019年01月13日

Posted by ブクログ

娘が9歳になったので心の準備をと思って読んでみた。今でさえ衝突することもあるのに大丈夫かな、と心配になったけれど、女子に絞って書いてくださっていて、備えをするにはいい1冊でした。
いつまでも上の子のときには初心者なので、失敗もしつつメモしたことを見返して乗りきりたい。

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2025年02月25日

Posted by ブクログ

思わず娘を著者の学校に入れたくなりました^^;
やがて自立していく1人の女性をどのような気持ちで育てる・接していくかよくか書かれていると思います。女の子の構造・特性に沿って学習プログラムを練っているのは凄いですね。参考になりました。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

 女の子の自己肯定感を高める育て方がわかる本。自分が育てられる身としても、今後育ててもらう身としても興味深い本だった。

 女の子の自己肯定感を育てるには、自分の自己肯定感を高めることが大切と。親の顔を伺って、自分で良し悪しを決める力が欠けてたのかなと思った。自己犠牲故に誰かに押し付けることのないようにしたいと思う。

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2022年08月27日

Posted by ブクログ

思春期の娘へ、どのように接し育てたらいいのか、「自己肯定感」を育むポイントを押さえながら書かれている。
著者は鴎友学園女子中学高等学校の名誉校長。
うちはまだまだこれからですが、予習のような感じで読めてとても参考になりました。
「タテ型」と「ヨコ型」の人間関係の違いがよく分かった。思春期の女の子には絶対に上から目線でものを言ってはいけない。タテの関係ではなく、ヨコの関係を築いていく。親は、タテの関係からヨコの関係に"降りていく"練習をしなければならない。

学校でも、ヨコ型の人間関係を保つための、3日に一度の席替え

泣くことをマイナスとして捉えて子育てすると、思春期にあらゆる言葉が自分への否定として聞こえるようになってしまう。

「女の子は理系が苦手」という意識を捨てる

親は小児科医のように子供の話に耳を傾ける、小さな変化から痛みを感じ取る

学校に行きたくないというのは、「このまま行っていたら自分はダメになる」という子供からのメッセージ

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2019年01月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

名門女子校で44年間生徒と向き合ってきた校長先生が
親が知っておくべき女の子の接し方とともに
女子特有の「自己肯定感」を育む方法をお伝えします!(紹介文より)
ーーーーー
内容は、いたって普通。
何冊か子育て本や自己啓発本を読んだことがある人なら
「それはそうだよね」と知っていることを、女の子ジャンルにあてはめた感じ。
もう一歩踏み込んだ根拠や具体的な方法を期待したので、少々期待外れ。
入門の入門に読むなら良い気がする。

■女の子の特性
・完璧主義傾向が強い=他人に対しても厳しくなる
・失敗することを必要以上に怖がる=中高は失敗するための場所。ステージが変わったときに「失敗してもいいので思いっきりチャレンジしよう」と声掛け。
・誰と一緒に頑張ったかが成長を促す
・人前で叱っても、不用意にほめてもいけない

■自己肯定感が高まる接し方
・まず子どもの気持ちに共感
・いてくれるだけでいい、という愛情を示す=アイメッセージ(私は~だよ)
・対等な大人として扱う
・ちょっとした変化を見逃さない

■自己肯定感を下げない接し方
・自己決定の練習をさせる
・服装や趣味が派手になっても受け入れる
・辛い気持ちに寄り添って自己解決をサポートする
・過度の期待や過干渉はしない
・兄弟間や友達間で比較しない
・学校の先生には、要望ではなくアドバイスを求める

■自己肯定感を獲得する接し方
・娘の失敗を先回りして排除しない。

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2025年06月02日

Posted by ブクログ

女の子と親の関係性を説いた内容であるためか、母親向けの記述が多いのですが、もっと父親向けの記述もあってよいのではないかと感じます。
肝心の自己肯定感を高めるのためのポイントとしては、結局は娘を一人の人間としてみれるかどうか、自分の付属物、あるいは自分の果たせなかった願望を果たしてもらうための道具として見てしまうとか、自分の都合のいいように操作しようとか、さまざまな煩悩を持ち込まないことに尽きます。
自己肯定感を下げてしまう罠はちょっとした言い回しにも潜んでいるようです。発言する親のほうが恐れや妬みを隠してねじ曲がった発言をしてしまうとそれこそが子供にとってよくない影響を与えてしまいます。親こそ一人の人間として自律していないといけないのだという想いを強くいたしました。

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2020年01月24日

Posted by ブクログ

これから思春期なるものに入ってくるであろう
子どものために・・

①人前で不用意にほめてはいけない。
横並びが大切。
個人はほめない。全体をほめる。
学校以外の場で秀でているものをもたせる。
学校だけが全てではないってことを
子ども自身が分かっていることは
ものすごく大切。
学校だけが生活のすべてだと、
そこでくじけたらもう行くところがないって
思っちゃうもんね。
世界は広いよ。

②脳の発達 10歳~
女 言語→理数
男 理数→言語
じゃあ、女の子は、言葉を鍛えることで、
次のステージ(理数)の抽象化概念も身についていけるのかしら。
男の子は、理数系、数字に強くなると
言語も発達するのかしらん。
ここらへんはもうちょっと具体的に知りたかったところ。
確かに、男も女も育てていて
個体差だけではなく、性差もあるのかなと
思わさせる時がある。
他の本も読んで
情報を補完してみよう。

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2019年08月02日

Posted by ブクログ

まず親(母)の自己肯定感、その裏にある夫婦関係。鷗友の先生の著ですが、母向けの本なので、内容は学校教育のことではなく母のあり方です。「娘は自分の分身ではない」「自分の肯定感を娘で満たそうとしない」といった目次を読んだだけでアレこれ毒親系の本だっけな!?みたいな(わかってて読んでます)。あとがきで「父の役割が大きい」と言及しつつも本編ではやっぱりひたすら不在。
(与えられた価値観と依存関係からの分離が、わたしは反抗期がなかった分、成人してから起きてつらかったのかなぁ)
でも、中高一貫女子校の生徒の入学時〜卒業時の社会性と独自性の変化のデータなど、学校現場の知見が(身に覚えがあって)面白かったです。
これまたあとがきで、女子校がまだまだ必要な社会であることについても。

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2019年03月02日

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