あらすじ
※電子版は書き下ろしショートストーリー「花言葉」の特別付録つきです。
※紙本の40ページ程までお楽しみいただける無料の〈試し読み増量版〉も限定配信中です。
「見つけた。君が僕の番なんだね」
容姿端麗で紳士的––まるで王子様のような竜人の騎士・レイに宣言された髪結師のメイナ。
仕事一筋でずっと恋人もいなかった私が、この人の運命の相手？
戸惑いながらも彼の真摯さと熱心なアプローチに心を動かされかけたある日、
レイから再び衝撃の告白が！「人違いだった。君は僕の番じゃない。今までのことは忘れてほしい」
…自分の番を間違えるってどういうことなの!?
憤慨しつつも虚しさを抱くメイナだが、とある事情からレイの暮らす隣国へ赴くことになり…。
気まずさ全開の再会から始まる（？）お仕事女子と竜人の異種族恋愛譚。
【登場人物紹介】
◆メイナ
ミュラン王女パトリシア専属の髪結師。
恋人を作る暇もないほど自分の仕事に情熱を注ぎ
「髪の変態」呼ばわりされるほど。
バクスワルド王に嫁ぐパトリシアの付添として、
自分をふった張本人・レイの住む隣国に向かうが…。
◆レイ
竜の国・バクスワルドの王に仕える騎士。
竜人という種族で、金色のドラゴンに変身できる。
パトリシア王女に付き従い、自国にやって来た
メイナを遠ざけるそぶりを見せるものの、
なぜか彼女の動向を何かと気にかけている。
感情タグBEST3
面白かったです
番を見つけたらすぐ束縛という一般的な話と違って、番を間違えたと言ってヒーローが自国へと帰ってしまうところからお話が展開していきます。WEB版にはないヒーロー視点のお話もあり、面白かったです。
異種婚姻
最初、竜人と人間だけのよくある物語かと思いながら読んでいましたが・・・なかなか面白い物語でした。
後々物語として広げられるな～と。
番としてカン違いはないでしょ～と思って読んでましたけど、その根拠たるものが「恋愛小説」というところ。２時間ドラマが本物だよに近い感覚だなと。でも番に対する愛は深くあるんだなと。一度突き放しているから表向き大事にできないジレンマは面白いと思います。
髪結い方、女性の髪の悩みの解決方が書かれているところがあるのですが、思わずうんうんとうなづいてしまいました。今も昔も長くても短くても悩みますよ。環境変われば変わったで悩みは同じですもの。私の髪にも魔法かけてほしい。
面白かったのですが、最後が個人的には足りなくて、お互いのかけがえのない番としての少し先の未来のメイナとレイを読みたいなと思いました。
手に職がある女性は強いですね。こういうヒロインは大好きです。
竜族のイケメンヒーローに「あなたは自分の番だ」と言われて優しくされるも、急に間違いだったと突き放されて。その理由は結局ヒーローの弱気な思い込みが原因。ヒロインのことが大事だというのはわかるけどね。でも番愛しさゆえにヒロインを突き放しきれないヒーローの行動は空回り気味。最後はハッピーエンドでちゃんとヒロインは番らしく溺愛されるので、すっきりです。
間違いじゃありませんでした？
なろうで二読し、書籍版も読みたくなって購入しました。
強靭な体を持つ竜人のつがいが、身体の弱い花人。
竜人さんの国の気候では、花人の彼女には冬を越せないと思い、あなたはつがいではなかったと言って、帰国する竜人さん。
でも、花人さんが竜人さんの国に行くことになり、そこからいろいろと…。
あくまで花人さんに冷たく接しようとする竜人さんですが、なんだかんだでやさしくしてしまうところがなんともよかったです。
あらためて両想いになってからは、甘々です。竜人さん甲斐甲斐しいです。
微笑ましい？
ストーリーとしてはあまり起伏はありませんが、竜人特有の愛情深さ故のすれ違いが焦れったくてくすぐったいお話でした。
重すぎる愛もイケメン竜人騎士さん相手なら羨ましい限りです。
