【感想・ネタバレ】リーリエ国騎士団とシンデレラの弓音 ―希望を結ぶ岬―のレビュー

瑚池ことり / 六七質

シレジア国の新たな王を選ぶための代理競技は、無事に幼王マルセル側の勝利で終わり、平和が訪れるはずだった。だが、王冠は何者かに奪われ、立会人を務めた“ラントフリート王子”の行方もわからない。このままでは新たな争いが起き、傷つく人間が生まれてしまう。ニナは血の付いたリヒトの衣服が発見されたことで取り乱してしまったが、騎士として、恋人として何ができるかを考え始める。一体、この国でなにが起きているのか？ 代理競技や街で出会った赤金色の髪の青年は一体誰なのか？ 女宰相パウラが不気味な動きを見せる中、ニナのひとりぼっちの戦いが始まる。リヒトの過去と現在が交錯する異国の地で辿りつく真実とは？ 大人気シリーズ、ついにフィナーレ！

[ブクログ · ★★★★☆]

とりあえず本編完結ということで。ニナが成長するのと反比例に、リヒトはこの手の作品にしてはちょっと大丈夫かな～と思うようなヒーローでしが、子供の頃からこういう人生だったんですね。
お友達は残念だったけど、これから彼がどういう成長を遂げてニナとどうなって行くか、もう少し見ていたかったなと思います。メルの先生が誰なのかもまだ解決してないし。ベアトリス王女達と女性達だけで協議会参加した話が、一番好きでした。機会があれば続編見たいです。