【感想・ネタバレ】覚醒剤と妄想 ASKAの見た悪夢のレビュー

あらすじ

ドラッグジャーナリストが明かす覚醒剤と妄想の実態

わたしは東京近郊の依存症治療専門の精神病棟で、あのASKAさんと一緒に入院生活を送っていた――本書はASKAさんへの応援歌である

逮捕直前に収録したとされる電話インタビューは、翌日の29日に放送されて物議をかもした。電話取材において、ASKAさんが語ったのは、「ギフハブ」という組織についてだった――
ASKAさんの発言や行動、また、それらを巡って巻き起こった騒動の、表面ではなく本質を読み解くこと…それがこの本におけるわたくしの使命だ。

他人ノ妄想ヲ嗤ウナ


目次

はじめに
プロローグ

第一章 精神科・閉鎖病棟 カッコーの巣の上へ
遅れてきたビート世代/幻覚のような人/ASKAさんの覚醒剤騒動/依存症の正体/世界の真実は常識の外にこそある/ASKAさんの決意表明/丸くない地球儀

第二章 私的見解・覚醒剤ト妄想 日本のドラッグシーンの夜明け
冷たい高揚/妄想のあけぼの/私的体験・妄想カタストロフ/ASKAさんの九龍城砦

第三章 ヒトハ根拠ナク確信スル 脳と精神
ヤスパースの妄想学/妄想進化論/根拠なき確信/信仰という名の狂気/妄想の赤い糸

第四章 他人ノ妄想ヲ嗤ウナ 中二病者たちの黄昏
嗤いの時代/唯妄想的史観/多様性の向こう側へ/妄想を創造せよ

あとがき

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Posted by ブクログ

ネタバレ

 久しぶりの石丸元章さんの新刊で傑作『スピード』などの直系となるテーマでとても面白かった。90年代のサブカルで鬼畜系などキワモノが流行ったのが以前から不思議だったのだが、その理由がとても腑に落ちる考察だった。

 ラリってる描写が文学的でポエジーですごくいい。

 ただ、ASKAさんのブログの文章を読んでおらず、読むのも面倒だな〜と感じていたのでそれについて語っていたことはなんとなくしか分からなかった。

 石丸さんが翻訳された『ヘルズエンジェルズ』はあまりの分厚さに買ったはいいけど読んでいなかったので、早く読まなくてはと思った。

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2017年04月22日

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