あらすじ
「共創」「越境力」が問われる時代になった。1つの会社や組織でしばられず、様々な分野の人々とつながり、新しい価値を生み出すことが求められている。
では、どうつながればいいのか? 人間関係の第一歩は「自己紹介」である。
かつての「肩書」「会社名」を武器に自分をみせるのはもう古い! これからは「未来」「役割」を語れる人こそ、どんな人からも信頼を勝ち取ることができる。
つまり、自己紹介をアップデートしなければならないのだ。
本書は、6万人を熱狂させた働き方の祭典「Tokyo Work Design Week」を主宰する著者が編み出した、新しい「自己紹介」のメソッドを紹介。
誰でも簡単に自己紹介をアップデートできる「最強の型」を伝授する!!
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Posted by ブクログ
自己紹介についての捉え方をガラリと変えてくれた。自分を分析し直して相手に期待してもらえる自己紹介をしたい。自分が価値がある人間であるという事、そのコンテンツも必要。自己紹介だけうまくても相手が高い期待と興味を持ってくれても、それに応えられる自分の価値を持っていないとだめ。自分が人生から期待されていることが何かを明確にしそれに向かって越境し摩擦やノイズをも味方にしながら生きていきたい。
Posted by ブクログ
自己紹介2.0
自己紹介は、自分を紹介しちゃいけない
自己紹介は、未来を紹介するものだ
「役割志向」では、一人一人が「自分は何のためにこのチークに参加しているのか」という目的意識に常に向き合って仕事に参加する。プロジェクト型組織の場合、「自分は誰がこのチームにどんな貢献ができるのか」という点が、プロジェクトとの接点になる。
■自己紹介における最大のミッション
・自己紹介における最大のミッション。では良好な信頼関係を築き上げることだ。初めて会う人と挨拶を交わし、短い時間の中でお互いに信頼を勝ち得ることで、次のステップへ向かうことができる。
・重要なのは相手あってのコミュニケーションだということ。自身のみで完結をさせるのではなく、相手と一緒に作り上げるイメージを持つことが大切。そして、相手の気持ちや行動を変えること。その中では最も難しく、最も大事な事が、相手からの信頼を得ること。
●「信用」や「信頼」の定義
佐渡島庸平さんによる解釈
・信用=過去の実績や成果物を、価値があると評価すること
・信頼=過去の実績を信用して、不確実性のある未来のことも信じ、評価する状態
石川善樹さんによる解釈
・信用=相手に対する「理性的」な判断
・信頼=相手との「感情的」な結びつき
いずれの解釈を見ても、両者に共通するのは、「信用」は物理的な評価や判断ができるのに対して、「信頼」は右脳的で感覚的な曖昧さを含んだ関わり合いであることがわかる。
■記憶されるより、期待されよ
大切なのは「期待のマネジメント」だ。
・「期待」とは、良い結果や状態を前向きに持つ感情のことだ。初めて会った人の中から期待を満たし、相手と自分との間にポジティブな感情に引き出すこと。そうした期待を生み出してコントロールしていくことこそが、自己紹介の成否を決めると言っても過言ではない。
・自己紹介は「期待」である。
・期待こそがすべてのコミュニケーションの源泉なら、コミュニケーションの始まりである自己紹介においても、「期待を生み出せるかどうか」が明暗を分ける。
・自己紹介の上手い人は、自分と相手の「未来」を見据えて、自分に「期待」してもらうことに注力している。過去と未来、記憶と期待。これらの使い分けができたとき、自己紹介は自分のものになっていくだろう。
■最強の自己紹介は「未来」を語ること
・「未来」→「過去」→「現在」の順番で自己紹介を行う。
・「未来」において「提供できる価値」が何なのかを簡潔に提示することが重要。提供できる価値を提示できる人は、どんどん自分なりの意味づけをしていくべきだ。
・「名詞」ではなく「動詞」で語る。
・人は「何を(What)」ではなく、「なぜ(Why)」に心を動かされることを見抜き、「Why→How→What」 の順で想いを伝えていく。
Posted by ブクログ
・自分を語るのではなく、未来を語る
・記憶されるより期待されよ
・現在→過去→未来 ×
未来→過去→現在 ○
・どんな未来を作りたいのか→その根拠はなにか→そのためには何をするべきか
Posted by ブクログ
■主要メッセージ
自己紹介の目的は信頼を得ることであり、動詞を用いて、未来→過去→現在、の順で語るのが望ましい
■読む前の自分
自己紹介は就職活動の時は色々と考えていたが、社会人になってからあまり深く考えたことはない
■読んだ上での気づき
・自己紹介で信頼を築くために重要なのは、「期待のマネジメント」
・1.未来:自分が「提供できる価値」、2.過去:提供できる価値の裏づけ、3.現在:普段どんな貢献を自分がしているか、の型が自己紹介には適している
・未来を語る自己紹介では、「何ができるか」という動詞が主役
・「どんな未来をつくりたいのか」「それはなぜなのか」「めざす未来に向かうためには何をすればいいのか」