あらすじ
ほどよいレベルと安定感の会社に勤めて早数年。上を目指して提出した業務改善案への返答は、事実上のクビ宣告!? そんな理不尽な扱いを受けた北条霧子は、憤慨しながらも苦情処理室に異動する。けれどそこは室長の久御山ひとりで構成された、掃除くらいしかやることがない窓際部署だった。そのうえ、ようやくできた業務は、出社してこない新入社員に連絡をしろというもので……? 社内のお悩みや不満解消のために奔走します! コミュ障アラサーOLの奮闘記!!
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Posted by ブクログ
自分が不器用だとあまり実感していない霧子と、霧子の異動先の苦情処理室の室長久御山の話。しっかり仕事をしようとする霧子だけど、「無駄」と思うことはしたくないし、しなくていいと思っている。そんな、自分を曲げなかった霧子の行動が少しずつ変わっていくのが楽しい。久御山は飄々としているけど、どこまで計算して行動しているのか聞きたくなってしまう。違うタイプの2人が問題を解決していくのは、見ていて楽しかった。
Posted by ブクログ
『苦情処理室のお仕事』ということなので、いわゆるクレーム処理の話かと思っていましたが、そうではなかった、という点でちょっと肩透かしを喰らった感じでした。
ただ、読み進めていくうちに『なるほど、そういう苦情処理もあるわけね』と納得がいきました。
最終的に苦情処理室の正体なるものが明らかにされる訳ですが、途中でおよその見当がついてしまっていたので今ひとつ面白味に欠けるところがありました。
ただ、実際にこういった部署があったらずいぶんと助かるだろうなとは思いました。
Posted by ブクログ
仕事さえしていれば、人との関わりは必要ないと考える霧子が苦情処理室の久御山室長のもとで成長していく話。
他人のふりを見て我がふりを直していく霧子の成長を見るのが楽しい。自分も「会社の人と仲良くするために働いているのではない」と思っているので身につまされる思いだった。
もし続編が出たら読んでみたい本でした。
Posted by ブクログ
人とかかわらないように仕事をしてきた主人公は
改善案を出したことにより、苦情処理係へと移動に。
主人公の仕事への姿勢、共感するものがあります。
とはいえ、仕事をしていれば、人なりを知らないと
駄目な部分もあるわけで。
無駄に飲み会に出ろ、というわけではないですが。
1話目の依頼者は、なかなかに凄かったです。
こちらだけを聞いていたら頷く所多々、でしたが
仕事風景を見れば、後輩の言い分が正しいかと。
2話目は、主人公がひたすらに共感するところです。
無駄な飲み会ですが、得られるものもあります。
どこに重きを置くか、という話でもあります。
3話目4話目になると、何だか話の流れが
おかしくなってきます。
あれほど社内で…な噂があったにも関わらず
上の人達の態度。
ここでおかしい、と思わなければ、こちらが
おかしい状態ですが。
最終的に、納得、な最後がきましたが
これは…どこに掛け合って了承が
得られるものなのでしょうか??