あらすじ
博物館の学芸員・押海が文化財の修理依頼で訪れたのは国宝修理装こう師・五條の工房だった。マイペースで掴みどころのない五條に困惑する押海だったが…。悠久の地・奈良を舞台に、奇跡を紡ぐ男の物語が開幕!
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Posted by ブクログ
経年変化は自然の摂理。時間に逆らい修理するのは次世代へ繋ぐため。時代をつなぐ点になりたい。文化財を修理する技術と言うのは本当に根気のいるまたあらゆる知識が必要な仕事だと思います。職人さんが十分な環境で、仕事ができるそんな環境ができたらいいのになと思いました。次の世代に残す。奈良と言うところはやはり魅力ある事ですね。東北の震災時の紙資料レスキュー。
Posted by ブクログ
文化財の修復を手掛ける「装潢師」。
その仕事を描く漫画ということで、楽しく読んだ。
「装潢師」という言葉を、初めて見る。
表装をすることのようだ。
奈良に住む五條という装溝師。
素晴らしい技術の持ち主だが、名誉欲がなく、自分のこれと思う仕事しかしない。
この人に、奈良の国立博物館職員、押海が訪ねてくる。
五條に心酔した押海。
そこに保存科学研究所の研究員、伊駒も絡んできて…という話。
五條には不在の父(同業者)との軋轢もあるらしい。
きれいな絵で、好感が持てる。
五條はもっと癖がある人かと思っていたが、それほどでもなく、嫌味がない。
今後が楽しみ。
BRIDGEコミックというレーベルも、今回初めて知った。
ウェブ媒体なのね~。
なんとなく字が小さい気がするのはそのせいかしら?
Posted by ブクログ
たまに入るツッコミが新八くんな押海くんかわいい。喜ぶと顔周りに花飛ぶし。かわいい。
読み応えがあり、一巻だけで読み終わるのに時間がかかった。水損した際のレスキューや、小学校から依頼された掛軸の書状シーンでは、緊張感があった。
漫画で詳しく描かれているのは、あまり見かけないので読めて良かった!
どんどん押海くんに心を開いていく五條さんが軽率に頬染めシーンとかなくて良かった…まあ、そういう漫画ではないからな…
五條さんたまに口がハムになるのかわいいね。
丁寧に描かれる作家さんだなあ。初めて読んだ作家さんだけど、イラストのタッチが見覚えのあるような…ないような…別名義でBL描いたりしてたりしない??
Posted by ブクログ
職人さんを扱った話は大好き( ^∀^)
タイトル通り「文化財修理師」のお仕事が
ちょっとのぞける漫画でした。
国立博物館の学芸員・押海くんが
修復師の五條さんに掛軸の修復を依頼して
その仕事を知るところから動き出す物語。
「残そうとする人がいるから残るんだ」
という五條さんの言葉に
仕事に対する矜持を感じます。
他に、水害から救出した手紙の修復も。
それもまた「残す」ための大切な技術なのね。
3人目のキャラ、保存科学研究員の伊駒さん。
一緒に平城宮跡の観光をして
つい「現地説明会」を始めてしまう
「研究員あるある」がかわいい♪