【感想・ネタバレ】「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方のレビュー

あらすじ

著者は、PwC、マーサー、アクセンチュアといった世界的な外資系コンサルティング会社で
5万人以上のクビ切りを手伝い、その一方で、6500人を超えるリーダー、幹部社員を選抜してきた「人の目利き」

「いつでも転職できる」という武器を持っていれば、仕事は今よりずっと楽しく、ラクになる!

転職のテクニックだけでは先はありません。
「会社」「時代」「人」に左右されず、大企業、ベンチャー、副業、自由自在に、
自分らしく稼ぎ、活躍できるようになる1冊。

目次
1章「日本の転職」の前提が全て変わってしまった
・問1 売りになる強みや実績がみつかりません
・問2 残るべきかが、わかりません
・問3 「やりたいこと」や「好きなこと」で稼げますか?
・問4 「自分の市場価値」はどうすればわかりますか?
・問5 その会社で本当に活躍できるか自信がありません

2章 自分軸にあった市場を見極める
・自分軸の「市場」はフェーズ×場所で決まる
・市場の見極め方を知る
・場所別、市場価値のあげ方はこれだ

3章 自分軸で売れるキャラを確立する
・「自分のキャラ」の組み立て方を知る
・キャラの「素」を組み合わせよう

4章 自分軸で市場価値をつくれるようになる
・「大人の自己紹介」があなたの市場価値をあげる
・オリジナルな提供価値は資質に沿って設定する
・実績が十分でない時は、「やれそうだ!」という安心感を醸し出す

5章 自分軸で強くなる――転職しない時にやり続けること
・スキルは3階建てで組み替え
・ポータブルスキルの身に付けかたを知る

6章 永久保存版 自分軸で活躍する判断基準を身に付ける
・転職先を見切る基準を知る
・タイミングを見切る

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

経験豊富な先輩が分かりやすく解説してアドバイスしてくれている感じで、納得感がありました。
勇気も与えてもらえました。

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2025年11月11日

Posted by ブクログ

「ありがとう」を集めて「持ち味」を武器にする。キャリアはアップではなく、「スライド」する。やりたいことより、「向いている」ことに絞る。一貫性のある過去、現在、未来で伝えると未経験でも安心感が生まれる。新入社員時代に身につけるポータブルスキル「想定外の変化に慣れること」。1人前の担当者時代に身につけるべきポータブルスキル「自分の優先順位や判断基準ではなく、相手に合わせて伝え、指導するようにすること」。「アルムナイ」の有無で企業と退職者の関係がわかる。辞めた社員がどれだけ活躍しているかで成長チャンスがわかる。

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2020年08月30日

Posted by ブクログ

他の転職本と同様に自分の軸を作り強味を生かしてセルフブランディングをして転職して自分の価値を高めろとのこと。どう自分を見つめなおし、転職の時期を逃さないのが大切。強味の価値は相対比較で決まる、自ら若い人から素直に真摯に学べ。第6章の永久保存版は役に立ちそうだ。今一度見直したい。

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2020年03月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

良本ですね。転職を検討する際には再読必須!

・事業のライフサイクルで自分に向いているフェーズを見つける。導入期、成長期、安定期、衰退・再展開期。自分に合わないフェーズの会社に転職した場合、ストレスや周りから浮いた状態に。
→自分は成長期or安定期タイプのどちらかなぁ。
 会社はまさしく導入期中ですがw

・「①誰もが嫌がる」けど、実は「②向いていて得意」、という業務分野で「③未来永劫無くならない」ものが見つかれば最強

・同一業界内の別の職種を狙う。例えばITエンジニア→IT人事

・ライフラインチャートを作成。上がった時期や下がった時期に注目して自分の癖ややりたいことが見えてくる

・自己紹介は相手への提供価値を先に示すことで相手への興味を引く。過去/現在/未来を記載し、未来として何をやりたいか伝える。過去/現在は具体的な実績を中心に。

・提供価値は相手が喜んでくれること、困ってることを30個まず書き出す

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2019年11月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

学生である私には遠い話かなと疑心暗鬼で手に取ったがそんなことはなかった。私に必要な内容は前半部分に集約されていたように思う。

まずは、強みではなく、持ち味を見極め勝負すること。強みや長所では上には上がおり、不安を募るばかり。
その点ありがとうから自分の資質を抽出し、キャラをはっきりさせると、より自信が持てる。

そして、その山である程度成功し、出世したならば、その経験を持って上を目指すのではなく、横にシフトする。
ここにおどろかされた。

そして動いた山では以前の知識とは相容れない格差の大きな仕事に触れ、自分だけのキャリアを築く。

実に理にかなっていて、ぜひ実践できたらと思う。

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2019年05月09日

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ネタバレ

大人の自己紹介があなたの市場価値を上げる。

過去:価値を提供できる根拠となる役割や実績(実績、根拠)
現在:今どんな仕事をしているか(現在の役割)
未来:過去、現在を踏まえて、相手にどんな価値を提供できるか(提供価値)

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2025年06月22日

Posted by ブクログ

最終章が特に面白かった
・承認して、転職を封じる
・OBOG会の有無で企業の優良さを判断できる
・売りが「仲間」しかなければ要注意。文句を言わず働いてもらうために、仲良くなる。
・できるところまで頑張ろうと思うと、転職の賞味期限が切れるケースがある。
・昇進や特別な任務は辞めるのを防ぐために使われることがある
・成長企業はビジネスモデルの裏側を押さえないと使い捨てされる可能性がある。

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2023年08月18日

Posted by ブクログ

転職する際に必要な自身の価値をいかに高めるかが独特な目線で書かれている。自分の資質を認識し、向いている仕事を見つける。仕事の選び方と自己分析の重要性がよく分かった。

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2021年07月18日

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【“自分らしさ”で、選んだ道を正解に】

結局大切なのは、自分軸。
いかに自分を理解し、今に活かせているか。

・隠れた資質、弱みから分かる資質
→掛け合わせて、ギャップをつくる

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2021年04月30日

Posted by ブクログ

「いつでも転職できる」を武器にする 市場価値に左右されない「自分軸」の作り方
著:松本 利明

転職力とは、一発当てると言っても「成りあがる」こととは限らない。自分の持ち味=自分軸を知り、活かすことで、いつでも転職できるが武器になる。転職力は、自身を守ることに繋がる。流動的な世の中で生きていく「安心保険」とも言える。転職力は「自分で人事異動」できる力と言える。「転職できる」を武器として持つことで、はじめて自由になれる。

本書の構成は以下の6章から成っている。
①日本の転職の前提が全て変わってしまった
②自分軸にあった市場を見極める
③自分軸で売れるキャラを確立する
④自分軸で市場価値をつくれるようになる
⑤自分軸で強くなる転職しない時にやり続けること
⑥自分軸で活躍する判断基準を身に付ける

転職するつもりで本書を手に取ったわけではない。
転職できるにも色々あるものの、するしないにも関わらず、外の世界においても活躍できるスキルや能力を持ちながら、その組織で大きな成果を持ち活躍するという道もある。

外も知らずに、転職できると豪語するのではなく、それがどうであるのか、そして自分がお役御免となった際にもしっかりと生き残れるため知っておくべき情報でもある。

しがみついているようでは、余裕がでない。余裕がない中での仕事にプラスはない。お互いに自分も成長できて組織にも貢献するためには、広い視野で客観的に付加価値が何なのかを意識しながら短期・中期・長期でインプットとアウトプットを重ねる中で自分自身を高めていく必要がある。

謙虚にしなやかに、しかし、中には秘めたる熱い想いを持ちながら、信念をしっかりと掲げながら自分の人生を歩んでいきたい。

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2021年04月16日

Posted by ブクログ

自分の持ち味が何かを考える際に下記に注目しようと思った
•「〇〇でありがとう」と言われる
•他の人ではなく、自分に依頼する理由
依頼対応後に相手にどう思われたいかを考え、それを実現するために考えて行動すべきだと感じた。
今自分が必要なポータブルスキルは対人育成力だと感じた。事務の子が働きやすいような環境作りや進んで協力してもらうために何をしなきゃいけないのかインプットしていく必要があると感じた。

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2020年11月01日

購入済み

転職の本というよりは

自分の発見の仕方の本ですね。
考えさせられました。

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2020年06月29日

Posted by ブクログ

定期的に読み返そうと思う本。
具体的に出るか否かに関わらず、準備はしておいて損にはならない。社外でもやっていける準備ができたのならば、社内でももっと活躍できる。
忙殺されてる中だからこそ、視野を狭めずに俯瞰的に考動するべき。

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2020年06月21日

Posted by ブクログ

自らの資質を見つけ、それを広げる、価値を作り出すことが大事。
自分の軸はあくまでやりたいことではなく、向いていることにおく、キャラの確立も大事。思わぬところから話が来る時も、嫌な仕事が向いていると思われる可能性があり損。

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2020年02月09日

Posted by ブクログ

今すぐ転職をするわけではないけれども、これだけ変化の激しい世の中で、今の会社で定年まで勤め上げることも現実的でもないのかなと思った中で出会った本。今後の身の処し方を考える上で参考になりました。

・自分が考えている「強み」や「実績」も、他人から見れば誤差の範囲。「自分の持ち味」で考える。
・キャリアはアップではなくスライドで考える
・過去(価値を提供できる根拠、実績)、現在(今何をしているか)、未来(過去と現在を踏まえて相手にどんな価値を提供できるか)で自分の提供価値を相手に示す

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2020年01月04日

Posted by ブクログ

〇では、何を武器にすればいいか。
それは、持ち味です。

〇「どんな人」から「どんな『ありがとう』の声」を貰っているのかを集めると分かります。

☆強み、は上には上がいる。ありがとう、と言われる理由を集めて、自分の価値を探る。
ありがとう、って何で言われたかなあ。思い出せない。
言われてない?意識してなかっただけだとと思いたい。

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2019年12月09日

Posted by ブクログ

頭の中を整理するのにちょうど良い。
キャリアの掛け算はよく聞く話だが抽象論が多く、ライバルが多い中でどうやって独自色を出すかは難しい中で、この書籍は割と具体的に説明してくれている。
大人の自己紹介は、久しぶりにポストイットでも使って頭を整理しながら作りたいと思った。
良書。

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2019年09月14日

Posted by ブクログ

強みを元にしてプランを組むと危険。
自分以上の強みを持つ人が現れた時に、戦略が破綻する。
自分の資質・持ち味を活かすのが良い。
専門性は、自分の資質の上に乗っかって来るもの。
専門性は、陳腐化する可能性がある。スライドさせて行く事が大事。
やりたい事は、今まで知識としてある中から出てくる。

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2019年05月15日

Posted by ブクログ

資質が大事とかは分かったけど、どこか具体性に欠けると感じた。
全体としての内容は良かった。転職を考えてる時に読むとまた評価が変わるかも

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2025年04月30日

Posted by ブクログ

【自分の持ち味から選ぶ仕事】
持ち味とは、動機、性格、価値観から出てくる、資質。
これを知らないとどうしようもない。
これを知ったら、あとは活かす。 仕事が楽しくなりそう。

自己分析・自己理解が大事、という点はいろいろな本でもよく書かれていて、それができたら本当にいいといつも思う。

資質にあったことなら速く楽にできる、うん、まちがいない。

向いていることなら、好きじゃ無くてもやりがいが湧く、だから、好きなことより向いていることを仕事に。

うん、向いてることは、そう変わるものではないからな。嗜好はいろいろいなきっかけで変わるし。そこまで信頼しないほうがいいと思ったり。

それ以外にも、転職時の採用プロセスでどのように伝えるかー相手の視点で、というアドバイスもあった。過去₋実績の具体例、現在ーしていること、未来₋提供価値、を伝える。分かっているようで出来ていない。

例文では素晴らしい実績があることを前提に書かれていたけれど、実績がなくても一貫性を、という点は少し救い。採用側によると思うけれど。どんな活躍をイメージさせられるか。
・・・

この本を読んで、キャリアの問題が解決することはない。

けれど、
どういう風に考えて、どういう風に自己理解を深めるか、そのツールをもう一つくれる。

さて、先ほど受けた面談では、相手側はどんなイメージを抱いたのかな、自分の資質を全く伝えていなかったと、今気づく。

あと、持ち味って、本当に人と一緒にちゃんと仕事しないと分からない。まずは目の前の仕事、しないとなー。

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2024年04月16日

Posted by ブクログ

キャリア相談とか受けた時に
思い出したい。
特にポータブルスキルを意識した方がいい点

・・・以下メモ・・・★は自分が思ったこと

「誰もが、このままこの会社にいていいか、モヤモヤと悩んでいる」
→働くことに対し選択肢が多すぎるから

■転職するパターン2つ
①職場環境から追い込まれるパターン
②誘われるパターン

強みはあまり差が出ない
→仕事が同じだから
強みではなく「持ち味」でブランディングする
→どんなありがとうを言われているか

■持ち味
→資質(動機、性質、価値観)
→人生観が変わるくらいのことがないと変わりにくい

■転職先で活躍できるかどうか
「仕事」と「会社の価値観」とあなたの資質がマッチするかをみればいい

・経営理念
→自分の資質にあっているか
→本当にその判断基準通り意思決定できているか(理想論なのでできていないことも多い)

・儲かる仕事でも向いてなければ活躍できない
・逆に向いてる仕事なら儲かる業界に行った方が良い
→同じ経理なら、介護職よりテレビ局など
→ただ、今儲かっていても未来も儲かるかは微妙

■横にスライドする

どの業界でも王道の職種で一人前になった後に、一番困っている職種にキャリアスライドをすればいい

■資質の見つけ方

(A)人より速くラクに飽きずにできることを書き出す
(B)自分の欠点やコンプレックスを書き出し、いい意味で置き換える
(C)心にひっかかること、ざわついたことを書き出す

■ポータブルスキル

ポータブルスキルとは、資質や特定の業種・職種・時代背景にとらわれない能力です。どの組織でも「仕事を前に進めていく」ために必要な共通能力で、まさにポータブル(持ち運び可能)なものです。

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2023年11月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の実力が足りていないのか分かりにくいところが多かった。逆に言えば、スンナリ理解できるくらいになれるようにまだまだ知識と経験が必要と痛感した。

・強みで勝負するともっと強いヤツが出てきたら負ける。持ち味を見つけた方がいい。

・資質に合った仕事の方がラクに早く上達できる。資質を自覚しよう。

企業ごとに4つのフェーズがある。今どのフェーズにあるのか?そもそも自分はどのフェーズが合っているのか?を意識する。

・転職を考えていない時にもできること、やるべきことがある。

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2023年04月15日

Posted by ブクログ

あなたのキャラは20歳までに決まっている

実績が十分でない時は、やれそうだ!という安心感を醸し出す

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2023年03月09日

Posted by ブクログ

・眠れる虎は起き方を知らない。普段やっていないことは、いざとなってもできないものです。今やっている習慣が今の「あなた」なのです。
・人にはそれぞれ持っている武器や得意技があります。しかし他のキャラの武器や技は上手く使えません。・欠点や嫌いなところを好きになり、武器にしよう。
・大事なことは「選んだ解を正解に変えていく、強い力」を持つこと。
・人から嫌われることを恐れるより、欠点はあってもいいから、それ以上に魅力のある自分になったほうがいい(秋元康)

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2022年02月24日

Posted by ブクログ

タイトルに惹かれて読みました。
所感としては、内容には一定理解できましたが、実際個別具体に落とすと自分に当てはめて運用するのが少し難しいと感じました。

ただ、市場価値における考え方や他者への伝え方は学びがありました。

特に、未経験分野への実績が十分でない時は、過去現在未来でキャリアや意志の一貫性を持たせることで、「やれそう感」を相手に抱かせる事がポイント。という点がよかったです。

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2022年01月05日

Posted by ブクログ

自分の特徴に、「いい意味で」をつけると、一見良くないものもポジティブなスキルに捉えられる。
形容詞を使わず数字を使う。
ありがとうを言われるところが自分の武器。これを集める。
向いているかが第一。儲かるか、やりたいことかはその次。

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2020年12月15日

Posted by ブクログ

今まで思ってたことをやっぱりそうだよな〜と改めて言語化してくれる本。
自分の資質を見つけ方は参考になった!
でも他は若干ぼんやり。読み返すかな〜

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2020年08月15日

Posted by ブクログ

実践的な内容が多いです。また、抽象的で少し文章が読みづらく感じました。
最終章の転職先やタイミングを見切る基準はたしかに永久保存版です。特に、『「できるところまで頑張ろう」と思うと賞味期限がきれる』という一文にはドキリとしました。

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2020年05月06日

Posted by ブクログ

ネタバレ

新任の課長クラスの方に見せる職務経歴書を書く参考に購入(=今転職しようと思っているわけではない)。要所をメモしつつ7時間で読破。
全体的にいいこと書いてある(メモする箇所が多かった)。あとは実践してどうか確認する必要ある。
妙に発散して、結局自分の強味が何なのか分からなくなった→発散法は書いているけど、条件が少ない発散法で発散させるだけさせておいて、それより難しい収束法の話がないからかも。Business Model Youのが使えそう。

内容は簡単なので読めるけど、筆者の表現には時々難あり(下記)。
バッシングではなくて少し考えてみてほしいので書いてみる。

(1)ターゲット読者の想定がゆるい(&思い込みが強い):
冒頭やP42読者は"普通の人"という押し付け("普通の人"の具体的な定義をした上で、その定義に当てはまる人が対象ですと、冒頭で書くべき。若干不愉快)。
P60 私はやりたいことを書いてからページをめくった。それで後述、の向いていることを最優先する根拠が揺らいだ)。
メインの想定が経理や営業などでNG強味の例が人間性みたいなのばかり(この辺で、私対象外?と思い始める技術系研究職の私)。
P146資質は掛け算ではなく足し算(AND)で魅力を上げる。→掛け算がANDで足し算がOR。あと最初の方で足し算と宣言したページでなぜ別の演算法でないのか気になったので、その段階で書いてほしかった。ORでなくANDが大事というのが肝なら足し算や掛け算という概念は不要かと。
P181急にヨガの話になって、ジャンプしていると感じた。
P215でミレニアル世代を外から眺めるような書き方をしている(あ、対象外なんだと確信するミレニアル世代の私)。
P197誤字4行目「共通のため"で"」。レジの早打ちは専門性の例としてだいぶイマイチと思う…。技術的な専門性は過去の技術をベースに発展しているので、過去の技術が役立たないことはない。

(2)タイトル(要約)の言葉選びの改善に余地あり。
P87YesNoという言葉での分類は変。Noとか反対という言葉ではなくて、「裏を返せば」あたりが妥当。P135も同様。
P146「真逆な素質の組み合わせ」ではなくて「組み合わせると一見矛盾を感じる2つの長所を一方という言葉でつなぐ」などが妥当かと(逆ではないので)。
P229①は粒度の区別ができていない。前半と中身の合体が①に妥当。後半は③までの上位概念。

(3)ちょっと訴求性が足りない(本から意図的に省いた内容もあるかもだが)
数字や実績の事実ベースで実績を表現するように謳っている割に主張の根拠にそういうデータは少ないし、参考文献が少なくて驚き。ペルソナで相手のことを考えようと書いているのに、ターゲット読者の想定がゆるい。
P46 テクノロジーの変化で仕事がなくなるとあるが、テクノロジーをやっている人は問題ないのでは?
p99資質の例がたくさんすぎてどれを選べばいいか不明。P6(人は3つ以上選択肢があると選びづらくなる話)と逆行。

P111技術職でAIにとってかわられることはないのでは。なお取って代わられるような仕事をしている人がターゲットなら、はじめにそう書くべき。→これはそういう意味ではなさそう。アウトソースされるかもということ。
P134仕事頼まれない場合はどうやってありがとう要因を知るのか?

■まとめ
自分の市場価値を上げるには、向いていることを好きにする(やりたいことから考えない)。向いていて、儲かる仕事をする。事業のライフサイクル「導入」「成長」「安定」「衰退・再展開」のうち、自分にあっているサイクルに飛び込む。経営理念に基づくカルチャーとのマッチも。(まだ書けてないのある)
P6 人は選択肢が4つ以上あると選べなくなる脳科学
P31 強味を生かしたパーソナルブランディングは圧倒的な強さをキープし続け、アップデートし続けることが好きでたまらない人にしか通用しない。普通の人がブランディングする際に強味を基本にするのは危険。何を武器にするか?持ち味
持ち味は多数他者から共通して得られる「~で、ありがとう」の原因~の部分から抽出する。べき論はNG(現時点の実績でないため根拠にならない)。
P36 資質:同機、性格、価値観。図。
P39 苦労して時間をかけてちょっとだけ成長したものには愛着が湧いてしまう。捨てられなくなる。実はその人の資質に合っていることは意識しなくてもスイスイできてしまうので自覚していないことも多い。
P40 一生のうちで使うかわからない技まで習得するのは無駄。今の自分の生かし方を考えるのに集中する。
P44 キャリアはアップでなくてスライドする。ライバルがいないか少ないアウェイにスライド。アップはレッドオーシャンになる。今の市場で一人前になったら勇気を出して次の山に進む。
P48資質はだれもが複数持ち合わせ、キャラが成立している。①相手に対し、他の人とは違う自分独自のありがとうを引き出す②みんなが不得意なありがとうを拾う
P50 自分の資質のひとつひとつを上手く足し、生かしきる。勝とうとするとストレスが溜まって疲れる。
P53 時代や世間がどう変わっても自分で自分の居場所を切り開き、仕事をつかみ、自分らしく生きていくこと
P58 向いていることに絞る。やりたいことは本心から出ているとは限らない。※意味不明。
P63向いていることを探すために資質を知る。多動力を使わない。
P64実際にやって長く続いたことも下手の横好きの可能性がある。あと資質の強さ×スキル向上環境が揃う必要がある。その業界の市場特性を考慮し、ちょっとずらすことはできるが。
P66苦労した自分の時間と労力を無駄だったとは思いたくない。資質に合っていないものは捨てよう。
情報として知りえたやってみたいことの中から資質に沿った向いていることをやってみること。
市場価値を上げる要因:①どこで働けるか(儲かりやすさ、安定性)②どこに動けるか
P76 向いていて儲かることをやる→自分を高値で売れる
P78事業のライフサイクル「導入」「成長」「安定」「衰退・再展開」のどのフェイズに自分があっているかを知る。そこから出ると死ぬ、
P80事業のアイデアを生み出すことと、成長させる人材は異なるbyメルカリ。
P84仕事と会社のカルチャと自分の資質がフィットするか見る。カルチャーとフィットするかは経営理念にYNをつけて落とし込んで判断する。
P87会社の経営理念には、実際には実現できていない理想を書いていることも多い。次でYN判断する:①自分の資質に合っているか?②本当にその判断基準通りに意思決定しているか。経営理念の逆(というか、みんなで決めるに対してトップダウンはないみたいなの)は何かを考えると骨格が見えてくる。全項目でこれをして一貫性があるか矛盾がないか確認。その判断軸であっているか直球質問で確認する。そのうえで自分にとってYesNoを考える。「みんなで決める文化」なのに「イノベーション」があるのはやばい。
P109経営者がどのフェイズ向いているのかをチェックすること。P99の図参考
P135資質を洗い出し、ダークサイドに光を当てる(⇒オリジナルな個性を打ち出せる):
(a)人より楽に飽きずにできることを書きだす
(b)自分の欠点やコンプレックスを書き出し、いい意味で置き換える
(c)心にひっかかること、ざわついたことを書きだす。 しょぼくてもとにかく書き出す。

(a)のできる理由を書きだす。
(b)苦手なことを書きだす。→苦手なことの反対を書きだす(※反対というか、いい意味でと捉えなおす)。
(c)日常でイライラしたことの中身を見つめる(敏感さなど)。叱られたことを見つめる(他人との相違点)。③落ち込んだり嫉妬したりした理由と向き合う(一番大事にしている資質)。

P146資質は掛け算ではなく足し算(AND)で魅力を上げる。
組み合わせると矛盾を感じる2つの長所を一方という言葉でつなぐと書けばよい。
長所はありがとうの声のエッジを立てるように資質を足すこと。

P150ハロー効果。顕著な特徴に引きずられて他の特徴の評価もゆがめられること。これをポジティブに生かす。
P154資質は根拠を実績で示す。実績は数字と名詞が必要。形容詞ではだめ。いつでも言えるように暗記しておく。人は考えながら喋ると形容詞ばかりになる。ライフラインチャートを書いてみる。上下変動の中でエポックメイキングだった出来事を書く。乗り越え方のパタンが見えてくる。資質とリンクしている。各資質がはじめて発揮されたと思えることを書きだす(=するするできたこと)。葛藤があったことも書き出す。

P160選んだ解を正解に変えていく。
P164提供価値を示すとともにその根拠となる実績をセットで示す必要がある。
P166大人の自己紹介:提供価値を先に示す168
・過去:価値を提供できる根拠となる役割や実績
・現在:今どんな仕事をしているか
・未来:過去、現在を踏まえて相手にどんな価値を提供できるか
P169自分の過去現在未来を整理→相手に応じて提供できる価値とその根拠と実績を整理→現在未来過去の順に伝える
P171相手が喜んでくれそうなことを30個書き出す。とにかく数出す→自分の実績から該当しそうなものを書きだす。(実績は3つまで。多いものは他のライバルと被ることが多い。上位5項目は世界日本業界一でなければ一旦無視する。意外性が必要。実績の要因を考察し、ノウハウを抽出。ノウハウを獲得した背景を考察。
P178相手の特になりそう、損を回避できそうなことを数多く出し、オリジナルなものを見つける。
P180実績不十分なときはやれそうだという安心感を醸し出す。過去現在未来に一貫性を持たせることにより。
P184①他の人がアピールしそうなことを切り捨てる②相手の立場でどんな価値を出してほしいかを考える③相手がその価値を頭の中でイメージできるエピソードを切り出す
P188スラッシャーとして人生の局面で自分のカードを組み替える。プライベートまで含め、一芸秀でたものを組み合わせていけばいい。ただし本業レベルのものだけ。太刀打ちできないのは組み合わせたり工夫してもいい。
P194大事なのはポータブルスキル:業種職種時代背景にとらわれない能力。どの組織でも仕事を前に進めていくために必要な共通能力。
P197ポータブルスキルは資質に合うものと合わないものがあるが組織階層によって共通に求められるので合わないのも無視できない。必要なものはその都度取り入れる。
P208想定外の変化への慣れ。
P209どう馴染み、どう学び、どう機能し、どう影響力を発揮するか。
P213クリティカルシンキングや論理的思考は必須になるのに、後天的に時間をかけれなできるは資質が向いていないと苦労する
P214課長まで:今起きている問題を解決、部長:今を未来につなぐ、経営者:未来を描く

P215失敗を利用すること。失敗から学べない人は自分の能力のせいにしがち。能力が高い人は次に生かす。できること、うまくやれることだけをやっていると、失敗を受け止めて学ぶ力が弱まってくる。
P228他人にどう見られた以下という自我が正しい自己認識をゆがめる。
P229普段の接点も利害関係もない他人同士で目標を立て合う
①状況説明したうえでの、自分だったらこうする意見
②説明は絵でする。対話で話す。
P252できるところまでがんばらない。期限を決める!そうすることであと〇年で△ができるようになるために何をすべきかと考え始める。

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2020年04月05日

Posted by ブクログ

ネタバレ

自分の強みややりたいことではなく、「向いていること」をやる

自分が「ありがとうの声」を集めると自分のキャラがわかる

自分の心がざわつくこと、欠点や嫌いなところを好きになり、武器にする

相手が喜んでくれそうなこと、困っていそうなことで、該当しそうな実績を書き出す

その中から根拠となるようノウハウを整理する

キャラや資質を照らし合わせるとともに過去、現在、未来でまとめる

実績は十分でないときは、一貫性のある過去、現在、未来で伝えると未経験でも「やれそう感」が出る

他人の思考回路を手に入れる

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2019年09月07日

Posted by ブクログ

【結局雇われるという不自由】
後半はどううまく雇われるかを問う著書になっています。
雇われることが前提になると少し悲しいですが、転職を武器にする本ですから仕方がないです。
転職、起業に関わらず資質を確認することは重要です。

資質とは
「意識しなくてもできること」

資質を自分自身で見つけることは至難の業です。意識がない状態ですから、認識ができません。

先日、中二の娘が数学の宿題で教えてと聞いてきました。知ってる問題だったので教えることができましたが、それを見ていた妻が教え方上手やなと言ってくれました。
教え方については以前、別の人にも言われたことがあります。本人は全く意識がないので上手なのか下手なのかもわかりませんが、言われるということは資質があるということだと思います。
こういうことが資質だと思いますが、どこか良いのか本人にとっては不明なため、「上手」と言われても「??」と違和感しか残りません。
自分では見つけることができない得手って何かさみしいです。

人が言う言葉をよく意識しておかないと気づくことができません。
何の苦も無く人よりできることは、人それぞれ持っているのでしょうが言われることがほぼないので、気づくことがむずかしいのでしょう。
例え言われたとしても「え、そんなことないよ、普通だよ」と思ってしまいます。自分では意識せずにできることですから、大したことではないと思ってしまうのです。
無意識にできることが他の人よりもうまくできることってすばらしいことですが、本人が意識できないところが悲しいです。


子供はどんどん褒めるようにしようと思います。意識せずにできていることを意識させようと思います。
資質が認識できるようになればそれを活かした道(チャンス)をつかむことができるようになります。

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2019年07月09日

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